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ヤギの呪い

2015年10月22日

ヤギの呪い


 最近は更新回数がやや少なくなっているので「息抜き」の話題を入れないようにしていますが、1回だけご容赦下さい。

 本日(2015年10月21日)は、1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」で、主人公のマーティとドクが愛車・デロリアンに乗って1985年からタイム・スリップしてきた「未来の時間」です。

 ちょっと話題になっているのは、その「未来の時間」でマーティとドクが見聞きしたなかに「シカゴ・カブス ワールドシリーズ優勝!」というニュースがあったからです。

 MLB(Major League Baseball)の名門球団であるシカゴ・カブスは1908年のワールドシリーズに勝ってから、昨年まで何と106年間も優勝から見放されています。それどころか1945年にワールドシルーズに出場(当然に敗退)してから、昨年まで69年間も出場すらできていません。

 その理由として語り継がれているのが「ヤギの呪い」です。

 その1945年のワールドシリーズ第4戦、カブスの大ファンであるビリー・サイアニスがヤギの「マーフィー」を連れてカブスの本拠地・リグレー・フィールドに観戦に来たのですが、そこで入場を断られてしまいました。サイアニスはいつもリグレー・フィールドにヤギの「マーフィー」を連れて観戦しており、「マーフィー」の入場料も支払っていました。

 激怒したサイアニスは「2度とこのリグレー・フィールドでワールドシリーズが行われることはないだろう」と吐き捨てて球場を後にしました。

 カブスはその年のワールドシリーズにそこから3連敗して優勝を逃すと、そこから69年間も出場すらできていません。

 カブスが珍しくリーグ戦で首位を走っていた1972年と1983年には、サイアニスの甥がやはりヤギを連れて観戦に現れ、同じように入場を断られるとカブスは直後に首位を陥落してしまいました。なんだかんだ言ってもカブスの大ファンであるサイアニスの家族が、今度こそ「ヤギの呪い」を解いてあげようと考えたのですが、またしてもカブスに断られてしまいました。

 2003年にカブスはリグレー・フィールドでワールドシリーズ出場まであとアウト5つまで漕ぎ着けたものの、何とカブス・ファンに守備を妨害されて大逆転負けを喫し、結局ワールドシリーズ出場を逃してしまいました。

 まさに今日まで「ヤギの呪い」は続いているのです。

 1989年に製作された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」でも、関係者が「最もありそうもない」として取り入れたエピソードが「カブス 優勝!」だったようです。

 ところで今年(2015年)のカブスは?というと、何と快進撃でワールドシリーズ出場を争うリーグ・チャンピオンシップをNYメッツと戦っており、カブス・ファンでなくても「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」の予言通りに「ヤギの呪い」が解けるのではないか?と結構盛り上がっていました。

 「いました」と過去形になっているのは、カブスは本日(現地時間10月20日)のリーグ・チャンピオンシップ第3戦にメッツに破れて3連敗となり、明日つまり映画に出てくる当日の10月21日(現地時間)に敗れるとそこで終戦となり「ヤギの呪い」が継続してしまうからです。
 
 さらにご丁寧にメッツにはそのヤギと同名のマーフィー内野手が、カブスとの3戦すべてに本塁打を打ち3連勝(カブスは3連敗)の立役者になっています。カブスは「マーフィーの呪い」にまで祟られて(たたられて)いることになります。

 ところでリグレー・フィールドはシカゴ北部の住宅地のど真ん中にあり、1914年竣工の米国で2番目に古い球場です(最古はボストンのフェンウェイ・パーク)。外野フェンスには蔦が生い茂る重厚な球場ですが、何と外野席の後方では住民が屋根に仮設スタンドを作り入場料をとって「観客」を入れています。

 またリグレー・フィールドは住宅地にあるため1990年頃まで照明設備がなく、今でも本拠地開催81試合のうち50試合以上を炎天下の日中に試合を行っています。シカゴの夏場は大変に蒸し暑く選手の体力を奪っており、これがワールドシリーズから遠ざかっている本当の理由のようです。

 今年着任した名将・マドン監督は、炎天下の練習を制限したため今年は(今までのところ)息切れしなかったようです。

 明日は、映画に出てきた当日の2015年10月21日(現地時間)でリーグ・チャンピオンシップ第4戦が行われます。「ヤギの呪い」が継続されるのか、それとも映画の予言通りに奇跡が起きるのか、少しだけ注意を払ってみてください。

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■趣味 | 2015.10.22

2015年・Super Bowlが近づく

2015年01月30日

2015年・Super Bowlが近づく


 「イスラム国」に拘束されている邦人の安否が気がかりですが、毎年書いている話題なので今年も続けます。

 今年もNFL(National Football League)の頂上決戦・Super Bowl が、現地時間2月1日夜(日本時間2月2日午前)に行われます。

 今年はアリゾナ州フェニックス近郊・グレンデール市のフェニックス大学スタジアムで行われます。夏場には日中の気温が50°Cにもなる酷暑の地なので開閉式の室内スタジアムなのですが、室内では珍しい天然芝です。室内では芝生が枯れてしまうのですが、使用しない日に芝生をスライドさせてスタジアムの外に出して日光に当てているそうです。

 Super Bowlのテレビ中継は毎年50%近い視聴率となり全米で1億1000万人以上がみる「利権」であるため、シーズン中継を行っている全米地上波3社(CBS・FOX・NBC)が持ち回り、今年はNBCが担当します。

 「利権」への参加費として、全米地上波・各地ケーブルテレビ・ローカル放送局がシーズン放映権料として総計9年・500億ドル(6兆円!)もの巨費をNFL機構に支払っています。

 今年のSuper Bowlを中継するNBCは、30秒で450万ドル(5億3000万円)のコマーシャルを推定100本も販売し、もちろん完売しています。たった1試合で4億5000万ドル(530億円)もの収入となります。 要するにSuper Bowl中継はコマーシャルだらけなのですが、各社はたった1回の放映のために特別編コマーシャルを製作するそうです。

 また前後半の間に約12分間のハーフタイムショーが行われ、最近ではマドンナ、ビヨンセなど、毎年超有名スターが出演しています。

 ところがSuper Bowlとは全世界が注目する会場なので、超有名スターに対してもギャラを支払いません。さらに今年のSuper BowlではNFL機構が出演予定者から逆に「出演料」の支払を求めていたようです。

 そのためかなかなか出演者が決まらず、昨年11月下旬になってようやく女性シンガーソングライターのケイティ・ペリーと発表されました。もちろん超大物歌手で、すかさず「私は出演料を支払ってSuper Bowlに出演するわけではない」と発言しています。

 さて今年のSuper Bowlはニューイングランド・ペイトリオッツとシアトル・シーホークスの対決です。

 ペイトリオッツは自ら5度Super Bowlに進み3度勝利しているQBトム・ブレイディが率います。ドラフト最下順の7位で指名されたブレイディは10年以上もNFLトップクラスの地位を確保していますが、キャリアの晩年に近づいており最後のチャンスと思われます。

 一方で昨年の覇者シアトル・シーホークスは、カンファレンス決勝戦で奇跡の逆転勝利を演じてSuper Bowlに進出し、これもドラフトでは下位指名だった3年目のQBラッセル・ウィルソンが涙を流しながら神に感謝の祈りをささげていました。

 つまり今年のSuper Bowlは、入団時に決して評価が高くなかった新旧2人のQB対決ともいえます。

 ところでペイトリオッツは、クラフト紙で知られるクラフト・グループCEOのロバート・クラフト氏がオーナーです。また2015年1月現在の球団価値がNFL第2位の26億ドル(3060億円)で、2013年の16億ドルから急増しており、MLBのNYヤンキースの25億ドルを初めて上回りました。

 一方のシーホークスは、あのマイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏がオーナーです。球団価値はNFL第15位の13.3億ドル(1570億円)ですが、やはり2013年の10.4億ドルから急増しています。

 NFLとは米国でも最も急成長している産業で、球団所有が最も高収益の投資のようです。

 さてSuper Bowlでは、その勝敗を巡り巨額の掛け金が動きます。またSuper Bowlだけは世界共通のハンデ(Line)が設定されます。このハンデは毎年感心するほど微妙なところに設定され、今年はペイトリオッツがわずか1ポイント有利と設定されており、それほど接戦が予想されています。
 
 日本でもNHK・BSで実況中継されます。録画中継もありますので、一度雰囲気だけでも味わってみてください。


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■趣味 | 2015.01.30

2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕

2014年06月12日

2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕


 本日(6月12日、日本時間は翌13日未明)、2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕します。

 開幕戦のブラジル対クロアチア戦では、日本の西村雄一氏ら日本人クルーが審判を務めます。開幕戦の判定は、その大会の判定基準となるため大変に重要な役割となります。また西村氏は前回の南アフリカ大会・準々決勝でブラジル選手を退場させており、ブラジルにとっても因縁の審判の起用となります。

 さて開催国のブラジルでは、会場の建設や交通機関の整備が遅れ、また経済低迷による開催反対のデモやストも頻発していたのですが、何とか無事に開幕できそうです。

 ブラジルでの開催は1950年以来ですが、その1950年大会では絶対的な優勝候補だったブラジルが決勝リーグ(当時は決勝トーナメント方式ではなかった)でウルグアイに足元をすくわれ、20万人を収容した会場のマラカナン・スタジアムではショック死する人も出ました。ブラジル人にとっては64年ぶりに自国開催・優勝のチャンスが巡ってきたことになります。

 4年に一度のワールドカップはブックメーカー(要するに賭けの胴元)にとっても稼ぎ時で、数々のオッズが発表されています。

 日本チームの予選リーグ突破の可能性は、最新オッズで2.10倍となっています。つまり予選リーグ突破の可能性が47.6%ということで、トップがコロンビアの1.25倍(80%)、次いでコートジボアールが1.90倍(52.6%)、最下位がギリシャの3.40倍(29.4%)となっています。

 可能性をすべて加えると200%(2チームが予選突破となるから)を少しこえているのはブックメーカーの手数料ですが、5%ほどとなります。ちなみに日本のTOTOは50%もピンハネしています。

 オッズからみても日本チームにとって6月15日午前10時(日本時間)開始のコートジボアール戦が、絶対に負けられないことになります。負けると大変に厳しくなりますが、英国プレミアリーグで活躍するヤヤ・トゥーレ選手は「ぜひ見たい」選手です。

 気が早いですが優勝国オッズもあり、もちろん開催中にも変動しますが、現時点ではトップがブラジルの4.0倍、次いでアルゼンチンの5.0倍、3位がドイツとスペインの7.0倍となっています。

 本誌も準決勝の組み合わせは、ブラジル対ドイツ、アルゼンチン対スペインと予想しています。

 ところで今大会は前回の南アフリカ大会に続いて2大会連続で発展途上国での開催となりますが、主宰するFIFAによると「こういう配慮」は終わりだそうで、その後の開催国決定は「従来通り札束が乱れ飛ぶ決定方式」に戻っていたようです。

 すでに2018年がロシア、2022年が中東のカタールに決定されています。

 ロシアはともかくとしても、アラビア半島から突き出た秋田県ほどの面積しかない砂漠国でのワールドカップ開催は、いくら石油と天然ガスに恵まれた豊かな国といっても大変に違和感があります。

 開催予定の6月の平均気温は50度をこえ、試合はすべて冷房のきいた室内スタジアムで行われるとしても、大変に厳しい環境での大会となります。また140万人ともいわれる出稼ぎ労働者が劣悪な労働条件の中で年間100人以上も命を落としているそうです。

 最近になって案の定、カタール開催決定には巨額の買収工作があったことが明らかになり始めています。

 しかしその「暴露」の背景には、ムスリム同胞団の支援でサウジアラビアやエジプトとの関係がギクシャクし始めたカタールの「やや微妙な立場」があるような気がします。

 もし「返上」となるなら、日本は真っ先に代替開催地に手を挙げるべきです。IOCにすべての収入を握られるオリンピックの開催に比べれば、ワールドカップの開催ははるかに経済的メリットがあるからです。

 2002年にはほとんど決定していた単独開催を、韓国の「露骨な買収工作」で共同開催にされてしまったため、今度こそ単独開催に手を挙げるべきです。


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■趣味 | 2014.06.12

2014年・スーパーボウル(Super Bowl)が近づく

2014年01月30日

2014年・スーパーボウル(Super Bowl)が近づく 


 今年もNFL(National Football League)の頂上決戦・Super Bowlが2月2日(日曜日・日本時間2月3日午前)に行われます。

 今年はNY郊外のニュージャージー州にあるMetLife Stadiumで行われますが、48回目のスーパーボウルで初めて寒冷地・野外の開催となります。心配される天候ですが、予報では摂氏マイナス1度と「比較的温暖?」で、雪や吹雪ではないようです。ただ強風が吹き体感温度はかなり下がりそうです。

 また選手・報道陣の宿泊施設やメディア・センターなどはマンハッタンにあるため、そうでなくてもラッシュ時に渋滞するハドソン川の地下トンネルを完全に交通規制するようです。昨年ニュージャージー州のクリスティー知事が、やはりマンハッタンと結ぶワシントン橋を意識的に渋滞させたと大問題になったのですが、スーパーボウルだと誰も文句をいわないようです(ただし当日のチケット配分が公平でないと集団訴訟になりそうです)。

 NFLは32チームがレギュラーシーズン16試合を戦うだけですが、30チームが162試合も戦うMLBを、総収入・純利益ではるかに上回ります。その理由はサラリーキャップなど非常に厳格な戦力均衡化と、放映権料など大半の収入をNFL機構が一元管理して32チームに均等配分し、常に激しい競争状態を維持しているためです。

 その放映権料は今年からMLBと共に改正されますが、MLBの全米放送分が8年・100億ドル(ローカル放送局は各チームが契約できる)であるのに対し、NFLは全米・ケーブル・ローカルなどを含めた総額が8~9年・500億ドル(5兆円!)にもなります。

 今年のスーパーボウルはFOXが全米中継します。昨年の視聴率は46.4%で全米1億841万人が観戦し、30秒コマーシャル枠が380万ドル(3.9億円)でした。今年はもっと上昇しているはずですが昨年中に完売したそうです。また今年も全世界200ヶ国以上に中継され、日本ではNHK・BSが実況放送します。

 また例年大スターが出演するハーフタイムショーは、一昨年がマドンナ、昨年がビヨンセと女性が続いたので、今年は男性のブルーノ・マーズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズが出演します。日本ではあまり知られていませんが、米国では大スターです。

 さて今年の頂上決戦に勝ち残ったのはDenver Broncos(以下「デンバー」)とSeattle Seahawks(以下「シアトル」)です。結果的にレギュラーシーズン最高勝数(13勝3敗)の2チームが勝ち残ったのですが、これは比較的珍しいことです。

 見どころは、首の手術から奇跡的に復活したベテランのペイトン・マニング(デンバー)と、2年目の若手ラッセル・ウィルソン(シアトル)の、対照的なQB対決です。

 ペイトン・マニングはコルツ時代に1度スーパーボウルで勝利しており、また弟のイーライ・マニングはすでにNYジャイアンツで2度勝利しているため、勝てば兄弟で4度目の頂上となります。

 一方のラッセル・ウィルソンは公表身長が180cmですが、どうみてもそれよりかなり小さいようです(インタビューする女性レポーターよりも小さい)。しかし抜群の運動神経で勝ち上がりました。また昨年、ダルビッシュのいるMLBテキサス・レンジャーズがドラフト指名して話題となりました。

 さてスーパーボウルの勝敗を巡っては巨額の賭け金が動きます。スーパーボウルだけは全世界共通のLine(ハンデ)が設定されており、今年はデンバーが2.5ポイント有利となっています。つまりデンバーが3点以上で勝てばデンバーに賭けた方の勝ちとなります。

 ところでシアトル・シーホークスのオーナーは、マイクロソフト共同創設者のポール・アレン氏です。アレン氏はマイクロソフト創業直後に癌(リンパ腫)で退社したのですが、どうも誤診だったようです。しかしマイクロソフトの株式は保持し続け、有数の資産家となりました。

 シーホークスのホームゲームでは、試合開始前に永久欠番・12番の旗を掲揚するセレモニーがあり、かつてマリナーズに在籍していたイチロー選手も掲揚式に招かれています。

 それでは永久欠番の12番は、誰が着けていた番号でしょう?

 誰でもありません。選手(フィールドには11人います)と一緒に戦う観客とシアトル市民のことです。スーパーボウル会場でも12番の旗が打ち振られるはずです。

 ぜひ一度、雰囲気だけでも味わってみてください。

 それから昨日の記事にあるオリンパスの「興味ある事実」や「トンでもない事実」は、今後徐々に明らかにしていきます。有料メルマガにではなく「闇株新聞」に掲載しますので楽しみにお待ちください。


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マー君はどこへ?

2014年01月14日

マー君はどこへ?


 ようやくポスティングによるMLB(Major League Baseball)入りが可能となったマー君(田中将大投手)ですが、行き先が今週中にも絞られてきそうです。

 ご存じのようにポスティングの仕組みが変わり、入札金の上限が2000万ドル(分割も可能だそうです)となり、最高額を応札した球団すべてと交渉ができるようになりました。

 最近はどの球団も(特にローカル放送局の)放映権料高騰の恩恵を受けて資金は潤沢ですが、この時期になるとほとんどの球団は今期の予算を使い切っており、ここから5~6年で1億ドルともいわれるマー君と契約できる球団は、はやり限られます。どうしてもローカル放送局から巨額の放映権料が入る人口の多い都市(具体的にはNY、ロサンゼルス、シカゴ)の球団が有利となります。

 それに各チームの事情を加味すると、NYヤンキースが70%、ロサンゼルス・エンゼルスとシカゴ・カブスが各10%、「その他」を合わせて10%の可能性と予想します。

 「その他」には、ヤンキースと並ぶ金満球団のロサンゼルス・ドジャースも入るのですが、韓国の柳投手をはじめ先発投手が余っているため本気ではなさそうです。

 さてヤンキースは、最大の不良債権であるアレックス・ロドリゲス選手が禁止薬物の使用で今シーズン全試合の出場停止が決定されたため、2500万ドルともいわれる今期の年棒の大半を支払う必要がなくなりました。

 金満球団のヤンキースですが、今年は贅沢税を一度回避することがオーナーからの至上命題だったので、これでさらに有利になりました。贅沢税とはメジャー契約40選手の年棒総額が基準を超過すると超過分の一定割合が徴収される制度です。昨年の基準は1億7800万ドルで、超過したのがヤンキース(2億3400万ドル)とドジャース(2億4300万ドル)だけでした。ところが昨年に初めて超過したドジャースは超過分の17.5%を徴収されるだけですが、万年超過しているヤンキースは上限の50%を徴収されています。

 そこで今年は基準が1億8900万ドルに引き上げられるため、ヤンキースは一度基準以下に抑えておくと翌年から再び超過しても最低比率の17.5%を徴収されるだけなので(もちろんそこから毎年引き上げられますが)、確かに少なくない負担軽減となります。

 ロドリゲス選手の出場停止ですが、2500万ドルの年棒はレギュラーシーズンの183日分で、支払われないのは試合のある162日分だけで残る21日分は支払われるそうです。これだとシーズン開始前に「故障者リスト」に入ってしまえば、その間は支払われるような気もするため、「銭ゲバ」ロドリゲス選手の反撃がありそうです。

 マー君に話を戻しますが、それでは「意外な球団」が獲得する可能性はあるでしょうか?

 基本的にはないと思いますが、あるとすれば「首が危ないGMが生き残りをかけて乾坤一擲の勝負に出るケース」です。MLBではGMの権限が強大で、GMの首を切れるのはオーナーだけです。逆にいえばオーナーにうまく取り入ってその地位にいるGMも少なからずいます。ヤンキースのキャッシュマンGMもその1人ですが、まだ首が危ないわけではありません。

 具体的にいうとシアトル・マリナーズのズレンシックGMです。数々の迷補強でマリナーズが一向に強くならない最大の戦犯ですが、筆頭オーナーの任天堂(アメリカ)が放置しているため居座っています。昨年末もヤンキースのロビンソン・カノ内野手を10年・2億4000万ドルで獲得してしまい、MLB全体を「唖然」とさせてしまいました。

 「カノ選手とマー君の活躍を見届ける義務がある」とかいって居座るために、強引に出てくるかもしれません(獲得の可能性は2~3%)。

 話は変わりますが、マー君が抜ける楽天はユーキリス選手を格安(400万ドル)で獲得しました。昨シーズンは怪我でほとんど出場できなかったのですが、守備も選球眼も優れた好選手です。今年はMLB復帰を目指して実戦感覚を取り戻すための場所を探していたところを、楽天が「すかさず」獲得したようです。

 取り決めた楽天の立花球団社長は、かねてから「日本のプロ野球では大変に珍しい能力のある球団社長」と思っているのですが、自分勝手な三木谷オーナーの下でフラストレーションが溜まっているはずなので、「本気で強くしたいと思っている」日本の球団がもしあれば、真剣に立花氏の獲得を考えるべきです。

 楽天では金融部門の収益化を取り仕切った国重副社長(住友銀行出身)が、いつの間にか代表権のない副会長に祭り上げられており、楽天でいくら頑張っても全く報われないと思うからです。


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