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日本株・為替はどうなる

2011年02月24日

日本株・為替はどうなる

 先日来、イスラム教のことを一生懸命勉強した成果というわけではないのですが、リビア情勢に関して気になる外電を見つけました。

 フランスの外電が、イスラム教スンニ派の法学者ユセフ・アル・カラダフィ師が、「リビア軍は、カダフィを排除すべきだ」と言っていると伝えています。

 イスラム法学者と言うのは、人々の行動がコーランの教えに背いていないかを判断する人で、最高指導者と呼ばれます。
 イスラム教徒にとってアッラー(神)が絶対的存在で、アッラーの言葉を伝えるのが預言者なのですが、最後の預言者といわれるムハンマドが632年に死んでしまっているので、そのムハンマドが伝えたアッラーの教えをまとめたコーランが絶対的存在なのです。
 イスラム法学者が判断したことは、アッラーの教えであるため、カラダフィ師が「カダフィを排除すべき」と言ったということは、アッラーの判断と言うことで、絶対的な重みを持つのです。

 エジプトの騒乱のときもカラダフィ師が民衆の後ろ盾であったと言われており、カダフィの命運は尽きたと言うことで、早晩亡命せざるを得ないと思われます。

 カダフィは、ムバラクやサダム・フセインなどと同じで、ムハンマドの血筋を引いているわけでもなく、民衆の信頼を取り戻すことはできないと思います。

 ほかの王国では、王室は何らかの形でムハンマドの血筋を引いていることにしているはずなので、いくら暴動が起こっても体制は維持できるはずです。バーレーンでもそうですが、こういう王国の暴動は、スンニ派とシーア派の争いなどに限られているはずです。

 さて、リビアのカダフィ体制が崩壊したとして、日本はどうなるのでしょう?

 やはり世界的に原油の供給が不安定になります。もっと根本的なところで、世界の原油の大半がイスラム教徒の土地にある、と言う漠然とした不安が出てくるからです。イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教と同根なのですが、はっきりといって敵対しています。

 そして、その中東の原油に最大依存しているのが日本なのです。日本の原油の87%が中東諸国から輸入しているのです。

 原油価格が上がるというということは、すでに高騰している鉱物資源や食料価格の値上がりをさらに加速させます。そしてこれら鉱物資源や食料の大半を輸入に頼っているのが、これまた日本なのです。

 現在のデフレを収束させるための、ある程度のインフレは好ましいのですが、輸入に頼っている原油、資源、食料価格が高騰することは、一方的に海外に富が移転するだけで(交易条件の悪化)、日本経済にとって良いことは何もないのです。

 そうすると、米国経済がやろうとしているように、まず金融の量的緩和と積極財政によって株式市場を上昇させ、その資産効果と心理的効果によって経済活動を上昇させ、インフレの目が出る直前にブレーキを踏むというのが唯一の処方箋で、日本もそうするしかなかったのですが、日本株の本格上昇、そして経済活動の上昇のはるか前に輸入インフレによってブレーキがかかってしまう恐れが多分に出てきました。

 したがって、日本株の少なくとも今年前半は、先日つけた10,900円一歩手前が高値だった可能性が出てきました。

 そうすると、銀行にある巨額の余剰資金の行く先は、国債でしかなく、Moody’sのネガティブウオッチ(Aa2から引き下げの可能性あり)に関係なく、国債利回りは低下して、再び1%近辺を目指すと思います。

 為替については、以前からの見通しの通り、円はすべての通貨に対してジリ安になると思われますが、もちろん急激に円安になるわけではなく、とりあえず対ドルで85円を目指すことになると思います。


平成23年2月24日

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■日本 | 2011.02.24
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