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テンプル騎士団とフリーメーソン  その2

2011年03月01日

テンプル騎士団とフリーメーソン  その2


 昨日の続きです。

 西ローマ帝国が滅びた476年以降は、ゲルマン人のフランク王国がヨーロッパの覇権を握っていましたが、カロリング朝のカール大帝の死後、843年に現在のフランス、ドイツ、イタリアの三国に分裂してしまいました。(2月1日付け「バチカン銀行の闇 その1」を御参照下さい)

 第一回十字軍が派遣された11世紀末のフランス王家は、カロリング朝が途絶えカペー朝となっていましたが、当時はパリ近辺の領土を保有しているだけで、その他諸侯とあまり変わらない王家でした。ところが1285年に即位したフィリップ4世(端麗王と言いますが、自分でつけたのでしょうか?)のころにはかなり領土を拡大していました。

 カロリング朝のピピン3世が広大な教皇領を寄進したため、もともとフランスの王家はローマ教皇に対して強い立場にあったのですが、フィリップ4世は、教皇庁を自国内のアビニョンに移動させたり(アビニョンの捕囚。1309年~1377年)、南仏を手に入れるために、南仏のトゥルーズに拠点のあったキリスト教カタリ派を、教皇庁に異端と認定させて大量虐殺したり、教皇庁の威光を目いっぱい使いました。

 当然、テンプル騎士団からも多額の資金を借りていたので、抹殺して借金の棒引きと財産の強奪を考えました。そこで1307年10月13日にフランス全土のテンプル騎士団を一斉に逮捕しました。罪状は悪魔崇拝をしたとか訳の分からないもので、罪を「自白」するまで拷問を加えました。そして全員有罪として財産を没収し、総長ジャック・ド・モレーをはじめ幹部を死刑(火あぶり)にしました。この10月13日が金曜日だったので、今でも13日の金曜日は不吉だと言われているのです。

 何やら、最初から見立てが決められている、どこかの国の特捜部みたいなものですが、何と2007年10月になってやっと、現在のベネディクト16世が当時の裁判記録を精査させ、テンプル騎士団の名誉が回復されたのでした。

 こうやって勢力を拡大したカペー朝は、1328年に一旦断絶するのですが、その分家が王家を引き継ぎ、フランス革命をはさんで1848年まで続くのです。太陽王と言われたルイ14世のブルボン朝もカペー家の分家なのです。

 さて、テンプル騎士団は財産を没収され、フランスを追われたのですが、その後どうなったのでしょうか?

 テンプル騎士団の領地や財産はフランスだけでなくヨーロッパ各地にあったのですが、公式にはテンプル騎士団の領地や財宝は聖ヨハネ騎士団が引き継いだということになっています。もちろん大半はフィリップ4世が手にしたはずですが、この聖ヨハネ騎士団についても説明しておきましょう。

 聖ヨハネ騎士団は正式名称を「ロードスおよびマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」といい、名前のごとくエルサレムで医療活動を行う目的でローマ教皇から設立を認められました。テンプル騎士団より100年くらい古い設立です。第一回十字軍の後、エルサレムがふたたびイスラム教徒に奪回されると、ロードス島、シチリア島、マルタ島と居場所を変え、海賊とか奴隷商人のようなことをして生き残っていました。

 ですからロードス騎士団ともマルタ騎士団とも言われています。

 1798年にナポレオンにマルタ島を奪われると、領土がなくなってしまったのですが、実は聖ヨハネ騎士団は現在も「領土なき国家」として国連に加盟し、90カ国以上の国から承認されており、それらの国には大使館もあるのです。本部はローマにあり、人口も1万人と登録されています。

 日本は承認しておらず、従って大使館もないのですが、時々、聖ヨハネ騎士団あるいはマルタ騎士団を語った詐欺話を聞きます。

 テンプル騎士団に話しを戻します。

 テンプル騎士団はフランスから追放されたのですが、もともとテンプル騎士団と近かったスコットランドに巨額の財宝を持った騎士団が逃げ込んだと言われています。エジンバラ近郊のロズリンに拠点を構えました。

 ロンドンにもテンプル寺院とかテンプル駅という地下鉄の駅があり、かなりの騎士団が逃げ込んだようです。

 余談ですが、テンプル騎士団は巨額の財宝の他に、エルサレムのソロモン神殿の跡地(岩のドームがその上に立っているはずなのですが)で、大変貴重なものを見つけ、それをスコットランドのロズリンに運び込んだ、という説があります。いわゆる「聖杯伝説」で小説ダビンチ・コードにも出てくるのですが、本題から外れますので割愛します。

 いつまでたってもフリーメーソンが出てこないのですが、次回にします。

 ひとつだけ言っておきますと、フリーメーソンの有力拠点がスコットランドなのです。

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■歴史から学ぶ | 2011.03.01
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