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ウォーレン・バフェットからの手紙

2011年03月02日

ウォーレン・バフェットからの手紙

2日連続でテンプル騎士団について書いて、次はフリーメイソンの予定だったのですが、ウォーレン・バフェットからの手紙のことが話題になっていましたので、これについて書いてみます。

バフェットついては、多くを語る必要はないと思いますが、バークシャー・ハサウェイのCEOで筆頭株主です。バークシャー・ハサウェイというのは、もともと毛織物の会社だったのですが1965年にバフェットが経営権を握ってから投資会社になり、数多くの会社を傘下に入れ、実に時価総額で8200倍になっています。その間のダウ平均は14倍にしかなっていません。

バフェットの投資は、全てバークシャー・ハサウェイを通じて行っており、投資家は同社株を買うことによって、その値上がり益が投資収益となるわけです。
バークシャー・ハサウェイの直近の時価総額は2100億ドル(17兆円)で、世界で10番目か11番目の巨大企業です。

バフェットは、その30%以上を保有する大株主なので、彼の個人資産も5兆円くらいということになり、世界で2番目か3番目の大富豪なのです。
ただ、バークシャー・ハサウェイは無配であり、バフェットの給料は年10万ドルだそうで、これが彼の現金収入の全てということになります。

さて、バフェットは年一回、バークシャーの株主に手紙を書きます。
今年も、先週末に届いたようですが、非常に米国経済と米国株式について強気のトーンで書かれていたようで、それが今週初めの米国株、そして日本株上昇の理由の一つになっています。

その内容は、偉人の書いたことなので解説しません。ただ、共感するだけです。

基本的にバフェットは米国株式に投資することによって大きくなっていきました。つまり米国株式は銘柄選択を間違わず、長期に持ち続けることによって大成功する、という当たり前のことを実践しているわけです。

投資する銘柄は、米国を代表する企業、ブランド価値が確立している会社、絶大なる競争力を長期にわたって確立している会社、現金収入の多い会社などです。
具体的には、ワシントンポスト、ムーディーズ、アメリカン・エキスプレス、ジレッド、コカコーラ、アンハイザー・ブッシュ、GAP、GE、ホーム・デポ、ナイキ、P&G、UPS、ウォルマートなどです。
これに昨年バーリントンという鉄道会社にかなり巨額の投資をしています。またリーマンショック直後のGoldman Sachsにも確か5000億円程投資しています。(これは10%金利のついた優先株です。従ってつぶれることはないにしても、以前のような成長はないと思っていたのです)

それから、投資というより、世界最大の再保険会社であるゼネラル・リーや損保会社のGEICOは、ベークシャー・ハサウェイの最重要の保険部門を支えて、潤沢な現金収入を生み出しています。

まさに王道です。

でも、もしバフェットが日本人で、同じ視点で日本企業に投資していたら、大した投資収益になっていないだけでなく、ひょっとしたら乗っ取り屋として悪評をたてられて捕まっていたかもしれませんね。米国人で良かったですね。

バフェットは最近まで米国以外の企業に投資していませんでした。一番最初に投資した海外企業はイスラエルのイスカールです。たしか精密機械の会社だと思います。
それから韓国のポスコ、中国のBYD(電池の会社なのですが、最近自動車メーカーになりました)と続きます。
日本企業は、まだ1社もありませんし、これからもないと思います。

最後に、バフェットの語録から、私の特に好きなものを選んでおきます。

リスクというのは、自分が何をやっているか分からないときにおこる。
株式投資の極意は、いい銘柄を見つけ、いいタイミングで投資し、いい会社で有り続ける限り持ち続けること、これにつきます。
ルールその1、絶対に損をするな。ルールその2、絶対にルールその1を忘れるな。
時代遅れになる原則は、そもそも原則ではない。
買うのは企業、株ではない。

最後に、バフェットの亡くなった奥さんのスーザンの言葉
ウォーレン(バフェット)はカラーテレビのような人です。みんなが白黒にしか見えないものがカラーに見えるのです。
ただ、私はこの言葉に反対です。私ならウォーレンは皆と同じ白黒テレビを見ていても、カラーで見えているのです。

誰にとっても、コカコーラはコカコーラなのです。これを単にのどが渇いたときに呑みたいだけなのか、優良な投資対象と見るか、実際に投資するか、さらにそれを永久に持ち続けるかどうかは、人にとって感じ方が違うのです。
つまりコカコーラの最大の価値は、地球上で3人しか知らないといわれるレシピなのです。その価値を大昔に見抜いていたのです。そういえば、最近そのレシピなるものがネットに流れたと騒ぎになっていましたね。

偉人の行動は、見ているだけで参考になるものです。
繰り返しますが、日本人でなくて良かったですね。

そういえば、日本に関係があった人で、世界の金融界の重鎮に「先物の父」と言われるレオ・メラメドがいます。今度ご紹介しましょう。
さらに、先物と言えば、世界の先物の理論で最も有名なのが、フィッシャー・ブラックやマイロン・ショウルズではなく、日本の伊藤清博士なのですが、これもご存じないと思いますので、今度一緒にご紹介します。

平成23年3月2日

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■その他 | 2011.03.02
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