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本日の株安・新たな混乱の始まり

2012年09月27日

本日の株安・新たな混乱の始まり

 本日(9月26日)自民党総裁に安倍晋三・元首相が選ばれました。総選挙がすぐにあるとも思っていないのですが、そのうち政権を取り戻して首相に再登板となります。

 そうなると2007年に安倍首相が政権を投げ出した本当の理由をもう一度確認しておく必要がありそうです。当時は、対官僚組織、対米国、対中国、対北朝鮮にあったはずの問題すべてに沈黙したまま辞任してしまっています。近々まとめたいと思います。

 さて、本日の日経平均は184円安の8906円と2週間ぶりの安値となりました。理由は、どの報道もアジア株安、ユーロ安となっているのですが、日本の株式市場はいつの間にか外的要因でしか動かない「ローカル市場」になってしまったことになります。

 確かに上海総合株価指数はリーマンショック時以来の2000ポイント割れ寸前で、ユーロもせっかくECBの無制限国債買い入れの発表で104円近くまで上昇していたのが100円割れとなってしまいました。

 確かに「中国経済の変調」と「ユーロの新たな混乱」は大きな問題で、日本の株式市場の行方に大きく影響します。

 中国経済については9月24日配信の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」に詳しく書いているのですが、要は今年4月を境として中国から大規模な資本流出が起こっています。

 これは外資が流出しているのではなく(流入は減っていますが)、中国人の資本が流出しているのです。今年4月の薄・元重慶市長の失脚と不正蓄財疑惑の影響と思われますが、さしあたっては10月10日過ぎに発表予定の中国外貨準備高(9月末時点)が非常に重要となります。

 もう1つのユーロの混乱については、ドイツ在住のジャーナリスト・熊谷徹氏の「ドイツ憲法裁判所がECBに突き付けた挑戦状」が大変参考になります。

 9月12日にドイツ憲法裁判所が条件付きながら「ドイツがESMに参加することは合憲」と判断したのですが、判決の中に「中央銀行が市場で既に国債を保有している投資家から国債を買うことも違法であることに変わりない。欧州連合(EU)の機能に関する条約は中央銀行の国家への融資を禁じている。この決まりをすり抜けようとするものだ」と書かれているのです。

 つまり中央銀行は、政府から直接国債を引き受けるだけでなく、市場から購入することも違反だと言っているのです。確かにドイツ連邦銀行は、FRBやECBや日銀と違って国債保有に否定的です。これは2度の世界大戦の敗戦でハイパーインフレを経験しているからでしょう。

 しかしドイツ憲法裁判所はドイツ中央銀行(ブンデスバンク)のことを言っているのではなく、ECBが直接・間接を問わず国債を購入することは欧州連合(EU)の条約に反していると判断したのです。つまりECBが9月6日に発表した「南欧国債の無制限買い取り」はEUの条約違反だと言っているのです。

 これはドイツ政府もしくはドイツ憲法裁判所が、ECBをルクセンブルグの欧州裁判所に提訴することを意味します。またそこでECBが是正しないとドイツ中央銀行総裁は、違憲状態であるECBの理事会にとどまることができません。

 そもそも中央銀行が市場から国債を購入することが「紙幣を印刷することにより国に資金を貸す行為」に当たるかどうかは、厳密に考えると非常に難しい問題です。

 ユーロをめぐる「新たな混乱」が始まりそうです。



 それから政治資金規正法違反で強制起訴され、一審で無罪なるも検事役の指定弁護士が控訴していた小沢一郎氏の裁判は、指定弁護士が請求していた新たな証拠も証人も却下されて即日結審しました。

 100%公訴棄却となります。

 個人的興味は検察審査会への虚偽報告を実際に指示した佐久間達哉・特捜部長(当時)が、どのように充電中の法務総合研究所から復帰して再び検事総長を目指すコースに戻るかです。米国大使館で一等書記官を務めた「親米検察幹部」の佐久間氏が簡単に失脚するはずがありません。

 ちょっと注目して見ておいてください。

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■闇株的見方 » 経済 | 2012.09.27
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もう一度だけユダヤ人とユダヤ教について

2012年09月26日

もう一度だけユダヤ人とユダヤ教について

 本日(9月26日)こそヨム・キプール(大贖罪日)なので、もう一度だけユダヤ人とユダヤ教について考えます。その理由は世界の政治・経済を考える時、同根の「一神教」であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教と、それぞれの歴史的関係を「公平に」理解しておく必要があると強く感じるからです。

 キリスト教では、神の天地創造に始まる「旧約聖書」とイエスとその弟子の伝道活動に
ついての「新約聖書」をあわせて「聖書」とするのですが、ユダヤ教では新約聖書を認めず(従ってイエスを神とも救世主とも認めず)旧約聖書に該当する分を「聖典」とします。「旧約聖書」と「聖典」は順序が違うだけで内容は全く同じです。

 このユダヤ教の「聖典」の最初に出てくるモーセ五書が「トーラー」と呼ばれ、唯一の神(ヤハウェ)の権威の源泉であり、またユダヤ教徒の生活の根幹をなすものです。613もの規律が決められています。

 この「トーラー」の最初の部分が「創世記」で、天地創造・アダムとイブの楽園追放・大洪水とノアの方舟と続きます。ノアの方舟の話は繰り返しませんが、聖書が絶対と信じるキリスト教・福音派の人々は「実話」と信じ、人工衛星を使って方舟の残骸を探しているそうです。

 何でもトルコとイランの国境にあるアララト山の頂上近くが「有望」らしいのですが、このアララト山の写真が日本の1000円札に刷り込まれているのをご存知でしょうか?

 「創世記」に話を戻しますが、そのノアの11代目の子孫であるアブラハムに神(ヤハウェ)が「カナン(イスラエル)の全地を与える。そこで子孫を大いに増やせ」と告げます。かくして今のイスラエルは「神がユダヤ人に与えた地」となり、アブラハムはユダヤ人の始祖となるのです。

 だいたい紀元前18世紀くらいのことのようで、これが現在も続くパレスチナ問題の遠因なのですが、この時アブラハムは故郷であるメソポタミアの都市国家「ウル」を捨てて、甥のロトだけを連れてカナンに向かいます。

 「ウル」はシュメール人の建設した都市国家ですが、アブラハムがカナンを目指したころはバビロニア帝国のハンムラビ王が治めていました。アブラハムは実在の可能性が無い「聖典」上の人物ですが、実在したハンムラビ王と同時期の時代に「生きて」いたことになります。

 さらに言えば、シュメール人がメソポタミアの地に「突然」登場するのが紀元前3800年頃で(天地創造が紀元前3761年とされています)、紀元前3500年ころに(ノアが方舟を造ったような)大洪水に見舞われたことも発掘で分かっています。つまりユダヤ教の「聖典」も、同じものである「旧約聖書」も、メソポタミアの史実から来ているような気がします。

 さてカナンの地でアブラハムは妻サラをめとるのですが子供ができません。そこで妻サラが奴隷女ハガルを差し出して生まれた息子がイシュマエルです。ところがその後に妻サラとの間に息イサクが生まれると、アブラハムは(多分サラにそそのかされて)イシュマエルと母親ハガルを砂漠に捨ててしまいます。

 このイシュマエルが生き残ってアラブ人の始祖となり、そのイシュマエルの子孫がイスラム教の開祖・ムハンマドとされています。つまりアラブ人はユダヤ人の子孫と言うことになるのですが、アブラハムと同時期に実在したハンムラビはアラブ人(正確にはアムル人)なので、別にユダヤ人の子孫でも何でもありません。

 またアブラハムはある日、神に試されて「息子イサクを生贄にするように」と言われて実行しようとします。そこで神に絶対的な信仰を認められるのですが、イスラム教ではこの時にアブラハムが生贄にしようとしたのはイサクではなくてイシュマエルだったとされています。

 ユダヤ教徒とイスラム教徒の根本的憎悪が分かるような気がします。先日のユダヤ系米国人の作ったムハンマドを冒瀆する映画が反米デモを引き起こした背景には、こういう歴史的憎悪があるのです。

 さてキリスト教とユダヤ教の違いは、もちろんイエス・キリストの存在です。キリスト教は父(ヤハウェ)・子(イエス)・精霊(弟子たちに降臨)を三位一体として「唯一の神」であると教えます。ユダヤ教はもちろんヤハウェだけを絶対信仰します。

 キリスト教では、イエスはユダヤ人であるものの堕落したユダヤ教を批判して熱狂的に受け入れられ、ユダヤ教の指導者たちに恐れられ最後はユダに裏切られて磔にされます。つまりキリスト教徒にとってユダヤ人は、イエスを認めないばかりか処刑に関わった憎むべき敵として2000年が経過しているのです。

 歴史的に見て世情が不安になるとユダヤ人が権力者から迫害の対象になります。11世紀の第一次十字軍による虐殺や、1492年のイベリア半島からの追放令、そしてナチスによるホロコーストなどです。
 
 キリスト教(カトリック)が、ローマ帝国やフランク王国をはじめ欧州の権力者とともに大きくなって行ったこともあるのですが、ユダヤ教とキリスト教の埋めようもない溝が感じられます。

 明日からは現実の世界に戻ります。自民党総裁選か「円高」についてです。

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■その他 | 2012.09.26
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