Archive

闇株新聞 the book


闇株新聞 the book
発売中です。
よろしくお願いします。

米国大統領選挙はオバマの「判定勝ち」?

2012年10月24日

米国大統領選挙はオバマの「判定勝ち」?

 米国時間10月22日の夜(日本時間10月23日の午前中)、両大統領候補の最後(3回目)の討論会がありました。

 今回のテーマは「外交」で、経済問題に比べて国民の興味が比較的低かったこともあるのですが、総合的に見てロムニー候補が攻めきれず、2012年の大統領選挙はオバマが「僅差で再選」ということになりそうです。

 ロムニー候補は最後まで主張する「強いアメリカ」と自身のイメージが重ならず、今回の討論会でも中東問題や中国問題で結局慎重な言い回しになってしまい、勝負がついたようです。

 例えば中国に対してロムニー候補は「即刻、為替操作国に指定する」と強硬だったのですが、今回は「中国とパートナーになれる。いかなる形であれ敵対者になる必要はない」と凡庸な発言になってしまっていました。

 最後の波乱要因としては大統領選挙の4日前に発表される10月の雇用統計があります。10月初めに発表された9月の失業率が意外にも7.8%へ低下して「疑惑」も囁かれたのですが、極端に悪化することもなさそうです。

 さてオバマが再選となると、銀行への規制強化(ボルカールール)は基本的に導入されることになり、2008年の金融危機時に銀行持ち株会社になったゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの旧・2大投資銀行が何かしらの組織変更を行う可能性があります。

 またロムニー候補が再任を拒否するとしていたバーナンキFRB議長も、少なくとも2014年1月末で「お役御免」になることは無くなり、2015年の半ばまでとしている事実上のゼロ金利政策が突然中止になる心配もなくなりました。

 ただガイトナー財務長官は大統領選の結果にかかわらず辞任するようです。ブッシュ政権時もNY連銀総裁だったので、そろそろ「薄給」に嫌気がさしているのでしょう。後任は非常に予想が難しいのですが、オバマだと金融界からの起用はありません。

 それでも2012年の大統領選挙が近年まれに見る大接戦であることは変わりなく、これが米国の行政能力を停滞させていることも事実です。

 米国大統領は行政の最高責任者であり、もし大統領が交代すると各行政機関のトップを含む幹部がほとんど交代するからです。こういう時にどの行政機関も「手間のかかる難しい問題」に手を付けません。

 これが現職大統領の2期目の終了間際であれば大統領が必ず交代するため、かえって行政能力が強化されることがあります。
 
 2008年秋の金融危機に際して公的資金の投入などの危機対応が思い切ってできたのは、ジョージ・ブッシュ大統領の任期が終了間際だったこともあります。

 しかし今回のように現職大統領に落選の可能性があると、明らかに行政機関の業務が停滞していたように思われます。

 ここで「判定勝ち」でも何でもとにかくオバマ再選となれば、止まっているように見える諸問題がすぐに再開され、日本政府にも迅速な対応を求めてきます。

 沖縄基地移転問題や経済・金融問題やTPPを含む通商問題など、いくらでもあります。

 かたや日本では、臨時国会が召集されても重要法案が審議される可能性がほとんどありません。従って赤字国債も発行できず、選挙制度は違憲状態のままです。

 つまり日本は「内戦状態でもない無政府状態」という人類史上に例のない状態とも言えます。

 まもなく「無政府状態の日本」が、新体制(再選も含む)の米国・中国・韓国と対峙しなければならないのです。


闇株にご賛同頂ける方は下のバナーをクリックをして頂けると助かります。
現在は「株ランキング1位」です。

Ads by Google

コメントをする⇒
| Comment:2 | TrackBack:0
■日本 » 政治 | 2012.10.24
無料メルマガ配信(不定期)
↓↓↓
メルマガ購読・解除
 
関連記事
闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム
Ads by google
Ads by Google
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク
フェイスブック
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2012年10月 | 11月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


ブログ内検索
Loading
お問い合わせ

※ページが見れない・表示されないという方はお手数ですが、原因究明のためお使いのOSとブラウザを記述の上お問い合わせ頂けますようお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム