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本当にどうするつもりなのか? 赤字国債法案

2012年10月26日

本当にどうするつもりなのか? 赤字国債法案

 石原都知事が本日(10月25日)辞職して新党を立ち上げると発表しました。本日はこの話題ではないのですが、これによって解散時期がさらに遅れて掲題を含む重要法案の成立もさらに遅れることになるので関連しているとも言えます。

 赤字国債法案が成立していないため、今年度38.3兆円の発行を予定している赤字国債が発行できません。今年度の1年超国債の市中発行額は118.8兆円で、赤字国債以外の建設国債・財投債・借換債の発行を優先してきたのですが、11月末にはすべて発行されてしまいます。

 つまりこのままだと11月末には政府の資金調達方法がなくなり、国庫が空っぽになって予算執行が出来なくなります。具体的に言うと年金、生活保護、公務員の給与、地方交付税の支払いが止まり、政府窓口も閉鎖される可能性が出てきます。

 財政法では、政府の国会承認を得ない資金調達や、年度を超える日銀借入れや国債(財務省証券)発行などを禁じています。

 つまり赤字国債法案が成立しないと、冗談ではなく「本当にお手上げ」になるのです。

 このままでは、あらゆる国難を利権に結びつける特殊能力を備えた官僚と、危機対応能力ゼロの野田内閣と、何でも解散・総選挙に結び付けることしか考えていない自民党などの組み合わせで、とんでもないことになってしまいます。

 まず年4回(4,6,9,11月)に分けて交付される地方交付税は、すでに9月交付分の2.2兆円(道府県分のみ)が9~11月の分割払いとされ、各地方では金融機関からの借り入れで賄ったようですが、11月2日交付予定の2.2兆円はまるまる延期になる可能性があります。

 まあ金融機関から調達出来るうちは、勝手にやれというところなのでしょう。

 また年間10.5兆円の基礎年金の国庫負担分は、すでに1.1兆円の一般会計からの繰り入れが延期されています。今度も繰り入れが延期されるはずですが、この不足分は年金積立金を取り崩して補填されることになります。

 まあ表面的には年金が支払われているので、問題が表に出ないということなのでしょう。


 つまり9月にはこれらに加えて国立大学の運営交付金を半額にして合計5兆円を浮かして、財源が枯渇する時期を10月末から11月末へ1ヶ月先延ばしにしていたのです。

 つまり官僚組織や中央政府に関連するところは手を付けていません。

 当然に政党助成金も支払えないのですが、これも年末に「そっと」支払うのでしょうね。

 赤字国債法案は来週召集される臨時国会でも審議される可能性はなく、この状態で年末を越えなければなりません。かといって年を超えたら早急に成立する可能性もありません。

 驚くべきことは、危機感が全く伝わってこないことです。

 官僚や中央政府に直接降りかかってこないからです。正確に言うと「降りかからせない」からです。

 特に不思議に思うのは、財務官僚が「このままだと発行されている国債の利払いや償還が出来なくなってデフォルトする」と騒がないことです。

 実は、国債の利払いや償還金を賄う国債整理基金特別会計は壮大なブラックボックスで、表に出ている余剰金だけでも12兆円もあり、十分にやり繰り出来るのです。

 「何だ、国債整理基金特別会計ってそんなに余裕があったのか」と言われないため、意識的に騒がないのかもしれませんね。


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■日本 » 財政 | 2012.10.26
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