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ヘッジファンドの近況

2013年08月01日

ヘッジファンドの近況


 最初にお知らせです。

 理由はいくつかあるのですが、昨日をもってブログランキングへの参加を見合わせることにしました。今までたくさんの応援クリックをいただきまして、大変ありがとうございました。

 「闇株新聞」は、これからも無料のままで内容を充実させていきますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

 さて本日は、世界のヘッジファンドの近況です。今週発売の週刊ダイヤモンドでも特集が組まれているのですが、本誌の見解を書きます。

 直近のヘッジファンドの運用資産総額は2.4兆(240兆円)となっています。リーマンショック直後の2008年末は1.4兆ドルだったので、その間に1兆ドル増えています。

 この資産総額は、ジョージ・ソロスがポンド売りを仕掛けた1992年の年末が1000億ドルで、2000年末でも5000億ドルでした。

 2012年末の世界の運用資産が62兆ドル(6200兆円)との試算があるので、その中でヘッジファンドの占める比率は4%弱です。しかしヘッジファンドはレバレッジをかけるので、それを控えめに3倍だとしてもその比率は10%を超え、決して「小さい規模ではない」ことになります。

 しかしヘッジファンドの運用残高が急増した2009年から2012年までの4年間は、すべてヘッジファンドの平均収益率が米国株のインデックスを下回っています。つまり高い手数料(普通は2%の運用報酬と20%の成功報酬)を徴収しながら、非常に安い運用報酬の株式インデックスファンドに「負け続けている」ことになります。

 2013年も似たような状況のようです。

 ヘッジファンドの定義は必ずしも明確ではないのですが、一般的には「レバレッジをかける」「絶対収益を追及する」ファンドのことです。不動産ファンドやLBOファンドなどもレバレッジをかけるのですが、これらはヘッジファンドとはいいません。

 さて運用資産が最大のヘッジファンドはブリッジウォーター・アソシエイツで、2013年1月現在で833億ドル(8.3兆円)を運用しています。2011年には1975年の創業以来の累積投資収益が358億ドルと史上最高を記録し、同時に主宰者のレイモンド・ダリオ氏の年間個人報酬が39億ドルと第1位を記録した「最高のヘッジファンド」です。

 しかしどうも2013年の収益がマイナスになっているようです。最近の米国債の利回り上昇でマイナスが出たようです。

 2010年に49億ドルの個人報酬をあげたジョン・ポールソン氏が主催するポールソン・アンド・カンパニーが、その後急激に悲惨な運用成績になってしまったことや、今月になってSACキャピタル・アドバイザーズがインサイダーで起訴されたことなどを考えると、巨大なヘッジファンドが長期間にわたって高収益を上げることは非常に難しくなっているといえます。

 また逆にいえば、世界の運用資産の10%以上が高い絶対収益をあげられる投資機会など、世界にあるはずが無いともいえます。つまり世界のヘッジファンドは「曲がり角」に来ているのです。

 最後に、ヘッジファンドに分類されていないのですが、注目すべきファンドが1つあります。ネバダ州の砂漠地帯にあるブレイバーンキャピタルで、その運用内容は謎に包まれています。しかしブリッジウォーターよりもはるかに巨大な1200億ドルもの運用資産を持つようです。

 その親会社がアップルです。

 最近になって、このブレイバーンキャピタルも節税目的に使われているのではないかといわれていますが、何も明らかになっていません。


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■闇株的見方 » 株式 | 2013.08.01
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