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マー君はどこへ?

2014年01月14日

マー君はどこへ?


 ようやくポスティングによるMLB(Major League Baseball)入りが可能となったマー君(田中将大投手)ですが、行き先が今週中にも絞られてきそうです。

 ご存じのようにポスティングの仕組みが変わり、入札金の上限が2000万ドル(分割も可能だそうです)となり、最高額を応札した球団すべてと交渉ができるようになりました。

 最近はどの球団も(特にローカル放送局の)放映権料高騰の恩恵を受けて資金は潤沢ですが、この時期になるとほとんどの球団は今期の予算を使い切っており、ここから5~6年で1億ドルともいわれるマー君と契約できる球団は、はやり限られます。どうしてもローカル放送局から巨額の放映権料が入る人口の多い都市(具体的にはNY、ロサンゼルス、シカゴ)の球団が有利となります。

 それに各チームの事情を加味すると、NYヤンキースが70%、ロサンゼルス・エンゼルスとシカゴ・カブスが各10%、「その他」を合わせて10%の可能性と予想します。

 「その他」には、ヤンキースと並ぶ金満球団のロサンゼルス・ドジャースも入るのですが、韓国の柳投手をはじめ先発投手が余っているため本気ではなさそうです。

 さてヤンキースは、最大の不良債権であるアレックス・ロドリゲス選手が禁止薬物の使用で今シーズン全試合の出場停止が決定されたため、2500万ドルともいわれる今期の年棒の大半を支払う必要がなくなりました。

 金満球団のヤンキースですが、今年は贅沢税を一度回避することがオーナーからの至上命題だったので、これでさらに有利になりました。贅沢税とはメジャー契約40選手の年棒総額が基準を超過すると超過分の一定割合が徴収される制度です。昨年の基準は1億7800万ドルで、超過したのがヤンキース(2億3400万ドル)とドジャース(2億4300万ドル)だけでした。ところが昨年に初めて超過したドジャースは超過分の17.5%を徴収されるだけですが、万年超過しているヤンキースは上限の50%を徴収されています。

 そこで今年は基準が1億8900万ドルに引き上げられるため、ヤンキースは一度基準以下に抑えておくと翌年から再び超過しても最低比率の17.5%を徴収されるだけなので(もちろんそこから毎年引き上げられますが)、確かに少なくない負担軽減となります。

 ロドリゲス選手の出場停止ですが、2500万ドルの年棒はレギュラーシーズンの183日分で、支払われないのは試合のある162日分だけで残る21日分は支払われるそうです。これだとシーズン開始前に「故障者リスト」に入ってしまえば、その間は支払われるような気もするため、「銭ゲバ」ロドリゲス選手の反撃がありそうです。

 マー君に話を戻しますが、それでは「意外な球団」が獲得する可能性はあるでしょうか?

 基本的にはないと思いますが、あるとすれば「首が危ないGMが生き残りをかけて乾坤一擲の勝負に出るケース」です。MLBではGMの権限が強大で、GMの首を切れるのはオーナーだけです。逆にいえばオーナーにうまく取り入ってその地位にいるGMも少なからずいます。ヤンキースのキャッシュマンGMもその1人ですが、まだ首が危ないわけではありません。

 具体的にいうとシアトル・マリナーズのズレンシックGMです。数々の迷補強でマリナーズが一向に強くならない最大の戦犯ですが、筆頭オーナーの任天堂(アメリカ)が放置しているため居座っています。昨年末もヤンキースのロビンソン・カノ内野手を10年・2億4000万ドルで獲得してしまい、MLB全体を「唖然」とさせてしまいました。

 「カノ選手とマー君の活躍を見届ける義務がある」とかいって居座るために、強引に出てくるかもしれません(獲得の可能性は2~3%)。

 話は変わりますが、マー君が抜ける楽天はユーキリス選手を格安(400万ドル)で獲得しました。昨シーズンは怪我でほとんど出場できなかったのですが、守備も選球眼も優れた好選手です。今年はMLB復帰を目指して実戦感覚を取り戻すための場所を探していたところを、楽天が「すかさず」獲得したようです。

 取り決めた楽天の立花球団社長は、かねてから「日本のプロ野球では大変に珍しい能力のある球団社長」と思っているのですが、自分勝手な三木谷オーナーの下でフラストレーションが溜まっているはずなので、「本気で強くしたいと思っている」日本の球団がもしあれば、真剣に立花氏の獲得を考えるべきです。

 楽天では金融部門の収益化を取り仕切った国重副社長(住友銀行出身)が、いつの間にか代表権のない副会長に祭り上げられており、楽天でいくら頑張っても全く報われないと思うからです。


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