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オバマ大統領の広島訪問で感じた事

2016年05月31日

オバマ大統領の広島訪問で感じた事


 少し時間がたってしまいましたが5月27日の夕方、オバマ大統領が米現職大統領として初めて広島を訪れました。同日まで開催されていた伊勢志摩サミットの終了後、帰国までの1時間ちょっとの広島滞在でした。

 広島でのスケジュールについては、大統領選を控えていることもありホワイトハウスは米国世論を大変気にしており、寸前まで激しいやり取りがあったようです。しかし実際にオバマ大統領は原爆死没者慰霊碑に献花した後、予定(5分)をはるかにこえる17分間の演説を行い、ホワイトハウスが最後まで抵抗した被爆者(2名)との会話も実現しました。

 演説については当然のように原爆を落とした国の元首としてではなく、あくまでも客観的に核戦争を引き起こしてはならないと強調しただけで、オバマ大統領が就任直後にプラハで行った「唯一の核を使用した国としての道義的責任(Moral Responsibility)がある」といった内容ではありませんでした。

 しかし演説を含む全体的な印象は、事前に予想されていたよりはるかに踏み込んだものだったと感じました。

 まだ終了していませんがオバマ大統領の8年間とは、1期目の大統領選公約として掲げたイラク撤退とノーベル平和賞を受賞した就任直後のプラハ演説に自ら縛られ続けた8年間だったはずで、それが国際政治に数々の混乱を招いてしまいました。
  
 それではオバマ大統領の広島における演説を含むすべての行動は、自ら貫いてきた「無謀な戦争の回避」と「核なき世界の実現」に向けた集大成だったのかというと、そんな単純なものではなく、本誌もそんな感傷に浸っているわけではありません。

 考えすぎかもしれませんがオバマ大統領を含むホワイトハウスは、本年11月の大統領選の結果を気にしなくなっていると感じました。

 一応オバマの後継候補とは、同じ民主党で1期目に国務長官を務めたヒラリー・クリントン候補であるはずですが、少なくとも広島訪問やそこでの言動が大統領選に与えるマイナス効果(絶対にあります)を気にしているとは思えませんでした。

 偶然かもしれませんがオバマ大統領が広島を訪問する1日前の5月26日(時差を考慮すると半日前)、国務省の監察総監室がヒラリーの国務長官時代の私用メール使用について、はっきりと規則違反だったと指摘しました。

 これは本来ならヒラリーを弁護すべき立場の(つまり身内の)国務省からクロだと決めつけられたことになり、連邦捜査局(FBI)も近く聴取する方針のようです。

 実はこのヒラリーの私用メールについては、大統領予備選が始まる直前の本年1月末にも国務省が使用された私用メールのうち7通を最高機密扱いの「極秘」に指定していたのですが、この時はそれほど大問題にもならず予備選に突入していました。

 たかが私用メールではなく、国務省のトップ(当時)が国家の最高機密を含む情報を何の防御システムも施されていない私用メールでやり取りしていたこと自体、蒼ざめるほどの重大事件となります。また単なる不注意だったとも思えず、何か特別の理由や事情があったことは容易に想像されます。

 つまり日本で報道されているよりはるかに重大で由々しき問題で、ヒラリーの政治生命が絶たれる可能性もあります。少なくともこんな状態で(仮に民主党の大統領候補に選ばれたとしても)大統領になれるとは思えません。

 またヒラリーは、夫ともども中国に異常に近いことも、最近だんだん知られるようになっています。

 それでは民主党は、このままトランプ大統領となってしまうのを黙って見ているのか?となると、そういうわけにもいきません。

 突拍子もないと思われますが、ヒラリーもまだ代議員の過半数を確保しているわけではないため、これから民主党の大統領候補を取り換えてしまうような気がします。

 誰に?

 それはバーニー・サンダース候補です。ヒラリーが代議員の獲得競争でサンダースを大きくリードしているように見えますが、実は700人以上いる予備選挙の結果に縛られない特別代議員の大半を獲得しているからで、この特別代議員は支持候補を変更しても構いません。

 そして世論調査ではサンダース候補ならトランプ候補に勝てる可能性が「ある」ようです。ここまで来れば少しでも可能性のある方に賭けるということですが、米国大統領選も先日のオーストリア大統領選のように中道が全滅して、極端な右と左の争いになるのかもしれません。

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■闇株的見方 » 社会 | 2016.05.31
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2016年05月29日

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 予定通り5月30日(月曜日)の夕方に配信します。メインテーマ 1 についてはマーケット(為替)に関す話題なので、前日(29日の日曜日)に前倒し配信するかもしれませんが、まだ決めていません。


メインテーマ 1 久々に為替についてじっくり考えてみよう  後半

 伊勢志摩サミットが終了しましたが、安倍首相はリーマンショックとの比較を持ち出してまで何とか「世界経済の新たな危機回避の政策総動員」を首脳宣言に盛り込み、消費増税の再延期をコンセンサスとしました。これで正式決定となります。

 オバマ大統領の広島訪問で感じたことや(単なる感傷的な印象ではありません)、衆議院解散・衆参同日選挙の可能性(4分6分と感じます)については、来週早々の闇株新聞で解説することにして、ここでは「為替について」を続けます。

 先週は「為替について」やや広い観点から解説したので、今週はもっと実際的な解説と、当面、中期的(年内いっぱいくらい)、長期的にわけた相場についても解説します。

 円相場(対ドル)の解説が中心となりますが、できるだけユーロなど多通貨についても書きます。また先週書かなかった介入の仕組みについても解説します。


メインテーマ 2  今後の株式市場の「勝ち組」「負け組」を考える  その7

 今週は「典型的な負け組ではあるものの原因の大半はダメ経営者にあり技術は優れていると思っていたらやっぱり海外の超一流ファンド(KKR)が支援に手を挙げたタカタ」と、「株式市場で投資対象と見られていないものの一応はジャスダックに上場しており何よりも旧大蔵省傘下になってから大丈夫なのかと心配になる日本銀行」を取り上げます。

 今回はリクエスト企業を募っていませんでしたので、来週1回だけリクエスト企業を取り上げますので質問コーナーにお寄せください。リクエストがなければ今週で最終回とし、来週から新シリーズ(構想中)をスタートします。


お勧め「書籍」「映画」「絵画」コーナー

 まだ決めていません。


今週の相場観

 今週の株式、為替、国債、商品市場についてです。


質問コーナー

 できるだけすべてのご質問にお答えするつもりですが、類似のご質問は省略させて頂くことがあります。本日(5月29日)深夜まで受け付けています。


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