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北朝鮮情勢を最大限警戒しなければならない

2017年04月05日

北朝鮮情勢を最大限警戒しなければならない


 メルマガ「闇株新聞 プレミアム」では、ほとんど毎週かなりの紙面を割いているテーマですが、状況がすでに臨界点に達していると強く感じるため、ここでもポイントだけ解説しておきます。マスコミの報道だけではその切迫度がほとんど伝わって来ないからです。

 4月6~7日に習近平国家主席が訪米し、フロリダの別荘でトランプ大統領と会談します。つまりトランプ政権発足後、初の米中首脳会談となりますが、実はこの会談がセットされたのは3月28日のことです。

 それでは何でこんな急にセットされたのでしょう?もちろん急遽、話し合う必要が出てきたからですが、それは米国側の事情です。それでは何で習近平も応じたのでしょう?習近平は4月4~5日にフィンランドを訪問する予定になっており、そこから直接米国に飛ぶようです。

 3月31日にトランプ大統領は、貿易赤字削減のための大統領令に署名しており、その最大のターゲットが中国(次いで日本)となりますが、それが主要テーマならわざわざ習近平が慌てて訪米するはずがありません。

 今回の米中首脳会談における米国側の最大の(というより唯一の)目的は、米軍による金正恩襲撃作戦(斬首作戦)の実行を「黙認」するように習近平に最終通告することであり、習近平が応じた最大の(というより唯一の)理由は、金正恩後の北朝鮮における(あるいは朝鮮半島における)中国の「権利保全」のためとなります。

 ティラーソン国務長官が3月18日に訪中し王毅外交部長(外相)と会談した際、トランプ大統領の名代として同じ通告をしたはずですが、どうも一蹴されたようです。そのへんからトランプ政権におけるティラーソンの存在感が薄くなったような気もします。

 金正恩斬首作戦はオバマ政権時代からありましたが、何事にも格好をつけたがるオバマ大統領(当時)では実行されるはずがなく、それを察知している金正恩にも完全にナメられていました。それでは何でトランプ大統領は、ここにきて金正恩斬首作戦を実行することにしたのでしょう?

 表向きの理由は、北朝鮮が米国西海岸まで届く大陸間道弾ミサイル(ICBM)を開発しており、米国人民が危険に晒されているため(金正恩を)排除しなければならないということですが、米国はどの政権でも「仮想敵」を時にはでっちあげても政権の人気を維持するものです。

 とくに最近のトランプ政権は内政が停滞し、議会と予算折衝に入る体制も整っていないため国防予算拡大どころではなく、そこへロシアゲート疑惑まで持ちあがってきたため、何としても事態を打破しなければならない切実な事情もあります。

 ちょうど4月末まで米韓合同軍事演習が行われており、2011年5月のビンラディン殺害時もアラビア海で待機していた空母・カールビンソンや実行部隊のNavy SEALsも「すぐ近く」にいます。

 金正恩もトランプ就任直後から「風向きが変わった」ことは察知しており、米国諜報部隊が巧みに吹き込むデマ(側近の中に裏切者がいる)にすっかりパニックとなり、側近の処刑を加速させ、2月13日には異母兄の金正男まで暗殺してしまいました。このままではますます過激な行動に走る恐れがあります。

 つまり金正恩斬首作戦の実行は「決定済み」であり、習近平も(金正恩は一度も訪中していない)黙認することは「決定済み」であるので、わざわざ訪米して「その後」について密談するわけです。

 トランプから安倍首相に「通告」があったかは不明ですが、帰国していた長嶺・駐韓大使を急遽韓国入りさせており、何らかの「通告」はあったと感じます。もちろん有事の際の邦人保護のためです。

 5月9日の韓国大統領選挙では、親北(というより北朝鮮そのものの)文在寅がすでに当選確実であり、このままでは韓国が北朝鮮の支配下に入ってしまうことにもなります。

 また金正恩斬首作戦が実行されたなら、混乱に乗じてミサイルが日本に飛んでくる可能性があり(冗談ではなく北朝鮮のミサイルは精度が落ちるため狙っていてもいなくても着弾する恐れがあります)、また多数潜伏している北朝鮮スパイが破壊活動を起こす恐れもあります。

 今の日本で何が不気味かといえば、こういう切迫した事情が一切報道されず、明らかに(北朝鮮の意向を受けているとまではいいませんが)反日議員が演出した森友学園問題で国会が機能不全になり、こういう事態にこそ必要な共謀法(確かにネーミングは適当ではありませんが)の審議入りにも抵抗が強いという現状です。

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■日本 » 政治 | 2017.04.05
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