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今年の日本株はどうなる? その2

2014年01月24日

今年の日本株はどうなる? その2


 昨日の続きです。本日(1月23日)の日経平均は125円安の15695円となり、昨年の大納会の高値(終値)・16291円から596円(3.6%)の下落となりました。

 まず本誌は、当面(本年6月頃まで)の日本株式市場は「まだまだ堅調」だと思っています。理由が3つほどあります。

 まず日経平均の構成銘柄には、円安・金利低下という「金融抑圧」のメリットを享受できる大企業が多く、消費増税に伴う消費減退などの経済全体の落ち込みが反映されにくいからです。

 次に日銀による追加量的緩和期待が根底にあることです。仮に日経平均が下落しても、すかさず追加量的緩和とそれに伴う円安への期待が盛り上がり、昨年の「残像」もあり日経平均はすぐに回復すると思われます。

 最後に今年(特に前半)は欧米をはじめとする世界経済が順調に回復すると思われ、その結果の海外株高が日本株式市場にも好影響を与えると「まだまだ」期待されるからです。

 その結果、今年前半(6月頃まで)の日経平均は「まだまだ堅調」となりそうです。一本調子の上昇ではなくても、下落してもいつの間にか回復する、まさに今年に入ってからの状況が続くと考えます。また追加量的緩和などのイベントがあれば、それなりに上昇するはずです。

 しかしそれは、昨年からの「残像」といくつかの「錯覚」に支えられた大変不健全な株高(堅調)ですが、その「不健全」がまだまだ続くため弱気になる必要もありません。

 なぜ「不健全」なのかですが、紙面の関係で最後の世界経済が堅調で海外の株高が期待できるところだけを解説します。

 1月21日にIMFが世界経済の見通しを発表しました。これは年4回発表され、その都度変更されるものです。別にIMFの予想が素晴らしいと思っているからではなく、世界の投資家が地域別の資産配分を決めるときに参考にしているため「無視できない」だけです。

 昨年10月に発表された(変更された)2013年通年の経済見通しでは、全世界の成長率予想が2.9%(実質、以下同じ)、先進国が1.2%、新興国が4.5%となっていました。問題は先進国の内訳で、米国が1.6%、ユーロ圏がマイナス0.4%、日本が2.0%となっており、日本経済は米国経済やユーロ圏経済よりも「高成長」と予想されていました(最終的にはかなり下方修正されると思いますが)。

 昨年の日本株市場で、外国人投資家が年間最高の15兆円も買い越した単純な理由がこれで、先進国で最も高成長と予想される日本の株式市場へ世界の投資家が資金配分を厚くした結果です。

 1月21日に発表された2014年の予想では、全世界が3.7%、先進国が2.2%、新興国が5.1%と「全て上昇」しています。前年の1.2%から2.2%へ1%も上昇した先進国の内訳は、米国が2.8%、ユーロ圏も1.0%とプラス転換しています。

 日本は1.7%ですが、これは昨年10月時点の予想の1.3%から「不自然に上方修正」されています。財務省から篠原副専務理事が天下っているからですが、その代わりに2015年の予想が昨年10月時点の1.2%から1.0%に引き下げられて、辻褄を合わせられました。少し前に発表された世界銀行の経済見通しでは、日本は2014年が1.4%、2015年が1.2%と「なだらかな」減速予想です。

 最も重要なことは、回復する世界経済とくに先進国経済の中で、日本経済だけが2014年も2015年も減速と予想されていることです。少なくとも2013年のように外国人投資家が日本株式に資金配分を厚くするとは考えにくく、特に成長が加速する米国や、マイナス成長からプラス転換と予想されるユーロ圏に多く配分されてしまうはずです。

 つまり米国やユーロ圏をはじめとする世界経済が回復することや、その結果の世界の株高は、日本の株式市場にとって外国人投資家の買い越しが急減することを意味するのです。
 
 それでも当面は、世界の経済回復および世界の株高をみて、日本株も「とりあえず」は上昇するはずです。だから「不健全」な株高(堅調)と考えるのです。

 この後はその他の「不健全」も含めて、来週月曜日(1月27日)配信の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」で解説します。よろしかったら読んでみてください。お申込みいただけば1月の配信分も全てお送りします。


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コメント
早速大外れ。からの大逆転・・・
と思わせておいて本当に当たらない闇株だからなー最近は。

えっと4年くらい見てる一時はプレミアム会員でした僕の感想ですw
支那の夜
ジョージ・ソロスが、支那の財政破綻を唱えていますが
闇株新聞さんは、どうお考えでしょうか。
量的緩和の縮小といい、為替といい、株といい、外れまくりですね。
通貨危機がくると予想
VX指数カラ見れば驚くことわない。リーマン89.53で1.24わ約20.ユダヤサイドに太いパイプが無いと予想わ難しい.彼らが世界経済を動かしている.イエメン。ルー。フィシャー。バーナンキなどカナメわ全てユダヤ人で占められている。
暴落前夜
月曜はかなりナーバス。
午尻下がり
辰巳天井,午尻下がり,相場の格言では,辰年,巳年は株価上昇し,今年の干支である午年は株価が値下がりすると言われている.
株下がりまくり
今連日株下がりまくりですけど、これが又回復すると言うことなんですね。6月迄はこれも、ただの通過点と言うことですか。
本記事の相場の見通しと現在起きている暴落を比較すると、やはり株価を予想する能力のある人はいないというのがよくわかります。


他の著名な専門家も大外れで、ほぼ全滅です。

確かにそんな能力があれば原稿料などアテにせず自分で投資一本で食うでしょう。

指数を一括購入でポートフォリオを組んで、じっとしておおきなイベント時に微調整する程度が一番経済合理的な気もします。
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