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テンプル騎士団とフリーメーソン  その3

2011年03月04日

テンプル騎士団とフリーメーソン  その3


 前回から2日ほど空いたのですが、このシリーズの最終回です。

 前回は、第一回十字軍(1096年)の結果、聖地エルサレムを奪回したカトリック教徒を聖地巡礼のときに警護する事を目的に認可されたテンプル騎士団が、ローマ教皇から各種特権とヨーロッパ諸侯からの膨大な寄付により巨額の財産を作り、今で言う銀行業務を始めました。ところが1307年に巨額の負債をテンプル騎士団から負っていたフランスのフィリップ4世が、悪魔崇拝などの冤罪をかぶせてテンプル騎士団を追放し、財産を奪いましたが、一部のメンバーと巨額の財産の一部がスコットランドなどに渡ったところまで書きました。

 前回言い忘れましたが、悪魔崇拝などの罪を裁くのはローマ教皇庁なのです。フィリップ4世は当時、ローマ教皇を意のままに操っていたわけで、南仏を手に入れるために、南仏に拠点を持っていたカトリックのカタリ派を異端として徹底的に追放したのもローマ教皇の手を借りたのです。

 その後15世紀からなんと18世紀ころまで続いた魔女狩りも、同じくローマ教皇庁の裁判(異端審問といいます)によるものなのです。

 さて、いよいよフリーメーソンについてです。フリーメーソンの起源として2説あります。

 ひとつは、1360年にイギリスのウインザー城建設に狩りだされた石工(いしく)が、その後数百年にわたりヨーロッパ各地でのゴシック建設を独占すべく、そのノウハウを門外不出とするために作った組合説。当然ヨーロッパ各地に「出張」するわけで、各地の権力者に重宝され、各種情報を得ることができて力をつけていった訳で、この説が一番一般的です。

 もうひとつが、テンプル騎士団が主にスコットランドの地で作ったのがフリーメーソンで、その財力を利用して世界各地に浸透していったという説。確かに今でもスコットランドにはフリーメーソンの支部(ロッジ)が数多くあります。

 私は石工組合説で、テンプル騎士団とフリーメーソンは基本的に関係ないと思っています。フリーメーソンは1600年ころから石工以外のメンバーが入り始め、1717年にロンドンで最初の本部(グランド・ロッジ)ができました。

 ですからフリーメーソンは、創立以来長い間、石工以外のメンバーを排除してきたはずで、いくら財産を持っていたとしても、海外から来た騎士(日本で言う浪人)のメンバーを受け入れたとは思えないのです。

 現在、フリーメーソンのメンバーは世界で300万人といわれ、日本にもグランド・ロッジ(日本での総本部)が東京タワーの近くにあります。日本でのメンバーは主に米軍関係者といわれ、純粋の日本人は300名くらいといわれています。

 その活動は、会員間の親睦を深めるのみで、政治・経済活動をまったくやっておらず、よく言う世界の陰謀にかかわっているということはまったくありません。

 日本の会員第一号が幕末の頃にいた西周(にし・あまね)だといわれています。

 同じく幕末時に幕府軍と薩摩・長州軍をけしかけて双方に武器を売りつけ、巨額の富を得たトーマス・グラバーはスコットランド出身なのですが、ユダヤ人でもフリーメーソンでもありません。単なる武器商人が、今でも世界各地で行っているノウハウで、日本で商売をしていただけで、その手先が坂本竜馬や岩崎弥太郎(三菱グループの創始者)なのです。

 私は、なぜ坂本竜馬が英雄だといわれているのかまったくわかりません。これを含めた幕末の各種陰謀と曲げられた歴史については、いずれ詳しく書くつもりです。

 敗戦後、GHQに支配された日本では、マッカーサーがフリーメーソンだったので、戦後最初の首相である東久邇稔彦殿下とか鳩山一郎などもフリーメーソンのメンバーだったのですが、これはGHQへのご機嫌伺いだったようです。鳩山一郎はその後、吉田茂との勢力争いに完敗するわけで、フリーメーソンの威光は効かなかったようです。

 それから、よくフリーメーソン=ユダヤ人といわれていますが、そもそも起源が石工でもテンプル騎士団でも、最初からユダヤ人が入っていたということは絶対にありません。特にテンプル騎士団はカトリック教徒でユダヤ教徒とは徹底的に相容れなかったはずです。

 確かに、現在のフリーメーソンのメンバーにユダヤ人が数多くいます。しかしこれはむしろ、世界で迫害されることが多かったユダヤ人が、会員の資格が逆に厳しくなかったフリーメーソンに数多く入れた、と考えるほうが自然です。今でもフリーメーソンは、無神論者と共産主義者以外は誰でも入れるようです。
 
 先程も書きましたが、テンプル騎士団がフランスから追放されたのが1307年で、フリーメーソンの母体となった石工組合の最初の仕事であるウインザー城が建設されたのが1360年で、微妙にずれています。だからテンプル騎士団とフリーメーソンも基本的には無関係のようです。

 それではテンプル騎士団の巨額の財産はどこへ行ったのでしょう?

 その後、銀行業務はユダヤ人の専売特許のようになっていきます。しかし、これらともテンプル騎士団との関係は出てきません。だからテンプル騎士団の巨額の財産は、その後、ヨーロッパ各地での戦争の中で消えていったのだと思います。
 
 フリーメーソンの陰謀説の中で、ひとつだけ実際にあったのは、秘密結社P2(Propaganda Due)で、確かにフリーメーソンのイタリアのロッジでした。2月2日付け 「バチカンの闇」その2 に書いてありますので読んでください。
 P2は現在、フリーメーソン本部から追放されています。

 最後に、フリーメーソンと米国の関係を書いておきましょう。

 初代大統領のジョージ・ワシントンを始め数多くの歴代大統領がフリーメーソンだったといわれています。しかしこれは当時ヨーロッパから逃げてきたキリスト教徒が、結束を深めるためにメンバーとなっていたからだと思われ、現在確かにユダヤ人のメンバーも多いのですが、これもって米国もユダヤ人とフリーメーソンに操られているということは全くありません。

 ただ、米国連邦準備理事会(米国の中央銀行)は1913年に設立されたのですが、実はこの株主に米国政府は入っておらず、株主の大半が、ロックフェラーとかロスチャイルドと言ったユダヤ系の民間銀行であることは事実です。だから、よく言われるように1ドル札に「ユダヤの目」が印刷されているのかも知れませんね。

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コメント
私が、メーソンに加盟している頃、メーソンの会議に出席したマスターメーソンから聞いた話なのですが、阪神大震災が起こる前年に、欧米メーソンが『経済インフレ』を画策していることを聞かされました。会議のメンバーは、ユダヤ人もいました。この会議、阪神大震災の後、解散しています。そして、メンバーとも連絡が取れなくなりました。どこかに、逃げたとしか考えらません。私も、阪神大震災がなぜ、起こったのか。よくわかりましたよ。

税理士の木村先生の見解は的中しています。
http://www.fyi-ta.com/doing/iv_52-2.shtml
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