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アカデミー賞の発表が近づく(2013年)

2014年02月27日

アカデミー賞の発表が近づく(2013年)


 ビットコイン騒動には、はるかに深い闇がありそうですので、もう少しお待ちください。本日は例年この時期に取り上げるこの話題です。

 2013年・アカデミー賞の発表・授賞式が、3月2日(日本時間3日午前中)にロサンゼルスのドルビー・シアター(旧コダック・シアター)で行われます。候補となるのは2013年中にロサンゼルス郡で7日以上有料公開された作品とその関係者です。

 投票するのは6000人以上いる米アカデミー会員で、ハリウッドを中心として俳優・監督・脚本・作曲・撮影・衣裳など映画製作に直接かかわる人達です。ハリウッド以外の米国や外国のアカデミー会員は比較的少数で、また評論家・マスコミ・製作会社・(映画への)投資家などはアカデミー会員ではなく投票できません。

 要するにアカデミー賞とはハリウッドを中心とした映画人が内輪で選出するもので、受賞者にはブロンズ像(オスカー)が贈られるだけで賞金や副賞はなく、また司会者などのギャラもありません。

 例年そうですが、米国で昨年末ギリギリから公開して選考時期(つまり今)に印象を強めようとする作品が多いため、まだかなりの作品が日本で未公開です。それでも最近のハリウッドやアカデミー会員の動向も考慮しながら受賞作品(者)を予想してみましょう。

 まず今年の作品賞候補は大変充実した作品が多いのですが、その中で1970年代の「アブスキャム事件」をモデルとする「アメリカン・ハッスル」が作品賞受賞と予想します。

 「アブスキャム事件」とはニュージャージー州・アトランクティックシティのカジノ認可を巡る収賄事件を、FRBが実際に詐欺師を使った「おとり捜査」で摘発したものです。配給はソニー傘下のコロンビア映画で、受賞すればソニーにとって久々に明るい話題となります。また同じく作品賞候補の「キャプテン・フィリップス」もコロンビアの配給です。

 同じく前評判が高い作品は黒人奴隷を題材にした「それでも夜が明ける」ですが、投票するアカデミー会員の大半が白人であり、過去にもこの題材の受賞作はないため、やはり受賞は無理だと思います。

 また日本の評論家の評価が高い(昨年末から日本でも上映しているからですが)宇宙SFの「ゼロ・グラビティ」はCDを駆使した3D映画です。2009年に大本命の「アバター」が受賞を逃がしているように実際に現場で活躍するアカデミー会員にとって「製作があまり機械化すること」は好ましくないようで、これも受賞は難しいと思います。それでも撮影・視覚効果・音響・録音の各賞は独占しそうです。

 監督賞は、昨年こそ作品賞を受賞した「アルゴ」のベン・アフレック監督が監督賞候補にも選ばれていなかったのですが、過去10年のうち8回は作品賞・監督賞の同時受賞となっています。

 「アメリカン・ハッスル」のデビット・ラッセル監督は昨年も監督賞候補となっており、すんなりと作品賞・監督賞の同時受賞となりそうです。前評判の高い「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督はメキシコ人で、やはり最終的には米国人のラッセル監督が有利となりそうです。

 主演男優賞は「ダラス・バイヤーズ・クラブ」で無認可薬の密輸入を始めるエイズ患者を演じるマシュー・マコノヒーが「当確」でしょう。もともと過小評価されていた俳優で、エイズ患者を演じるために21キロも減量したそうです。

 またハリウッドはゲイに理解があり、エイズを取り上げる作品への偏見は全くありません。さらにそのパートナー役を怪演(?)するジャレッド・レトの助演男優賞も「当確」でしょう。

 実力者ぞろいで予想の難しいのが主演女優賞です。本誌は「あなたを抱きしめるまで」のジュディ・デンチを推しますが(御年79歳の007でジェームス・ボンドの上司Mを演じるおばさんです)、現地の直前予想では「アメリカン・ハッスル」のエイミー・アダムスと、「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットの一騎打ちのようです。この2人だとケイト・ブランシェットがやや優勢と感じます。

 ジュディ・デンチは英国人、エイミー・アダムスはイタリア人、ケイト・ブランシェットはオーストラリア人と、さすがにハリウッドは国際色が豊かです。

 宮崎駿監督の「風たちぬ」が長編アニメーション賞の候補となっていますが、今回の受賞は厳しいようです。

 発表まであと4日です。


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コメント
予想の確度は、それぞれですので・・・(笑)
男優賞(主演および助演)は、激しく同意します。
女優賞は、見ていない映画が多いもので、棄権。

作品賞は、東海岸と西海岸の微妙な温度差というかハリウッド人種のひややかさに鑑み、ウルフオブ・・・を
推奨していますが、さあどうでしょうか?
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