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2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕

2014年06月12日

2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕


 本日(6月12日、日本時間は翌13日未明)、2014年ワールドカップ ブラジル大会が開幕します。

 開幕戦のブラジル対クロアチア戦では、日本の西村雄一氏ら日本人クルーが審判を務めます。開幕戦の判定は、その大会の判定基準となるため大変に重要な役割となります。また西村氏は前回の南アフリカ大会・準々決勝でブラジル選手を退場させており、ブラジルにとっても因縁の審判の起用となります。

 さて開催国のブラジルでは、会場の建設や交通機関の整備が遅れ、また経済低迷による開催反対のデモやストも頻発していたのですが、何とか無事に開幕できそうです。

 ブラジルでの開催は1950年以来ですが、その1950年大会では絶対的な優勝候補だったブラジルが決勝リーグ(当時は決勝トーナメント方式ではなかった)でウルグアイに足元をすくわれ、20万人を収容した会場のマラカナン・スタジアムではショック死する人も出ました。ブラジル人にとっては64年ぶりに自国開催・優勝のチャンスが巡ってきたことになります。

 4年に一度のワールドカップはブックメーカー(要するに賭けの胴元)にとっても稼ぎ時で、数々のオッズが発表されています。

 日本チームの予選リーグ突破の可能性は、最新オッズで2.10倍となっています。つまり予選リーグ突破の可能性が47.6%ということで、トップがコロンビアの1.25倍(80%)、次いでコートジボアールが1.90倍(52.6%)、最下位がギリシャの3.40倍(29.4%)となっています。

 可能性をすべて加えると200%(2チームが予選突破となるから)を少しこえているのはブックメーカーの手数料ですが、5%ほどとなります。ちなみに日本のTOTOは50%もピンハネしています。

 オッズからみても日本チームにとって6月15日午前10時(日本時間)開始のコートジボアール戦が、絶対に負けられないことになります。負けると大変に厳しくなりますが、英国プレミアリーグで活躍するヤヤ・トゥーレ選手は「ぜひ見たい」選手です。

 気が早いですが優勝国オッズもあり、もちろん開催中にも変動しますが、現時点ではトップがブラジルの4.0倍、次いでアルゼンチンの5.0倍、3位がドイツとスペインの7.0倍となっています。

 本誌も準決勝の組み合わせは、ブラジル対ドイツ、アルゼンチン対スペインと予想しています。

 ところで今大会は前回の南アフリカ大会に続いて2大会連続で発展途上国での開催となりますが、主宰するFIFAによると「こういう配慮」は終わりだそうで、その後の開催国決定は「従来通り札束が乱れ飛ぶ決定方式」に戻っていたようです。

 すでに2018年がロシア、2022年が中東のカタールに決定されています。

 ロシアはともかくとしても、アラビア半島から突き出た秋田県ほどの面積しかない砂漠国でのワールドカップ開催は、いくら石油と天然ガスに恵まれた豊かな国といっても大変に違和感があります。

 開催予定の6月の平均気温は50度をこえ、試合はすべて冷房のきいた室内スタジアムで行われるとしても、大変に厳しい環境での大会となります。また140万人ともいわれる出稼ぎ労働者が劣悪な労働条件の中で年間100人以上も命を落としているそうです。

 最近になって案の定、カタール開催決定には巨額の買収工作があったことが明らかになり始めています。

 しかしその「暴露」の背景には、ムスリム同胞団の支援でサウジアラビアやエジプトとの関係がギクシャクし始めたカタールの「やや微妙な立場」があるような気がします。

 もし「返上」となるなら、日本は真っ先に代替開催地に手を挙げるべきです。IOCにすべての収入を握られるオリンピックの開催に比べれば、ワールドカップの開催ははるかに経済的メリットがあるからです。

 2002年にはほとんど決定していた単独開催を、韓国の「露骨な買収工作」で共同開催にされてしまったため、今度こそ単独開催に手を挙げるべきです。


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ノバルティスの件、特捜部が動くようですが、今後どこまでいくと思いますか?
 4年に一度のサッカーW杯の開幕が目前に迫ってきました。言わずもがなですが、W杯は国際的な知名度や注目度が極めて高く、オリンピックに匹敵する一大スポーツイベント。当然、大会の実施にあたっては多額のマネーが動くことが想像されます。

 開催国決定の際の喜びようを見ると、大会の招致成功には多大な経済的メリットが伴うのかと思いきや、現在伝えられるブラジルの現状は悲惨としか言いようがありません。交通機関の運賃は値上がりし、病院や学校に投じられるべき予算も抑えられ、「サッカー王国」の国民が連日、政府を批判するデモ行進を続けているのです。

 端的に言えば、国民の怒りの矛先が向けられているのは、開催国としての役割を果たすためにブラジルが行なった巨額投資です。今回、12のスタジアムが大会に合わせて新設・改築されることとなったわけですが、そのために必要なコストは当初、10億ドル(1000億円、1ドル=100円で計算)以下とされ、しかもその大部分は国のお金ではなく民間の資金によって賄われると見込まれていました。

スポーツ省の強気な発言と、厳しい現実。

 ところが、計画が進むにつれてコストは増加の一途をたどります。昨年の時点で、スタジアム建設・改築コストの見込み額が35億ドル(3500億円)に修正され、2010年大会時に南アフリカが施設整備にかけた費用の3倍以上にまで膨張。周辺の交通機関などのインフラ整備も含めたトータルコストは145億ドル(1兆4500億円)に達すると見られています。

 さらに2016年のリオ五輪に向けて、少なくとも130億ドル(1兆3000億円)の投資が追加されるというのですから、国民が黙っていられないのも無理はありません。

 それでは、これだけのコストに見合ったリターンをブラジル国家は得ることができるのでしょうか。

 スポーツ省、アルド・レベロ大臣の発言は強気です。W杯によって同国にもたらされる経済効果は、2019年までGDPを年率0.4%押し上げることから900億ドル(9兆円)と試算。W杯と五輪によって、2014年末までに360万人もの雇用が創出されるというのです。

 しかしこれらの政府による試算は、医療や教育への予算が足りない状況でスタジアム建設を優先させたいがための自己弁護の側面が大きく、楽観的な数字と言わざるを得ないでしょう。ちなみに2020年の東京五輪開催による経済効果は、東京都の試算では約3兆円となっています。 もちろん予算の使い方に問題があるのは確かだとしても、ブラジルの混乱は、開催国が負うコストがいかに重いかという現実の一端を物語っています。ではこうした問題を前にして、主催者である国際サッカー連盟(FIFA)が開催国に対して何らかの援助を行なっているかといえば、答えはNO。W杯開催に伴う直接的な資金援助は一切ありません。

 FIFAにはそんな余裕がないのでしょうか? その疑問に答えるため、ここからはFIFAの収支を見ていきましょう。W杯までの4年間単位で区切ってみると、2007~2010年のFIFAの総収入は約42億ドル(4200億円)で、そのうちの実に87%(約3700億円)が2010年の南アフリカW杯に関連する収益でした。W杯という一つの大会への依存度が非常に高いことが分かります。収入の柱となっているのは、放映権(W杯収入の66%)および国際スポンサーシップ(同29%)です。 一方、開催国にはチケット収入と国内スポンサーシップが割り当てられることになっています。さらに優勝候補に挙げられるブラジルなら、賞金という形で「追加収入」も狙えるでしょう。とはいえ、2010年大会のケースで3000万ドル(30億円)、今大会は3500万ドル(35億円)という優勝賞金は、投資コストに比べれば“雀の涙”でしかありません。ちなみに2010年大会の賞金総額は3億4800万ドル(348億円)で、これはFIFAの大会収入の10%以下、支出の27%に過ぎない規模でした。


 今回のブラジルW杯でも、FIFAは2010年と同等かそれ以上の利益を手にすることが予想されます。しかし「9兆円」という夢のような数字を掲げるブラジルでは、国民の実生活にどれほどの経済メリットがもたらされるのかは全く不透明です。報道される現状を見る限り、むしろデメリットの方が大きいとさえ言えるかもしれません。

 国家的な財政リスクを背負うこととなった開催国と、ほぼノーリスクで大きな利益が約束されたFIFA。世界中が熱狂するであろうW杯の舞台の裏側で、こうした皮肉な構造が生まれていることも知っておくべきではないでしょうか。

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