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さあ いよいよカジノ でもその前に

2014年06月18日

さあ いよいよカジノ でもその前に


 政府は6月16日の産業競争力会議(議長・安倍首相)で、新しい成長戦略の素案をまとめました。法人減税などの4大改革が目玉ですが、観光振興ではカジノを中心とした統合型リゾート(IR)の整備を「関係省庁で検討を進める」と、さりげなく盛り込みました。

 これを受けて早速「カジノ運営を合法化するための法案(通称・カジノ法案)」が明日(6月18日)にも審議入りし、今秋の臨時国会には議員立法で成立すると思われます。

 あまり強調されていませんが(集団的自衛権のために公明党を刺激しないように気を使っているからです)、いよいよカジノの準備が正式に始まることになります。

 今まで関係者各位や「関係者になりたい各位」や有象無象が、水面下で「こそこそ」行っていた準備や工作や足の引っ張り合いが、いよいよ「おおっぴら」に始まることになります。

 日本ではどうしても公共投資のイメージがあるため、まずハコもの(統合型リゾート)をどこに作るかという議論が先行しており、その集客手段の1つとして「カジノもある」くらいにしか考えられていません。

 今すぐにでもラスベガスやマカオのような「統合型リゾート」さえ作ってしまえば、明日からでも儲かると考えられているようですが、そんな簡単なものではありません。

 ラスベガスは、もともとカジノとしての集客力と運営ノウハウが蓄積されていました。集客力とは米国内だけではなく世界中から「博打好き」を引き寄せることであり、運営ノウハウとはその「博打好き」から収益を上げ(巻き上げ)、何よりも世界中から集まる「イカサマ師」を排除するノウハウのことです。決して一朝一夕に備わるものではありません。

 ラスベガスはその集客力と運営ノウハウの上に、エンタテインメントやショッピングやレストランなどの各種機能を積み上げて「はじめて」できあがったビジネスモデルです。

 またマカオは、ポルトガル領時代から「カジノ」であり、そこに「博打好き」の中国人をめいっぱい集客して「思い切り博打をやらせる」ために作られた「巨大な賭博場」です。マカオがポルトガルから返還された(取り返した)のは1999年のことです。

 ちょうど中国経済が急拡大していったタイミングでもあり、現在の総売り上げが4兆円とも言われ、8000億円とされるラスベガスの数倍にもなりました。

 しかしカジノで最も重要なことは、そして日本におけるカジノの議論で最も欠けているところは、政府の関与です。

 ラスベガスを仕切っているのはマフィアではなく米国政府で、マカオを仕切っているのはスタンレー・ホーではなく中国政府です。

 当然に日本のカジノは、日本政府が仕切らなければなりません。

 確かにラスベガスは長い間、マフィアの資金源でした。しかしその後は米国政府とネバダ州政府が完全に許認可権を握り、マフィアは一掃されました。

 マカオは最初から中国政府が完全に許認可権を握り、もともとマカオで「カジノ」を独占していたスタンレー・ホー率いる澳門旅遊娯楽、中国政府に近い香港の銀河集団(ギャラクシー)、それにラスベガス大手のMGM 、ウイン、サンズの中国法人だけにライセンスを与え、完全にコントロールしています。

 つまりラスベガスもマカオも、決して勝手にやらせているわけではありません。さらに中国政府は巨額のライセンス料を徴収しているはずです。

 日本では一部企業がそれぞれ海外のカジノ大手と組み、まさに勝手にやろうとしています。ここで準備が正式に始まると、ますます勝手に始めてしまいます。

 日本政府が真っ先にやらなければならないことは、カジノ公社のようなものを立ち上げてすべての許認可権を集中させ、すぐにでも交通整理を始めることです。

 そうでなければ、何のために(誰のために)カジノを始めたのかが、全くわからなくなってしまうからです。


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コメント
「天下り先」としてカジノで恩恵を受けるのは警察OBでしょうね。
日本人の「カジノ王」がでてくるのかみものです
いよいよカジノ
はじめてコメントします
ノウハウはもちろんですが、世界一のギャンブル大国日本の現状はどうするんですかねえ?
30兆円ともいわれるパチンコを合法化して税金徴収するのが先でしょうに。。。
空港周辺に競馬、競輪、競艇、オート、パチンコ、スロットを集約して日本版リゾートの方が経済効果高いと思います
空港周辺には破綻寸前のゴルフ場があるので用地確保の心配ないですし、
馬も人もノウハウも既に世界基準ですよ
ものまねでなくりっぱな文化を生かしてほしいですね
ストックホルム国際平和研究所の報告書によれば2014年現在推定6-8発の核弾道を保有していると分析.問題わ飢餓がつずく北に開発資金があるわくない日本のあるギャンブル産業の送金と推定される。カジノを民間に任せるという事わ第二の核開発資金に回される恐れがある。
日本のカジノ関連株が買われているのをみても

腑に落ちない理由がはっきりわかりました。

なるほどですね。

政府が仕切れという話ですね。

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