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韓国政界の「闇」

2014年07月23日

韓国政界の「闇」


 あまりにも日本での報道が不十分なので、少し突っ込んで解説します。

 韓国のソウル検察庁は本日(7月22日)、6月12日に韓国南部で発見されていた変死体が、300人以上が犠牲となったセウォル号を運行する清海鎮海運の実質的なオーナーの兪(ユ)会長であることが「確認できた」と発表しました。

 大変に「疑わしい」発表です。少なくとも5月25日まで(未確認情報まで含めると6月4日まで)人前に現れていた兪会長が、6月12日に一部白骨化した「遺体」で発見されるはずがありません。セウォル号の沈没事故は4月16日でした。

 それでは、何でソウル警察庁がこんな「疑わしい」発表をする必要があったのでしょう?余計に韓国内でも批判が出るはずですが、とりあえずは対応が遅れたとして管轄の警察署長を更迭して「トカゲのしっぽ」を切っています。

 ここから急に話題が変わりますが、最後につながります。

 経済通といわれながら何の実績もなかった李明博・前大統領のほとんど唯一の実績は、2009年12月にUAEから原発プロジェクトを受注したことでした。

 仏のアレバ、東芝・ウェスティングハウス連合を蹴落として186億ドルの「大出血価格」で受注したのですが、それ以外にも100億ドルの融資、60年保証など「破格」の条件が付いていたことがあとからわかります。

 李・前大統領は、この100億ドルの融資は当時与党の民主党(日本のですよ)が提供すると周囲に話しており、実際の原発建設は東芝・ウェスティングハウス連合に「請け負わせる」と勝手に約束しており(そうでないとさすがにUAEも安心しないからです)、さらにご丁寧にそれでロイズ保険の引き受け条件をクリアするつもりでした。

 要するに「受注してしまえば何とでもなるだろう」で、当然のように「何ともならない」まま着工が遅れに遅れ、ようやく本年5月20日に後継者である朴クネ大統領(同じセヌリ党・旧ハンナラ党です)がUAEでの着工式に出席しました。セウォル号沈没直後で朴大統領も韓国内で批判にさらされていた時期です。

 さらに2015年9月までに韓国内で同型の新古里原発が稼働し、安全性に問題がないことをUAEに証明できないと、受注額の4割(74億ドル)もの違約金が発生する条件も付いていたようです。

 期限までに間に合うはずがありませんが、仮に「魔術でも使って」間に合わせたとしても100億ドルを28年間も融資する必要が出てきます。もちろん民主党(日本のですよ)はとっくに政権与党ではなくなっているため出してくれません。

 また関連はよくわかりませんが、昨年8月にみずほ銀行が5億ドルを韓国輸出入銀行に融資しています。しかしこの韓国輸出入銀行は日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)のような公的金融機関ではありません。まあ民間銀行(みずほ銀行)の与信行為なので口を挟みませんが、大変に奇妙な融資です。

 さらに仮にこの100億ドルの融資もクリアできたとしても、最大の障害が残ります。ロイズが保険を引き受けないからです。このような巨大プロジェクトは、ロイズが保険引き受けを拒否すると成り立ちません。

 そもそも東芝・ウェスティングハウス連合が降りた段階で、ロイズが引き受けるはずがありませんが、そもそも韓国はロイズ保険から完全に締め出されています。

 2007年12月にサムスングループが運行するクレーン船が香港籍のタンカーに衝突し、かなり大規模な原油流出事故が韓国近海で発生しました。明らかにサムスンのクレーン船に非があったにも関わらず、韓国当局はタンカーのインド人船長を540日も拘留し、裁判所が全ての責任と賠償金支払義務がタンカー側にあるとしてしまいました。

 その賠償金の再保険先がロイズだったため、ロイズは韓国水域の保険引き受けを拒否すると宣告して現在に至っています。セウォル号沈没事故も「無保険」だったはずです。

 さてこれらの事実と兪会長の「死亡」が、どのようにつながるのでしょう?

 李・前大統領がUAEと交わした密約で「原発の使用済み核燃料の最終処理」を請け負っていた可能性があります。その「核のゴミ」を韓国に密かに持ち帰るとか、どこかに密かに捨ててしまうなどを含めて、兪会長の清海鎮海運が請け負っていた可能性があります。

 セウォル号沈没事故で、朴大統領(繰り返しですが李・前大統領の後継者です)の対応が異常に後手に回っていたのも、その辺りに理由があるのかもしれません。

 韓国政界と財界を含めた「闇」は、まだまだたくさんあるようです。


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コメント
韓国無保険?
いつも、洞察力のあるブログ、直接に株に関係ないものまで含めて、楽しみにしています。

ところで、
「ロイズは韓国水域の保険引き受けを拒否すると宣告して現在に至っています。セウォル号沈没事故も「無保険」だったはず」とありますが…

これは、正確には
①「韓国籍船の韓国水域内での事故は保険の適用除外となっている」
②「如何なる国籍船の韓国水域内での事故は保険の適用外となっている」
③「韓国の会社が運航や営業する危険を伴う事業には世界中何処でも保険の適用外となっている」
のどちらでしょうか?

ロイズとは、あらゆる分野の世界の再保険市場の「鍵」で、ハリケーンカトリーヌがアメリカ東海岸を潰しただけで、何の関係もない航空保険や船舶保険の保険料が上がると聞いています。

例えば、今ハヤリ(?)のクルーズも韓国の会社が営業しているものがあり、日本各地を回って韓国に行って帰ってくるというコースもあったかに記憶しています。

また、ロイズが韓国政府の海事事故の不正を機に(韓国外の韓国製⁇)原子力発電の損害保険を引き受けないとなると、航空機などの大型保険も引き受けているはずはなく、よって航空保険が付いていない飛行機がウロウロしてるということでしょうか?
航空保険を付保しない航空機は運航できない筈だと理解しており、その意味では、セウォル号を含めて韓国の船に(一部であっても)損害保険が付保されないまま運航していることは、利用者にとって致命的な話ですし、そうした事実が利用者に知らされないまま営業していることは大問題だと思います。

少なくとも韓国ではどの距離であろうと船に乗って何かあっても「補償されればラッキー」だとすると、結論から「韓国内、韓国の船は乗ってはいけない」と誰かが正式に言うべきですが。。。

正確にはどうなのでしょうか?
ご質問の答えは②の「如何なる国籍の船舶も韓国水域内の事故は保険の対象外」です。

ということは日本籍のクルーズが韓国水域内で事故を起こしても保証されませんが、これはロイズが再保険を受けないという意味なので、日本や他国の保険会社が引き受けていれば保証されます。

③は個別審査のはずですが、韓国が関連した事業はかなり厳しい基準が適用され、引き受けを拒否されているケースが多いと思われます。
文中にあるUAEの原発は拒否されているはずで、韓国政府はロイズなしに60年間補償する必要があります。

韓国籍の船が日本水域内で事故を起こす、あるいは韓国籍航空機が世界中で事故を起こすケースは、それぞれ入港や着陸が拒否されていないので「一応」保険でカバーされていると考えるべきですが、ロイズが再保険を引き受けているかは不明です。

誰も騒ぎませんが、結構深刻な問題なのです。


闇株新聞編集部
韓国の闇・・・・の陰謀論
今日の記事はなかなか興味深く、しかし、このサイトには珍しく、理性・論理・数値的根拠に欠けるように思えます。陰謀論ですか?(笑)
実証的なフォロー日記を期待しています。
韓国輸出入銀行は、どういった意味で非政府系なのですか?資本はほぼ政府出資ですが。
日本も民主党政権時代にベトナムへの原発輸出で、原発で生じた使用済み核燃料を日本に輸送して日本で最終処分をするという契約になっているそうです。安倍政権でもトルコへの原発輸出の条件は使用済み核燃料や核のゴミを日本へ持ち帰り最終処分するということになっているようです。こんな契約条件は困りますね。
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