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ブルーボトルコーヒーの日本上陸

2015年02月13日

ブルーボトルコーヒーの日本上陸


 昨日はアップルの記事だったのですが、本日はコーヒー界のアップルといわれるブルーボトルコーヒーの日本1号店についてです。

 とはいっても決してミーハーなグルメ記事ではなく、かなり真面目に書いています。

 本誌は以前から日本マクドナルドを批判しているように、外資系飲食企業が日本の消費者に提供するサービスや付加価値が、割高な料金など日本市場から得ているメリットに全く釣り合っていないと考えています。

 ブルーボトルコーヒーとは2002年にチェロ奏者だった(クラリネット奏者だったとの記事もあります)ジェームス・フリーマン氏が西海岸で始めたコーヒーショップで、品質を重視して1杯1杯入れる手法が特色です。そのため全米でもまだ4都市に16店舗しかありません。

 「コーヒー界のアップル」と呼ばれる理由は、距離的に近いシリコンバレーのグーグルやツイッターなどのIT企業がこぞって出資しているからです。

 昨日の記事には書きませんでしたが、アップルは太陽光発電大手のファーストソーラーがカリフォルニア州に建設する大規模発電所に8億4800万ドル(1000億円)も出資し、その発電量の約半分を向こう25年間「タダで」使うとのニュースが出ていました。

 これよりはかなり規模が小さい話ですが「どうせコーヒーは毎日飲むのだからコーヒーショップに出資して何年かタダで飲もう」と考えたIT企業があったからか、ブルーボトルコーヒーは2012年と2014年に合計4500万ドル(50億円)の資金調達に成功しています。

 明らかにチェロ奏者が(クラリネット奏者かもしれませんが)始めた「品質にこだわるコーヒーショップ」とのイメージを前面に出しながら、その後ろには株式公開で巨額利益を目論む綿密に計画された「シリコンバレーの錬金術ロードマップ」が描かれていると考えます。

 そんなブルーボトルコーヒーが海外店舗の第1号として日本で選んだ場所は、繁華街でもない東京都江東区の住宅地で倉庫を改造した店舗です。飲食スペースはごくわずかで大部分が焙煎スペースのようです。

 本誌もミーハーではなく実際にビジネスモデルを確認するために早速行ってみようと考えたのですが、2時間半待ちと聞いて諦めました。価格を調べると最も安いものが1杯450円で、500円台が中心となっています。

 現在の円換算でも米国の価格より高いではないか!

 これでは、ゆっくりと飲めるスペースのある喫茶店の価格ではないか!

 日本のブルーボトルコーヒーでは2時間以上待たされた消費者が道端で立って飲んでいるではないか!

 マスコミやネットには紹介や称賛する記事やブログで溢れ返っているではないか!

 これは住宅地を1号店に選んだことも含めて、すべて巨額利益のために綿密に計画されたロードマップに沿っているものです。日本(東京)では矢継ぎ早に青山、代官山に出店するようですが、そもそも最初の海外進出先に日本を選んだこと自体が綿密に計画されたロードマップの重要なピースであるはずです。

 日本では本誌のように考える消費者が大変に少なく、無条件に称賛されて失敗が無く世界的な知名度を向上させ、次の海外展開と巨額資金調達を容易にするはずだからです。

 仮に新規参入を含めた日本企業が全く同じビジネスモデルを始めたとすれば、批判されるだけでしょう。

 本誌はスターバックスもタリーズも、もちろん日本マクドナルも利用することはほとんどなく、もっぱらセブンイレブンとローソンの100円コーヒーを愛飲しています(ファミリーマートだけはあまり飲みません)。

 これはケチっているのではなく、価格に比較して大変にクォリティの高い素晴らしいビジネスモデルであると考えるからです。

 たかがコーヒーというなかれ、結構奥深い問題なのです。

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コメント
ブルーボトルの宣伝手法にアップルとかサードウェーブとか
あからさまでうんざりですよね。
国内ではスタバ最強です。対抗馬の国産ドトールは
スタバ上陸後モドキを作ったぐらいでほとんど改革しませんでした。

ちなみに海外でラーメン一杯1500円もするんですよ?
セブンカフェ
私もセブンカフェ信者です。
セブンカフェ以外では、モス、辛うじてマックくらいでしょうか。
休日は、ごくたまにコメダも。
あ、マックはコーヒー以外では使いません。
取材のメディアには無料券を配ってるんでしょうな(笑)
とりあえず1回だけの連中が去った後、どうなるかなってとこでしょうね。
そろそろ勘違いは止めましょう
個人経営のゆったりした喫茶店ならまだしも、この手のチェーン店で材料費の10倍以上の値段はボッタくりの領域ですね。

すっかり日本人の特性を見透かされているなぁと感じました。たかがコーヒーで2時間待ち・・味の違いは判る方はほとんどいないでしょうね。

中学生のころから40年以上もコーヒーをミル、ドリップして楽しんでますが外で飲むとすれば、私もセブンの100円をまず探します。
次に店舗だったらドトールで、それ以外はストレートコーヒーはオーダーしません。

特に外資系のチェーン店は使っている豆の質や原価から察するに、日本人には割高なコーヒー風飲料を提供するのが戦略なのでしょう。

今回の出店もスト-リー性、場所、口コミ、作業場という日本人の好きそうな演出がちりばめられて良く考えられていると思います。
残念ながら多くの方々が「Cool」と勘違いして流行ると思いますが、そろそろ気が付いて欲しいと思わずコメントした次第です。





ファミマのコーヒーを飲まないというのは、ただ飲まないだけなのか?それともクオリティ等の何かの問題で飲まないのか?どちらでしょうか?
それも豊かさを象徴する文化?
いつも興味深く拝読していますが、はじめてコメントします。
私はコーヒー味の善し悪しがわかるような玄人ではありませんが、コストコで900グラム1500円弱のスタバとコストココラボの豆を買っています。
味は全く同じではないですが、スタバで買うと安い豆でも100グラムが400から500円します。
また、店舗で飲むとおかわりできると言っても一杯が400円近くします。
こう考えると、本来は大して原価は高くないものを偉く高く売ってるなぁと思いますが、
しかし、スタバの空間に腰掛けて会話ん楽しみながらコーヒーをいただく、という付加価値もあります。
コーヒーを飲みたいだけなら、私のように豆買って家で引き立てを飲むなり、コンビニの100均コーヒーで安く十分だと思います。
安くそこそこ良いものが溢れる時代、コーヒー以外にもたいしたことないのにとんでもない価格をつけたものは、あちらこちらに散らばっています。
外資に限らず、マスコミと口コミを使ったマーケティング戦略に翻弄されるのが我々消費者です。
ありあまる情報を取捨選択し、自分に似合った付加価値ある製品に投資するのは、
そういう時代に生きている宿命ではないでしょうか?
ネスレにボトル液体コーヒー (100円前後の) の中身はなんですかい?と
電話で聞いたら、それは企業秘密でだめだよん!と云われたのですが・・
豆なら、正々堂々と豆と云うだろうから
インスタントに違いないね。
まずいコーヒー
スタバのコーヒーはヤバすぎます(悪い意味で)。
カフェインが多すぎなのか、胃がやられ具合
悪くなります。胃が丈夫な人は、あのカフェイン量
の中毒になるでしょう。
もじゃ様へ

本誌がファミマのコーヒーを飲まないのは、セブンと違って注出口がむき出しになっているからです。さらに牛乳を混ぜる製品もあるため余計に気になります。ローソンもむき出しですがカウンター内にあり、お客が自分で入れるわけではないので許容範囲です。


胃腸様へ

実は全く同じ感覚を持っています。そもそもコーラとか、レッドブルとか、ポロシェンコがロシアで販売したチョコレートなど爆発的に売れた製品には、なにか「病みつきになってしまう」成分が混入されている可能性があります。コカコーラなどいまだにトップ の3人(だったと思いますが)しか原液の製造方法を知らないはずで、その3人は一緒の飛行機に乗らないそうです。

闇株新聞編集部
付加価値って…
商品を手に又は使った人が決める物なのに、最初から自分で付けていってもだめな気がします。
あとセブンイレブンのコーヒーは初期と比べて味がのっぺりとしてしまったのが残念、初期の味は焙煎も豆の分量もコンビニで買えるレベルを超えていましたが、それは個人差があるのでこのコメントはご愛嬌で。
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