闇株新聞 the book


闇株新聞 the book
発売中です。
よろしくお願いします。

書き換えられた歴史・藤原氏の正体  その1

2011年05月16日

書き換えられた歴史・藤原氏の正体  その1

 日本の政治・経済について考えるとき、当然に日本の歴史を理解しておかなければなりません。しかし、日本は国家としての成立過程そのものが、はっきりしていないのです。世界中にこんな国はありません。

 そもそも日本を統一した「ヤマト朝廷」の成立が4世紀頃で、世界を見渡しても決して古いわけではありません。エジプトでは紀元前27世紀には、もうピラミッドを作る古王朝が成立しており、中国では紀元前16世紀ころに最初の統一国家の「殷」が成立しています。ダビデ王がユダヤのヘブライ王国を建国したのが紀元前11世紀です。

 しかし、その比較的新しい4世紀に成立した「ヤマト朝廷」の成立過程が杳(よう)として分からないのです。その理由は、720年に編集された「日本書記」をそのまま今も大事にしており、突っ込んだ研究がなされていないからなのです。

 教科書では「日本書記」の編者は舎人(とねり)親王となっていますが、実際は藤原不比等です。実質的に藤原氏の始祖です。
そして「日本書記」こそ「天皇家」を利用して大きくなり、現在に至るまでもその影響力を残している「藤原氏」の正体を、うまく歴史上で美化して隠匿して、現在まで何の疑問もなく受け入れられているのです。

 本誌は歴史について書くことが目的ではありませんが、日本の今後を考えるに当たり、特に「官僚組織」について考えるときに、ぜひ読んでもらいたいテーマなので書くことにしました。

 645年に、中大兄皇子(のちの天智天皇)と中臣鎌足(のちの藤原鎌足)が協力して、権力を一人占めして横暴を極めていた蘇我入鹿(いるか)を皇極天皇の面前で暗殺し、これをうけて入鹿の父親の蝦夷(えみし)も自殺して蘇我氏が滅び、天皇中心の律令体制(後述)を成立させました。
これを乙巳(いっし)の変、その後の一連の政治改革を大化の改新と言います。

 まあ、これが平均的な歴史の教科書の書き方ですが、実は見事に書きかえられた歴史なのです。

 それまでの政治体制は、天皇を中心として蘇我氏(財政)、物部氏(軍事)、大伴氏(外交)などの朝鮮半島からの外来人である豪族の集団指導体制でした。
 
 その豪族間の勢力争いに勝った蘇我氏の勢力が強大化し、6世紀に蘇我稲目(いなめ)が自分の二人の娘を欽明天皇の妃とし、それらの妃の間に生まれた子供を次々に天皇に即位させて外戚の地位を確立していきました。
 蘇我稲目の子供が蘇我馬子(うまこ)で、馬子の代に蘇我氏の勢力が絶頂期を迎えます。

 推古天皇は馬子の姪で、その摂政となった聖徳太子は推古天皇の甥で、ともに蘇我氏の一族なのです。

 つまり、この時点で蘇我氏は天皇家そのものだったのです。

 聖徳太子が冠位12階を定め(603年)、憲法17条を制定し(604年)、遣隋使を派遣した(607年)など数々の功積をあげたとされていますが、これらはすべて馬子の実績だと考えられます。
 その理由は、574年生まれの聖徳太子が、同じ蘇我一族の長であり、約25才年上の馬子を差し置いて、政治の中心、つまり蘇我一族の中心にいたとは考えられないからです。

 馬子は推古天皇在位中の626年に没し、その地位は子の蝦夷と孫の入鹿へと受け継がれていきます。

実は聖徳太子は622年に没しており、馬子より早く亡くなっているのです。

「日本書記」では、聖徳太子の死後、その子で天皇候補だった山背大兄皇子を蝦夷・入鹿が攻め滅ぼして政権の独占を図り、それを遺憾に思った中大兄皇子と中臣鎌足が立ち上がって蘇我氏を攻め滅ぼしたとされているのですが、ちょっと考えるとおかしいことが分かります。

名目はどうであれ、天皇家そのものと言える蘇我馬子・蝦夷・入鹿に対し、蘇我氏一族から遠く(従って天皇になれる見込みのほとんどない)中大兄皇子と、同じく出世の見込のほとんどない中臣鎌足が、蘇我一族の聖徳太子の子が攻め滅ぼされたからと言って、憤る必要は全くないからです。

乙巳の変とは、蘇我氏から天皇家を簒奪(さんだつ)した藤原氏の始祖である中臣鎌足のクーデターであり、その時に担いだのが中大兄皇子(のちの天智天皇)だったのです。

その大義名分づくりに、聖徳太子を必要以上に神格化する必要があったのです。
 続きます。

平成23年5月16日

Ads by Google

コメントをする⇒
| Comment:3 | TrackBack:0
関連記事
コメント
そうなんですよね。
紀元後というのはもう歴史が一巡した後なんですよね。むしろ歪曲された歴史が始まったと考えたほうがしっくりきますね。
歴史に学ぶという意味では紀元前を学ぶべきであり、紀元後には現代に至る脈々と続く欺瞞の積み重ねだけのような気がします。
その意味で紀元後スタートの日本史ってどうなんでしょうか?
この構図は、明治維新の岩倉具視と桂小五郎の策謀を想起させます。
つまり、孝明天皇とその息子の睦仁暗殺の後、「大室寅之祐」を睦仁の替え玉とし、
明治天皇に偽装することで、下級公家と下級武士が天下を盗った過程そのものです。
歴史は、こうやって何度も似たような姿を曝け出すわけなんですね。

史書のウソを見抜く訓練をしないことには、何も観えません。
日本には「先祖に感謝し、大自然に感謝する大昔からの素朴な伝統の古神道」があっただけで、宗教は有りませんでした。新羅神崇拝教という新興宗教が流行り、朝廷の役人から天皇の側近、民までもがすっかりかぶれて、天皇さえ平気で騙す程に狂信しだして、気付いた時には多くの人がすっかり出雲新羅神崇拝教の信者になってしまいました。
 出雲の大国主が飛騨政権を裏切り、その為多紀理姫が悲しい思いし、出雲は最後に飛騨に国を奉還して大国主はかろうじて命だけは助けられて幽閉されたことを、飛騨の天孫達はよく知り、飛騨から饒速日が多くの人を伴って大和に降り開拓された事を良く知っているのです。出雲が奉じる新羅の神を拝むなど絶対に出来なかったのです。天照大神は御自分の子や孫を犠牲にされて、未来の日本の国を開く為に御苦労され、自分達の先祖はその徳に従って尊く美しく生きて来られた事を知っているのです。
その天孫族にとって、新羅人の五十猛が日本に樹の種を撒いたから日本中に樹があるなどバカバカしい。そんな出雲新羅神崇拝教を拝むなど、絶対に出来ない事でした。
 出雲新羅神崇拝教とは、出雲国を元々の所有者飛騨に返還させられ、幽閉所(出雲大社の前身)に幽閉された父大国主を新羅生まれの少彦名らが見て、統治者飛騨の天穂日命を惨殺し、それを飛騨に隠し通し、天照大神打倒、大和朝廷打倒を画策したのですが、その手段としてまず全国の神社を新羅神ですり替え、神官職を盗み、或は神社ごと盗み取る手段だったのです。
28代宣化天皇の時大臣は蘇我稲目です。
29代欽明天皇の時も稲目が大臣です。
30代敏達天皇の時稲目の子馬子が大臣です。そして敏達天皇の皇后は、豊御食炊屋姫尊(後の推古天皇)で稲目の孫です。
31代用明天皇は稲目の孫で、皇后は泥部穴穂部皇女で稲目の孫です。母は稲目の娘小姉君です。この天皇皇后の子が聖徳太子です。
32代崇峻天皇は稲目の孫で母は稲目の娘古姉君です。大臣は馬子です。途中省きますが、35代皇極天皇まで蘇我氏(新羅人)が天皇・皇后、大臣という国の中枢を占めていたのです。
信じられますか?最初大国主が新羅の「ソ氏」の娘に子を孕ませ、その子少彦名が出雲に来て、飛騨の統治者天穂日命を殺害し、その後新羅人が天皇・皇后、大臣を独占していた、聖徳太子も新羅人だったなんて!
中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を滅ぼし、新羅人による日本支配を終わらせたのです。
平安時代の代表的貴族の藤原氏は、中臣鎌足(藤原鎌足)の子孫であり、その祖は飛騨王朝の大幹部だった「天児屋命・アメノコヤネ」なのです。
天津神の子孫の藤原氏は、新羅神崇拝教の出雲教が下劣で残虐非道の歴史を良く知っていたので、三輪山・大神(おおみわ)神社を嫌っていたのは間違いがないのです。
飛騨政権は出雲を飛騨に返還させ、大国主・事代主を幽閉し、国作りの支障を取り除きましたが、まさか新羅に大国主が孕ませた子が181人もいるとは想像も出来なかったのです。だから幽閉所に監視する人5人と櫛屋玉という賄いをする人を残し軍を引いたのです。
この時奈良橿原大和開拓準備や九州の外国勢力の平定という喫緊の課題が山積していましたから、兵を常駐出来ず引き上げたのです。これが飛騨政権の決定的なミスとなってしまったのです。これ以降大和朝廷は九州の熊襲(新羅)と出雲の新羅の結束軍との戦いを強いられることになってしまいました。饒速日の子孫の物部氏は蘇我氏に滅ぼされ、サンカに身を落とした人もいました。
コメントの投稿
闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム
Ads by google
Ads by Google
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク
フェイスブック
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 2017年05月 | 06月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


ブログ内検索
Loading
お問い合わせ

※ページが見れない・表示されないという方はお手数ですが、原因究明のためお使いのOSとブラウザを記述の上お問い合わせ頂けますようお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム