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早く何とかしないと日産自動車が食い取られてしまう!

2015年11月06日

早く何とかしないと日産自動車が食い取られてしまう!


 フランス政府が、日産自動車をルノーと合併させようと画策しているとロイターが報じています。

 本誌では何度も「日産自動車がルノーに食い尽くされて残骸だけになる」と懸念しており、昨年あたりからは日産自動車がルノーをTOBで取得する形で「一気に取り戻してしまおう」と主張していました。

 ルノーの筆頭株主はもともとフランス政府ですが、本年4月の株主総会では直前に持ち株比率を15%から19.7%まで引き上げてルノー取締役会が提案した「2年以上保有する株主の議決権を2倍にする法律を不適用にする議案」を否決してしまいました。

 これで来年の株主総会からルノーに対するフランス政府の議決権は(買い増し分を売却していなければ)28%近くとなり、ルノー経営に対する影響力は各段に大きくなります。

 そしてルノーは日産自動車の議決権43.3%を保有して完全に支配下に入れているため、日産自動車の経営に対してもフランス政府の影響力が大きくなってしまうことになります。

 もともとフランス経済は大変に低迷しており、ルノーもずっと業績が振るわず日産自動車の持ち分利益と有形無形の支援がなければとっくに消滅していたはずです。またルノーもフォルクスワーゲン不正の影響を直接・間接に受けることになり(同じような不正をしていないとは絶対に言い切れません)、不思議で厚かましい国・フランスのエリート官僚がここで日産自動車を「丸ごと」手に入れようと考えたとしても不思議ではありません。

 2015年度上半期(4~9月期)で史上最高となる3256億円の純利益を稼いだ日産自動車が日本から消えてしまうわけではありませんが、単なるルノーの日本部門となり、経営は日本の事情にお構いなくルノー本社主導ですべて決定されてしまうことになります。

 ここでルノーと日産自動車のCEOを兼ねるカルロス・ゴーン氏はレバノン系のブラジル人で、露骨な階層社会であるフランスでは決して特権階級ではなく、かねてからルノーの業績も不振であったためそろそろ用済みになるとは感じていました。

 ゴーン氏自身はルノーと日産自動車の合併に反対のようですが、ここで日産自動車がルノーに食い尽くされて残骸だけになる前に、フランス政府がルノーを通じて日産自動車を「丸ごと」手に入れようと出てきたわけです。

 決して大げさに言っているわけではなく、日産自動車の有形無形の財産はすべてフランス政府とルノーの「いろいろな補填」に使われてしまうことになります。このような事態はオール日本で阻止しなければなりませんが、戦うべき敵はルノーでもカルロス・ゴーンでもなく、フランス政府のエリート官僚であるとハッキリと認識しておくべきです。

 そうはいっても日産自動車がルノーと合併するためには、まず日産自動車の取締役会が「合併を承認」しなければなりません。大変に不思議なことに、いつも日産自動車の取締役会は日本人5名・外国人(ゴーン氏やフランス人)4名で構成されています。

 この取締役会でいつも「ルノーに食い尽くされる」機関決定をしていたことになり、要するに日産自動車の日本人取締役はいつもゴーン氏やフランス人の歓心を買うことしか考えておらず、ルノーとの合併も「喜々として」承認してしまうはずです。

 次に日産自動車の株主総会で合併承認することが必要で、これは出席者の3分の2以上が賛成する特別決議が必要なはずです。ところがルノーが43.3%を保有していることに加え、今までの株主総会でも一般株主は「日産自動車を食い尽くしてしまう経営陣」を何の疑問もなく圧倒的多数で承認していました。

 つまり日産自動車の取締役会も株主総会も「歯止め」にはなりそうもありません。それでは実際に合併とはどういう方法によるのでしょう?

 要するに日産自動車の(ルノーを除く)株主に「対価として何を渡すのか?」ですが、普通は現金と株式(この場合はもちろんルノー株式)の組み合わせがオファーされます。

 ところがルノーは大変に手元不如意なので、ほとんどがルノー株式となるはずです。まあルノーの収益の大半は取り込まれた日産自動車の収益となるため、現在のルノーより収益が好転するはずですが、日本人投資家にとってルノー株を保有して応援する必要は全くありません。

 早急に真剣に考えないと手遅れになってしまうので、来週月曜日(11月9日)の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」で緊急特集を組むつもりです。ぜひご一緒に真剣に考えていただきたいテーマだと思います。

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コメント
賛成です
私も危惧しております。管理人様が直接官邸に申し入れ、腹黒なフランス政府の陰謀を阻止するために政府が日産に圧力をかければいいのです!日本の技術がみすみす盗まれるのですから、この問題は日本の今後を占う問題でもあるのです。もし、日産がフランスに乗っ取られるならば、基幹技術だけでも政府が保護する対策を立てるべきです。フランスの狙いは日産の先進技術を盗むことなのですから?!
純日本人様

大変残念ながら日産自動車の技術はとっくの昔にルノーに流用されています。
今では研究・開発部門は組織的にもルノーと統一されているはずですが、もちろん日産自動車に必要なルノーの技術はありません(除・排ガス不正の技術、冗談ですが笑えません)。
それ以外にもルノーの設備投資であるロシアやモロッコにも日産自動車が10億ドル以上も投資させられていますが、その設備を使うのはルノーだけです。
こういう状況をあわせて「ルノーに食い尽くされて残骸だけになる日産自動車」となるのですが、今度はフランス政府に「丸ごと」食われてしまうわけです。

闇株新聞編集部
もう手遅れだったりして・・・。。
はじめまして!f1のエンジンも実質日産製と考えてよろしいでしょうか?
尾張侍様

 ルノーは2005年~2006年のF1ではコンダクターズ・チャンピオン(チーム優勝)となり、ここ数年は上位を占めるレッドブル・チームにエンジンを供給しています。ここに日産自動車の技術がどれほど流用されているかは不明ですが、資金や技術者を含めて日産自動車が大きく貢献していることは事実のようです。

 そうでなければドイツ製のエンジンが席巻するF1の世界で、フランスの大衆車メーカーのエンジンがトップとなる違和感が説明できません。

闇株新聞編集部
日産の系列会社が心配
遅れながらコメントさせて頂きます。
私も日産が心配です。
そして日産の子会社の事がもっと心配です。
日産の子会社にジヤトコと言う会社がありますがこの会社の変速機技術は目を見張るものがあります。
有段階変速機、無段階変速機、ハイブリッドのどれもトヨタ系のアイシンに肩を並べ無段階変速機はアイシンを凌駕してます。
ジヤトコの無段階変速機は三菱、スズキも採用してます。
このサプライチェーンに悪影響が出ないか非常に心配です。

日産車のエンジン技術は日立オートモティブが中核として支えてますが日立オートモティブは日立グループなので日産のエンジン技術はおいそれとルノーが簡単に取り寄せるのは難しいでしょう。しかしR35型GT-Rのエンジン、VR38DETT型エンジンにある幾つかの技術やそのシャシー技術が国外企業に出るのは日産にとって相当痛いはずなので避けなければいけませんね。
これらは純国産スーパーカーに必ず必要になるはずです。
闇株新聞編集部様
F1には昔から関係がありますが、ドイツ系のメーカーがコンストラクターズチャンピオンになったのは過去にポルシェが2度、メルセデスが今年含め4度じゃないかと記憶しています。
ルノーは昔からF1で活躍しており、特に1990年代は正にF1の世界を席巻しており技術的には昔からトップクラスだったと記憶しています。
正直、日産の技術力ではF1に関しては、ほとんど寄与する部分はないのではないかと思います。
一方、ドイツ系メーカーはBMW等いくつかのメーカーが参戦しましたがほとんど失敗に終わっています。
ですので、ドイツ製のエンジンがF1を席巻しているという表現には違和感を感じます。
'合併が不公正な取引方法によるものである場合'として公取に動いてもらうことはできないんでしょうかね?
http://www.sankei.com/economy/news/151201/ecn1512010021-n1.html
どうなんかなー?
今の日産て発言力も政治力もなさそうだし
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