闇株新聞 the book


闇株新聞 the book
発売中です。
よろしくお願いします。

何で今さら加藤暠(あきら)?  その3

2015年11月19日

何で今さら加藤暠(あきら)?  その3


 大量の買い注文を出すなどによって相場を不当に吊り上げたとして、東京地検特捜部は11月17日に加藤暠(あきら)氏と親族2人の計3人を金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで逮捕しました。

 本誌はこの件については、加藤暠氏の関係先に強制捜査が入った3月12日に「同題記事 その1」と、同氏の容疑が固まり逮捕が近いことをにおわせるリーク記事が一部マスコミに掲載された10月1日に「同題記事 その2」を書きましたが、今回は同氏ら逮捕の報道を受けて3回目の記事となります。

 つまり「強制捜査」「容疑が固まる」「逮捕」とスケジュールに従って当局から提供される情報通りに各マスコミが「見事に同じような報道」を繰り返しているだけで、読むべき(見るべき)内容がなく面白くもありません。

 面白くないだけでなく、すべて当局の意向通りの情報(報道)しか提供されないため、表題の「何で今さら?」が全く伝わってきません。

 そこで僭越ながら本誌が少し解説をつけ加えてみます。

 実は最初の「強制捜査」報道にも、次の「容疑が固まる」報道にも、加藤暠氏自身の名前も取り上げた銘柄名も一切表に出ていませんでした。またここまでの報道では、同氏の過去の仕手戦の成果?を引き合いに出したネット上の書き込みが「風説の流布」に該当するとなっていました。

 ところが今回の「逮捕」報道で初めて加藤氏とその親族の名前と、新日本理化の銘柄名が明らかにされ、容疑も「風説の流布」から同じ金融商品取引法違反ではあるものの「相場操縦」となっていました。

 つまりこれまでの「強制捜査」と「容疑が固まる」の報道はほぼ断定的に書かれていたにもかかわらず、ターゲットの加藤氏の容疑を完全に固められていなかったことになります。

 そして今回ようやく冒頭に書いた「大量の買い注文などによって相場を不正に吊り上げた」容疑で逮捕に踏み切ったようですが、いつものように「えっ」といいたくなる容疑です。

 つまり加藤氏は2012年2月15日~同年3月2日の間に親族の口座を使って20~30億円かけて新日本理化を296万株買い、同時に280万株の買い付けを委託して株価を871円から1297円まで吊り上げ、一部を売却して利益を得たところが逮捕容疑となっています。

 新日本理化は2011年10月の200円台から上昇して2012年3月2日にその1297円の高値を付け、そこから急落して同年4月には400円台になっていました。本日(11月18日)は191円です。

 つまり加藤氏らは自己資金(だと思われます)を20~30億円もつぎ込み、(たぶん)顧客にもほぼ同額の金額をつぎ込ませ、新日本理化の「すっ天井」を買ってしまった容疑で逮捕されたことになります。

 これらはいわゆる「見せ玉」でもなく、また加藤氏らは買い付けた株数全てを高値で売り抜けていたわけでもなく、その一部を売却できただけだったようです。

 ここで前回の「容疑が固まる」の報道にあった60億円の利益をどうやって上げたのか全くの理解不能ですが、今回の「逮捕」報道でも同じような内容がそのまま出ています。つまり「すっ天井」まで買い上げて一部を売り抜けただけで60億円も儲かったことになってしまいます。

 また「風説の流布」だと加藤氏を直接逮捕するにはハードルが高いので、無理やりにでも高値まで買い上げた(要するにすっ天井を自分で買ってしまっただけですが)ところをとらえて「相場操縦」としてしまったようです。

 別に加藤氏を擁護するわけではありませんが、加藤氏自身も「えっ」と驚く逮捕容疑だったはずです

 いつも危惧しているのですが、証券取引等監視委員会と東京地検特捜部(地方なら各地の検察庁)は金融商品取引法に「えっ」と言いたくなる斬新な解釈を加えて判例化し、いつでも誰でも好きなように逮捕できる「万能の武器」に仕立て上げているようです。

 でもボロがいくら出てきても東芝は絶対に刑事事件化しないようです。

Ads by Google

コメントをする⇒
| Comment:4 | TrackBack:0
関連記事
コメント
東芝のスケープゴート
東芝の問題から目を逸らすための生け贄…?
不公平極まりない!証券取引等監視委員会を第三者に監視してもらいたい気持ち。
容疑外の3銘柄で60億円近い利益
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19H3W_Z11C15A1CC0000/

後付け報道がありました
村上世彰元代表が相場操縦疑いで監視委が関係先強制調査。
腐った連中ですね
 たとえば個人が2chの銘柄スレで特定の銘柄を推奨する書き込みをして、その結果株価が上がったとして、そこで売却して利益を得ればそれだけで「有罪」ということになるわけですね。 どんどん拡大解釈すれば投資をしてる個人をいつでも検挙できてしまう恐ろしいやり方です。手数料で証券会社を儲けさせる素人だけしか株式市場には必要ないということなんでしょうね。
コメントの投稿
闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム
Ads by google
Ads by Google
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク
フェイスブック
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


ブログ内検索
Loading
お問い合わせ

※ページが見れない・表示されないという方はお手数ですが、原因究明のためお使いのOSとブラウザを記述の上お問い合わせ頂けますようお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム