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2016年の株式市場は「波乱の」スタート

2016年01月05日

2016年の株式市場は「波乱の」スタート


 あけましておめでとうございます。メルマガ「闇株新聞 プレミアム」は年末年始も配信していましたが、闇株新聞は本年最初の更新となります。

 本日(1月4日)の日経平均は582円安の18450円となりました。理由を「後づけ」で考えると、中国の経済低迷と株価急落、円高、サウジアラビアとイランの国交断絶をはじめとする国際政治の新たな波乱などの複合要因となります。

 こういうふうに急落したときは「しばらく我慢していればそのうち上昇するのか?」あるいは「このまま本格的な下落相場になってしまうのか?」の見極めが当然に重要となります。つまり株式市場が下落すると「買いのチャンス」と考えるのか「安易に手を出すべきではない」と自重するのかの判断が重要となります。

 そして2012年末に安倍政権が発足して以来、もっと正確に言えば2012年11月14日に民主党の野田首相(当時)が解散発言で実質的に政権を放り出して以来、株価は急落時にも「しばらく我慢していればそのうち上昇する」と考えて行動していれば、ずっと「正解」だったはずです。

 その2012年11月14日の日経平均は8664円で(終値、以下同じ)、それが2013年4月4日に日銀が「異次元」量的緩和に、2014年10月31日に追加量的緩和に踏み切ったこともあり、一時的な調整もあったものの昨年(2015年)6月24日には20868円とリーマンショック前の高値を大きく更新していました。

 そこから中国経済の変調、上海株式の急落、原油など資源価格の急落などがあり、昨年(2015年)9月29日には16930円まで下落しましたが、それでも「目が慣れてくると」いつの間にか株価は回復し、昨年12月1日には20012円と大台を回復していました。

 その間の日本経済は、大企業の企業業績や有効求人倍率など一部の指標は好調であるものの、一般給与水準や個人消費などは一向に回復せず、よく考えれば2014年4月に消費税が8%になっただけで(2017年4月にはさらに10%になります)、全体としては回復しているとは言い難い状況です。

 それでも追加された日銀の異次元・量的緩和や、さらなる追加緩和期待、それに上記の2012年11月14日時点の1ドル=80.24円から(一時的な調整はあったものの)ほぼ一貫した円安に支えられて、株価だけは上昇を続けていたことになります。

 これは世界の株価も似たような状況だったのですが、とくに日本の株価は一時的に下落してもしばらく我慢していれば必ず上昇していたことになり、急落したときに株式を買っていれば(よほど銘柄選択を間違えない限り)利益が出ていたことになります。

 それでは2016年はどうなるのでしょう?

 結論だけを先に書きますと、一足飛びに「このまま本格的な下落相場になってしまう」こともありませんが、今までのように「しばらく我慢していれば必ず上昇する」という状況でもありません。

 つまり2016年の株価は具体的に、昨年(2015年)6月24日の20868円をこえることはなく、昨年12月1日の20012円あたりが「戻りの限界」と考えます。

 これは(ほとんどないと考えますが)日銀がさらなる追加量的緩和に踏み切っても、あるいはもっと安直にETFの買入れ枠だけ大幅に増額しても「同じ」と考えます。

 下値は?ですが、現在も追加された「異次元」量的緩和が継続されていることは変わりなく、この量的緩和が縮小あるいは中止されることも2017年4月の消費再増税までは考えにくいため、追加量的緩和直前の安値である同年10月17日の14532円を下回ることもないと考えます。

 2016年は経済要因だけではなく国際的な政治要因にも大きな波乱があるはずですが、日本が直接「原爆級」の外的要因に見舞われても「ほぼ同じ」と考えます。

 そう考える理由は、まず量的緩和=株高という安倍政権発足以来お世話になってきた公式がそろそろ使えなくなっていることと、もう1つの支援材料であった円安がはっきり方向転換していることがあります。「円高転換」については日を改めてじっくり解説します。

 それに中国の経済や株価・為替対策を含めた経済政策が危なっかしいことは今に始まったことではありませんが、それだけ中国の政治リスク(とくに日本に対するリスク)が大きくなっていると考えるべきで「気持ちの良い」ことではありません。

 サウジアラビアとイランの国交断絶とその影響については明日くわしく解説しますが、国際政治のパワーバランスへは「原爆級」の影響があります。

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