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コンビニATMを使った巨額資金の不正引き出し事件 その2

2016年06月03日

コンビニATMを使った巨額資金の不正引き出し事件 その2


 5月27日付けで「同題記事」を書いていますが、どうしても気になる不気味な事件なので続編です。

 その後の出来事としては5月31日に愛知県警が「出し子」の2名を逮捕したのですが、当然にそこから全国17都道府に100人以上いるはずの「出し子」に指令を出していた「日本における首謀者」にたどり着くことは不可能で、ましてや世界のどこかにいるはずの「全体の首謀者」にたどり着くことなど絶対に不可能です。

 逮捕された2名は別に特定の反社会グループに属しているようでもなく、単なる労務者で「知り合い」から頼まれただけで指令されたこと以外は何も知りません。たぶんですが2人で約10件のコンビニATMから数百万円を引き出して「知り合い」に渡し、それぞれ5万円の報酬を受け取っていたようです。

 「日本における首謀者」は「出し子」が逮捕されることは予想したうえで身の安全を確保し、全国規模で100人以上の「出し子」を動員し、引き出したまま持ち逃げしようとする「出し子」にも対応し、3時間弱の間に14億円(報酬支払い前)をかき集め、さらにそれを(1か所ではなさそうですが)どこかに持ってこさせたとすれば、その行動力・統率力はたいしたものとなります。

 しかもこの「日本における首謀者」は、世界のどこかにいる「全体の首謀者」からどうやってどういう条件で請負い、どうやって報酬分を引いた「純利益」を支払うつもりなのでしょう?まともに海外送金などできるはずがないため、大掛かりな地下銀行でも使うつもりなのでしょうか?

 また「全体の首謀者」はほぼ間違いなく海外にいるため、「日本における首謀者」が裏切ったときにどういう対処方法を考えているのかも想像がつきません。

 要するに考えれば考えるほど不気味なことだらけです。

 5月27日付けの記事に書いた2012年12月と2013年2月に起こった類似の44億円不正引き出し事件では、NYで「出し子」8人が逮捕されていますが全体の首謀者はもちろん逃げ切り、「NYの首謀者」と思しき人物が殺害されています。

 またこの時も日本ではセブン銀行とゆうちょ銀行から9億円が引き出されており、日本の「出し子」のルーマニア人3人はもちろん海外逃亡しています。

 さらに本日(6月1日)になって被害はセブン銀行だけでなく、ファミリーマートに設置したATMからゆうちょ銀行が2000万円、イーネットが4億円を引き出されていたと報道されています。つまり被害総額は14億円ではなく18億円以上だったようです。

 イーネットとは銀行ではなく、全国の銀行とコンビニなどが共同で設立したATM管理業務を行うサービス会社で多数の銀行カードやクレジットカードが使えますが、今回被害にあった4億円はゆうちょ銀行分であるとほぼ断言できます。

 その理由は全国的に海外のクレジットカードでキャッシングができる銀行がゆうちょ銀行とセブン銀行だけだからです。これは何と政府が2015年の成長戦略として推進していたサービスですが、メガバンクなどは試験的に「やっているふり」をしているだけです。

 つまり今回の事件の被害総額は、セブン銀行とゆうちょ銀行の被害額がもっと膨らまない限り18億円ほどだったことになります。

 セブン銀行は今回の事件を受けて5月27日から1回当たりのキャッシング上限額を10万円から5万円に引き下げたそうですが、何とも政府は余計な成長戦略を掲げていたことになります。だいたい海外旅行者が日本で海外発行のクレジットカードを使用することはあっても、それでわざわざ小口キャッシングすることもおかしく、成長戦略でもこういう実務的には意味がなく犯罪機会を提供するだけのものは即刻やめてしまうべきです。

 5月31日に逮捕された2人は、すべてのカードが同じ暗証番号だったと言っているようで、だとするとその南アフリカの銀行内部にも協力者がいたと考えたほうが自然です。だとするとセブン銀行とゆうちょ銀行に、キャッシングした(つまり建て替えただけの)18億円がすんなり支払われることも難しいような気がします。

 つまり日本中で(たぶん世界中でも)セブン銀行とゆうちょ銀行だけが、こういう国際的犯罪組織(全体の首謀者)に収益機会を提供していたことになります。

 そして何よりも不気味なことは、その「全体の首謀者」と「日本における首謀者」が見事に連携して(今のところですが)、日本の金融システムにおける「お人好しなサービスの次の穴」を虎視眈々と狙っているに違いないところです。

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コメント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000062-nksports-ent
都知事立候補でしょうか!?
私は一度海外でキャッシングで助けられたことが有ります。現地で両替しようと思って中国のとある地方空港に夕方着いたとき、どの店も両替窓口も閉まっていて、ホテルまでタクシーで行く分の元ももっておらずどうしようかと思ったとき、ATMで日本のクレジットカードを使ったキャッシングで事無きを得ました。10万は要りませんが2~3万程度は引き出せるようになっていないと旅行者としては不便では有ります。
闇株さんの記事いつも楽しく読んでます。
↑の方と同じで海外で現地通貨が必要なときは僕もキャッシングしてます。
日本の銀行 金券ショップ 現地の両替など、私なりに年密に調べた結果、さほど変わらない(むしろキャッシングが安い)ので、キャッシング遣って、日本に戻り次第 全額完済してます
首謀者の国
在日人脈を使い、技術力があり、南アフリカの銀行から何百枚ものクレジットカードの情報を盗みました。
セブン銀行とゆうちょ銀行が現地クレジットカード会社に与信問い合わせをしないで、キャッシングに応じることを知っていました。
米国でも同様の犯罪が起き、世界的に銀行の情報セキュリティお粗末過ぎるようです。国際金融資本の構成員の一部が管理が甘い部分を知り、その内容を犯罪組織に知らせているのでしょう。
首謀者は誰なのか。日米アフリカを股にかけて犯罪力ある連中ということは中国人でしょう。中国人はアフリカへも進出し、南アフリカの北側アンゴラを経済支配しています。そして、中国人は拝金主義で臨機応変規則を曲げ、組織を腐らせる才能があります。(だから、集金payが綱紀粛正すると恐怖政治になってしまう。)
一年前でしょうか、日本メーカーのATMプログラムにバックドアを作り現金ちょろまかす?目的で、中国政府がメーカーに技術情報の開示を求めており、メーカーに防犯上の理由で拒否されていました。 日本通産省がこの件を不公正貿易でWTOへ報告書を書いています。中国人はATM が大好きです。
このような犯罪が今後も続くようなら、セブン銀行もゆうちょ銀行も重過失であるとして、現地銀行から支払い拒否されても仕方ないでしょう。
クレジットカード情報の闇取引
クレジットカードの情報自体は闇市場で普通に取引されるみたいです。ハッカーは不正アクセスまではするけどそれ以上の危険は冒さない。
カード情報だけを売っぱらうわけです。
そして日本でATMの仕様のバグを見つけた勢力が大量に買い込んで今回の手口を実行した、と。

ちょうど電子部品などが世界規模で調達されるようになったのと同様に犯罪者も犯罪の分業化が進んだわけです。

でもセブン銀行も今回の発覚でよかったのかもしれません。アメリカにATMを納入してからこのような事態になったら損害賠償の額が跳ね上がります。

そういえば海外ではクレジットカードの補償がかなり限定されて店舗側が責任を負うようになったみたいです。
日本ではかなりルーズな感じでカードの裏面の名前をそのまま書いてください、というアホな店舗まであります。
これが全部店舗側の責任になるとき、小売店は大変なことになるでしょうね。バイトにレジを任せているような店舗は不正のチェックができないで倒産するんじゃないでしょうか。
ショッピング枠の闇
ショッピング枠の現金買取業者が昨今多いですよね
ボッタクリバーも数十万とったりしてましたね

どちらもクレジットカードを利用しています
今スマホなんかでクレジット決済できる端末が出回っています
審査もカンタン

ショッピング枠の場合、不正があると店舗か被害者が泣き寝入りすることが多いです
ボッタクリバーも「適性価格範囲内」であれば合法です
ショッピング枠の換金も日本では規約違反になるだけで合法です
匿名決済サービスを利用すればカード会社にはわかりません

新興宗教のリーダーは信者のカードを巻き上げるそうです
こういった被害があってもカード会社はダンマリです
本人から不正と言われないのですから延滞金がついても放置して搾り取れるまで搾り取ります

カード会社が不正に気づいたら、店舗の売り上げが引かれます
統一教会
ちなみに統一教会の日本から韓国への送金規模は4000億円に上るそうです。
そのうちどれくらいが巻き上げられたクレジットカードなんでしょうね。
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