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崖から滑り落ちたサハダイヤモンド

2016年10月04日

崖から滑り落ちたサハダイヤモンド


 サハダイヤモンドの記事は出ないのか?とのコメントも頂いていたのですが、さすがに9月30日付けのIRが出るまでは記事にできませんでした。

 その9月30日にサハダイヤモンドは「上場廃止に関するお知らせ」なるIRを出しました。要するに本年6月に株価(終値の月中平均)が10円未満となったため「株価基準に係る猶予期間入り」していたものの、規定の3か月以内に株価(終値の月中平均と月末値)が10円を回復できなかったため整理ポストに入り、11月1日付けで上場廃止になるというものです。

 とはいっても猶予期間に入っていた7月~9月中旬までの株価(終値)はおおむね8~10円だったため、10円の回復はそれほど難しいとは思えなかったのですが、あっさりと上場廃止になってしまいました。

 現在のサハダイヤモンド取締役会は、日本人4名と中国人4名で構成されています。取締役会はそれなりに上場維持のために努力をしていたようで、代表取締役の姜(ジャン)氏を含む中国人取締役陣は協力してサハダイヤモンド株式を市場で買って株価を10円以上にすると社内的に請け負っていたようです。

 ところが日本人取締役陣は日頃の行動からあまり中国人取締役陣を信用しておらず、「念のために」株式併合の準備を行うべきと主張して中国人取締役陣も了承したため、7月29日付けで「臨時株主総会招集のための基準日設定等に関するお知らせ」なるIRを出しました。

 株式併合を行うと株主価値は変わらずに名目的な株価は上昇するからですが、これは株主総会の特別決議による承認(委任状を含む出席者の3分の2以上の賛成)が必要となります。

 7月29日時点では議案は一切発表されていませんでしたが、この時点では中国人を含む各取締役や関係者の持ち株を(申告ベースで)合計すると十分に特別決議もクリアできるはずでした。
 
 ところが臨時株主総会の日時や議題を正式に決定する予定だった8月26日の取締役会では、急に中国人取締役陣が株式併合に猛烈に反対したため、結局日本人取締役陣が押されて臨時株主総会の開催中止を決定してしまいました。

 その辺のやり取りはよくわかりませんが、中国人取締役陣は「とにかく我々が協力してサハダイヤモンド株式を市場で買うから安心しろ」と主張したようです。

 ところが猶予期間の最終月となる9月に入っても一向に買っている形跡はなく、それどころか代表取締役の姜(ジャン)氏を含む中国人取締役陣およびその関係者が持ち株を売却しているらしいとわかってしまい、9月20日頃から株価が崩れてそのまま上場廃止となってしまいました。

 そもそも姜(ジャン)氏は3月にペーパーカンパニーを通じて引き受けていた500万株の第三者割当増資分まで、引き受け直後にきれいに売却していたようで、さらに問題ある行動となります。

 というのも中国人の持ち株は主に香港の証券会社名義となるため、実際の保有者の名義がなかなかわからない事情もあったようです。

 さらに姜(ジャン)氏には、サハダイヤモンド・ロシアの研磨工場を通じてダイヤモンドを自らが経営するダイヤモンド販売会社(上海)に不当に安い価格で卸していたとか、サハダイヤモンド(本社)に対する多額の未払い金があるとか、6月に売却したはずの上海の合弁会社の売却代金がほとんど入金されていない(売却先は姜氏の関係先と思われ、すでに株式の名義は移転されています)など、不明朗な問題が数多く残されたままになっています。

 今から考えると、8月26日に臨時株主総会を中止させたのは、そこで株式併合の議案がIRされるとその時点ではまだいくらか残っていたはずのサハダイヤモンド株式が値下がりすることを恐れたか、そもそも臨時株主総会で議決権が発生する保有株式が申告ベースより大幅に少なかった可能性まで出てきます。

 そういう中国人の身勝手な行動により、「念のため」に準備していた臨時株主総会が中止に追い込まれて、最終的には「思ってもみなかった」上場廃止となり多数の一般投資家(日本人投資家)が損失を被ってしまったことになります。

 中国人が日本の上場会社のオーナーになりたいという話をよく聞きますが、本誌が知る限りこういう身勝手な行動が多く、だいたい混乱だけを残して「どこかに」行ってしまうようです。

 証券取引等監視委員会も相手が中国人だとなかなか積極的には動いてくれず、我々日本人で自衛するしかないようです。

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コメント
ホルダーでも無い為、今回のサハの騒動は遠巻きに眺め、こんな顛末もあるんだなと傍観していましたが、分かりやすい解説ありがとうございました。

サハに、ここからの起死回生の一手は何かあり得るのでしょうか?
過去記事を拝見するに、消滅してしまうのも惜しい気がします。
監査役は何をしていたのでしょうね?姜氏を背任で刑事告訴するとか、何らかの対応が必要ではないでしょうか?同じようなことをする中国人が増えても困りますよね。
日本の企業が中国人にもてあそばれるのはいい気はしませんね。日本の株式市場を使って金を巻き上げ海外に逃がし、そのまま本人もいなくなると。こうなると一番の被害者は株主であり、個人投資家ですからね。
まぁ、中国人らしいと思います。
最後は逃げるのが手ですし、昔から。
最近は長年這いつくばっていたアレな上場企業
が続々退場してますよね~
ぐちゃぐちゃな終わり方とか事件沙汰とかあれども
比較的個人投資家の被害は少なさそうな
感じです。株価水準が低迷期が長かったのも
ありますが。
監視委員会はニンマリでしょうかね
「華僑・華人に気を付けろ」
シャープ乗っ取りに次いで、野党党首に就任した件に、台湾ロビーの影を感じます。何故チャイナにはこんなに弱いのか?留学生10万人受け入れを、始めた中曽根は売国奴です。チベット・ウイグル・南モンゴルの辿った歴史になぜ学ばないのか日本は?
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