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米大統領選の直前予想

2016年11月04日

米大統領選の直前予想


 MLB(Major League Baseball)のワールド・シリーズは、シカゴ・カブスが108年ぶりに優勝しました。ワールド・シリーズに進出した時点で71年間続いていた「ヤギの呪い」が解けていましたが、そのまま1勝3敗からの大逆転で世界一となりました。

 2015年10月22日付け「ヤギの呪い」にも書いてありますが、ヤギとカブスのお話はここまでです。

 本日(11月3日)は祝日ですが、海外市場の円相場は一時1ドル=102.54円まで円高が進み、午後7時現在も1ドル=102.90円です。先週末(10月28日)に米国7~9月GDPが2.9%だったニュースを受け一時1ドル=105.53円まで円安となっていたため、最近の狭い取引レンジの中では急激な円高に見えます。

 ユーロドルも先週末の一時1ユーロ=1.0892ドルから本日午後7時現在で1ユーロ=1.1096ドルとなっているため、円高というよりドル安です。

 その理由は先週末(10月28日)に急に持ち上がったヒラリーの私用メール問題の蒸し返しです。これは7月にFBIが「訴追せず」と公表し、オバマ大統領が正式にヒラリー支持を表明し、民主党大会でヒラリーが大統領候補に選ばれ、そこで完全に政治決着がついていたはずです。それが大統領選直前で蒸し返された奇怪な出来事です。

 今回のFBIによる捜査再開は、元下院議員のわいせつ事件捜査で押収したノートパソコンに、その元下院議員の別居中の妻でヒラリー側近であるアベディン氏のアカウントに残っていたヒラリーからの新たな私用メールが見つかったからとされていますが、これは子供だましの理由です。

 FBIが表に出せない方法で取得したデータに問題の私用メールが含まれていたからで、それなりに(FBIが何としても手に入れたかった)重要な私用メールだった可能性があります。そもそもヒラリーが弁明しているように「不注意で私用メールを使ってしまった」はずがなく、メールの内容をどこからも見られたくなかったからです。

 ただこういう子供だましで大事件になった事例は結構あり、例えば田中角栄が政治生命を奪われたロッキード事件は、ロッキードの会計監査人だったアーサー・ヤングからの書類が間違って米国上院多国籍企業小委員会(チャーチ委員会)に送られたため発覚したとされていますが、もちろん子供だましです。

 これは中国国交回復で田中角栄に先を越されたニクソン政権が会計監査人から書類を取り上げたとは言えないため、キッシンジャーが考え出した子供だましで、キッシンジャー本人も後年になって自慢げに認めています。

 まだよくわかりませんが(たぶん永久にわからないはずですが)、これは安直な陰謀論ではなくヒラリー「大統領」に対して「大きな反作用あるいは抑止力」が働いていると感じます。

 それでは大統領選挙(11月8日)まであと4日しかない現段階で、トランプの大逆転となるのでしょうか?
 
 これもないはずです。

 まず一部の世論調査ではトランプが逆転しているようですが、大統領選挙は州ごとの「選挙人総取り方式」なので(メーン州とネブラスカ州は按分に近い方式です)、そこは民主党候補と無所属候補の差が大きく、トランプは激戦州のフロリダ、オハイオ、ノースカロライナなどで「ほぼ全勝」する必要があります。

 その可能性は全くゼロではありませんが、ほとんど無視できる程度です。

 結局のところはヒラリーが逃げ切るものの、その政権はスタート時から不安定となりそうです。

 それでは本日の円高は、トランプ大逆転の可能性が出てきたからとされていますが、実は経済・通商政策などはヒラリーもトランプもあまり変わらず、どちらでも国内産業保護・ドル安・財政赤字拡大となります。

 つまり現在の円高はヒラリーが逃げ切って「やれやれの円安」になるかもしれませんが、ヒラリー政権は蓋を開けてみれば「もともとドル安」だったところに政権不安定によるドル安が加わり、来年の比較的早い時期から「本格的なドル安・円高」に見舞われるような気がしています。

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コメント
質問なんですが、ヒラリーになった場合TPPはどうなるんですか?
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up !
書評:ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ 単行本 副島 隆彦 (著)(光文社刊)– 2016/10/12
https://www.amazon.co.jp/dp/4334978967/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_rJjfybWDD2AC0

<メール問題とISの核心を突く快著>

10月12日に出版されたこの本で著者の副島氏は、ヒラリーはメール問題で逮捕収監され、トランプが11月8日の米大統領選に勝利すると断定的に予言する。

◆オクトーバー・サプライズ◆
奇しくも投票日2週間足らず前の10月28日に、FBIが捜査再開を発表した。
ヒラリー側近の配偶者の元下院議員が起こしたわいせつ事件が、捜査再開の切っ掛けとの事で、正に天網恢恢疎にして漏らさずと言ったところか。

評者は、トランプが8月のイラク戦没者遺族を非難し、支持率が大きく低下して以来、四分六とでヒラリー当選の可能性大と予想してきたが、今回の件でトランプ当選の確立が高まったのは確かだ。

副島氏は、この本が出版された後で、自身の主催するHP(http://www.snsi.jp/bbs/page/1/)で選挙操作によるヒラリー当選の可能性を示唆するなど揺らぎを見せているものの、評論家生命にかかわる著書に於いてトランプ当選を断言するのは凡百の胆力ではない。

評者は今まで、メール問題に関して、機密情報取り扱い違反、便宜供与の隠蔽可能性等、報道によりヒラリーに対して漠然としたダーティーイメージを持ったのみで、「ヒラリーは巨悪」とまでの印象は持っていなかった。
恐らく、米国有権者の大半もその程度だと思う。

◆メール問題の核心と大統領選の帰趨◆
副島氏は、メール問題の核心を、裁判を経ないリビアのカダフィー殺害、それに続く200億ドルのリビア国家財産の略奪、その資金によるイスラム国(IS)創設、これらの当初からの計画的隠蔽とオバマの黙認であると具体的に描き出す。
評者も国際情勢について市井からながら、それなりにウォッチしてきたつもりだが、この本によって、初めてメール問題の全体像が像を結んだ。
目から鱗である。

だが、大統領選当日までにヒラリーが逮捕されるとまで見るのはどうか?
FBI長官が、そもそも一旦捜査打ち切りをしたのも保身であり、評者はこのまま選挙当日までに結論を出さず、どちらに転んでも保身が図られるようにするのではないかとみる。
また、トランプ自身が、前述のメール問題の核心部分、イスラム国(IS)へのヒラリーの関与について、一時期選挙戦で冗談めかして「ヒラリーとオバマはISの共同創設者」と語ったのみで、トランプすら踏み込めないタブーがあるのか、その後具体的に触れていない。
このままトランプが核心に触れなければ、米国有権者には「ヒラリーは巨悪」とまで映らず、トランプの大勝となるかはまだ断定できない。

副島氏の国際戦略についてのスタンスは、簡略化して言えば「反米親中」である。
アジア諸国で固まり、欧米に対抗して行こうという考えである。
これに対して評者は、「日米露三国同盟」を基軸として、中国の牙を抜き、イスラムを穏健化して行かねばならぬと考えており、その点で副島氏と袂を分かつ。

しかしながら、基本的立場の違いは在れ、今回の著書をはじめ、氏の国際情勢分析、米国政治研究への情熱と成果には敬意を表したい。
バンビーノの呪いとヤギの呪いを解いた
セオ・エプスタインて凄いですよね!
もしトランプが当選した場合困るのは安倍。
クリントンと会談してトランプを無視したんだから。
日本は他国と比べ米国選挙の報道が突出してるそう
やっぱり米国の属国なんだろうね
共和党の奥の院?は、国際金融資本、米軍、CIA、全米ライフル協会、福音派。
民主党の奥の院?は、シカゴ、人権家、労組、FBI、マスコミ、IT産業(国際金融資本、米軍)、CIA。

重複しているが、これは歴史的経緯でこうなっている。
トランプ当選
おおう太平洋は危険なトップだらけになって
もうた。。。。。
花札もった亀ちゃんがトランプのところに飛んで行ったけど
何話すのかな
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00341056.html
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