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フジマキに聞け

2011年06月28日

フジマキに聞け

 私が「この人のコメントは聞く」と決めている数少ない日本人の一人に藤巻健史(ふじまき・たけし)氏がいます。
 もっとも「コメントは聞く」のですが、別にいつも「讃同」している訳でもありません。しかし結論は賛同できなくとも、その考え方は大いに参考になります。

 何でそう思うのかというと、藤巻氏は評論家(山ほどいますが、何の役にも立ちません)ではなく、長年モルガン銀行で実際に日本国債のトレーディングで実績を出され、あのユダヤの総本山のモルガン銀行で東京支店長まで出世された人なのです。

 だけど外資系金融機関に多い、英語だけうまくて自分の保身に努めて偉くなったタイプとも全く違います。

 要するに、現場で戦ってきた人の意見は、それなりの重みがあるからです。

 (逆に、この人が予想すると必ず外れるので、そういう意味で重宝している人も何人かいるのですが、名誉のために書くのは控えます。)

 その藤巻氏が「マネー避難」(危険な銀行預金から撤退せよ)という本を出されました。どうも「国債暴落」「円暴落」というトーンで書かれているようなので、ポイントだけ立ち読みしようと思って本屋に行ったのですが、何と売りきれていました。

 しかし、本日は是非これについて書こうと思って、他に話題を考えていませんでしたので、幻冬舎の宣伝文などを拾い出して少しだけ書きます。あとで本を買って(立ち読みではなく)再度書くことにします。

 多分、藤巻氏のポイントで間違いなさそうなのが、東日本大震災でさらに国債が大量発行され、国債購入の原資である国民金融資産の伸びが止まっているため、いよいよ今度は「国債」が暴落するということのようです。

 米国でも、債券王と言われるビル・グロス氏も、米国国債はインフレ率より利回りが低く、現在の量的緩和が終了して政府による国債買い入れが止まれば、国債は暴落すると言っています。

  私は、どちらもそう思いません。

  リーマンショック以降、世界の流動性は倍以上になっています。しかし、その有り余る流動性が、思うように株式や貸し付けなどのリスク資産に行かず、ますます国債などの安全資産に向かっているのです。

 もちろん、日米欧全て財政赤字が急拡大して、国債発行額が急増しているのですが、どの国債利回りも低下しているのです。

 財政問題を抱えるギリシャの国債利回りが18%にもなっているので、財政破綻イコール国債暴落の連想が働くのですが、ギリシャ国債はもちろん安全資産ではなくリスク資産であり、安全資産であるドイツ国債の利回りは低下しているのです。

 つまり、世界的に有り余る流動性と、縮小していくリスク資産への投資を考えると、受け皿は安全資産である先進国の国債で、もっともっと資金が流れ込むはずなのです。
 まあ、どこの国債までが安定資産で、その辺の国債からリスク資産であるかは難しいのですが、日米独の国債は安定資産であることは間違いありません。これらをはずすと、世界中から安全資産がなくなってしまうからです。

 さらに、世界の有り余る流動性は通貨分散を考えなければなりません。全体としてドルをこれ以上保有すると言うことは考えにくく、ユーロも同じように問題がありますので、今まで一番出遅れている「円」にも一定量は流れてくるはずなのです。

 この場合も、リスク資産である日本株ではなく、安全資産である日本国債へ流れるはずなのです。

 従って「円安」にもなりません。

これらは日本経済の現状や日本国債の国内需給だけ見ていると、方向を間違うのです。

 藤巻氏の「マネー避難」を読んでもう一度詳しく書きます。

 平成23年6月28日
 


 

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