闇株新聞 the book


闇株新聞 the book
発売中です。
よろしくお願いします。

えっ、東芝に新たに400億円粉飾の疑い?

2017年01月04日

えっ、東芝に新たに400億円粉飾の疑い?


 新年明けましておめでとうございます。本年最初の更新ですが、違和感だらけで新年にふさわしい話題かどうかはわかりません。とりあえず順を追って解説します。

 本日(1月3日)、一部の大手報道機関が東芝の不正会計問題について、2014年3月期までの3年間で400億円規模の決算を「粉飾」した疑いがあり、それに歴代3社長が関与した疑いもあるとの調査報告を証券取引等監視委員会(以下、監視委員会)がまとめたと報じています。

 「粉飾」という言葉が大手報道機関で(たぶん)初めて使われています。

 東芝の不正会計とは、2015年9月7日に2009年3月期から2014年12月期の有価証券報告書に記載されている連結決算を遡って合計2248億円(当時)も訂正したもので、2015年12月に監視委員会が史上最高となる73億円余の課徴金を徴求して行政処分は終わっています。

 それからも東芝は決算修正額を2度にわたり合計2311億円まで増額し、決算修正からたった半年後の2016年3月期には新たに7087億円もの営業赤字を「どこからともなく」発生させ、さらに2016年の年末には米国子会社・ウエスティングハウスの企業買収に絡む数千億円の「新たな損失」が発生すると公表したばかりでした。

 監視委員会は東芝の歴代3社長を「粉飾決算を主導した」として刑事告発しようとしていましたが、一心同体であるはずの検察庁(東京地検特捜部)が頑として受け付けていません。監視委員会も最後まで歴代3社長の刑事告発に執念を見せていた佐渡委員長(当時)が昨年末に退任し、残る2委員も同時に交代し、完全に検察庁の意向(刑事告発せず)が押し通されてしまいました。

 それを待って東芝は昨年末の数千億円の新たな巨額損失も「堂々と」公表したはずで、もちろんこれに対しても、またこれからも出てくるはずの不祥事に対しても、東芝およびその経営陣が刑事責任を含む「何かしらの責任」を追及されることも一切ないはずです。

 そんなところに今回の報道が出てきたわけです。その内容からは「粉飾」の疑いのある400億円とは、すでに修正された過去の決算に含まれているのか新たに出てきたものなのかがわかりません。

 またそもそもこの「粉飾」の疑いとは、佐渡前委員長時代に調査していたもので、新体制下の監視委員会では「完全にお蔵入り」となっているはずです。

 こういうリーク記事は、特定の意図をもって(昨年末までは刑事事件化を渋る検察庁を世論の力で動かすために=まあ無駄ですが)誰かが(もちろん昨年末までの監視委員会が)流すものですが、新体制となった監視委員会は検察庁と一心同体なので意味がありません。

 つまり今回はリーク元が特定できず、したがってリーク内容もあまり信用できないことになりますが、問題視されているのは佐々木氏が社長だった2012年3月期と2013年3月期と、田中氏が社長だった2014年3月期のパソコン部門の会計処理の400億円で、同時期に会長だった西田氏も含めて刑事責任を追及すべきと「それなりに」書かれています。

 ただこのパソコン部門の会計処理とは、各年度末に東芝が保有するパソコン部品を「高値で」組み立て会社に売りつけ、新年度になるとその分を製品価格に乗せて納入させていた取引であるはずで、奇怪なことに検察庁は「どこのメーカーもやっている」「個別に見れば大した金額ではない」などの理由でとっくに「刑事告発に値しない」との結論を出していたものです。

 まあ何が何でも刑事事件化しないという検察庁の「強い意志」が伺われるところですが、繰り返しですが監視委員会の体制が昨年末に一新された段階で完全に決着がついているはずです。

 監視委員会でも一応は「引き継ぎ案件」になっているはずですが、形式的な調査だけで「調査終了」となるはずです。

 つまり東芝が新たに刑事事件化するとは「ハナから」考えないほうがいいはずで、東芝はこれからも(また新たな巨額損失も含む)不祥事を続出させながらも、何のお咎めも受けることなく生き残っていくことになります。

 想像を逞しくすれば、関係各所からの天下りをもっと増やせという東芝に対する「指導」なのかもしれませんね。それくらいしか思い当たらないからです。

Ads by Google

コメントをする⇒
| Comment:6 | TrackBack:0
関連記事
コメント
いやいや年末年始に報道したことは
なんらかの意味があるのですよ
株価乱高下最中の東芝の大株主の動向に注目です
国策捜査とは捜査を控える
場合をも含めて言うらしいですが
東芝は
この事案の金融バ~ジョンでしょうか?笑
何れにしても東芝とライブドアとを
比較するべきでは無いと思いますよね。
甘利も猪瀬も野放し状態だし
東芝の場合、粉飾の心当たりが多すぎて一体どのことやらって感じですな
シロアリが多くなれば家は倒れます

天下りが多くなりすぎれば利益を逼迫します
社員は逼迫した利益をチャレンジ要求されます
まともな社員から逃げ会社は傾きます

シロアリは次の家を探します

シロアリはどこにも行くところがなくなりました
国を売ります

駒橋発電所の設計図流出
海外サイトで英日翻訳の仕事を眺めていたら、
サンプルとして東芝の発電所設計図が提示されている物がありました

発注元はパレスチナでした

本件は東芝にも伝えてますし、警察や経産省にも伝えてあります
発電所所有者の東京電力には私からは言ってませんが東芝から連絡してあるのではないでしょうか

パレスチナといえば、アラファトさんのイメージもありますが
日本赤軍の皆様のイメージもございます
どういう人たちなのかは私からはわかりません

技術盗用の目的なのかテロ目的なのか、はたまた東芝の下請がパレスチナに丸投げしたのかは私にはわかりません

これだけは言えます
多重請負はこういった結果を生みます
責任回避も出来ますが、実務者が多重下請の見ず知らずの無名企業という重大なリスクが伴います

せっかくの品質も劣悪な翻訳で消し飛びます
対価を得られない下請は翻訳対象文書を売り飛ばすこともあるでしょう
法的措置も取れるかもしれませんが、迅速に国際訴訟をする能力がある日本企業がどれほどあるでしょうか
国際訴訟は資金的な体力も必要です
訴訟に勝っても訴訟に体力をとられて衰退した企業もありました

この件はまだ未発表のようです
私が確認したのは翻訳業務のサンプル文書としての一部の図面であり、全図面は想像でしか語れませんが数千枚程度あるようなことを書いてあったはずです

これも不起訴相当であったり不適切だが違法ではないはずですし、もし仮に問題がある内容であれば事後に当局または東芝から告知が出るはずです

コメントの投稿
闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム
Ads by google
Ads by Google
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク
フェイスブック
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 2017年05月 | 06月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


ブログ内検索
Loading
お問い合わせ

※ページが見れない・表示されないという方はお手数ですが、原因究明のためお使いのOSとブラウザを記述の上お問い合わせ頂けますようお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム