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今でもスパイは世界中で暗躍している

2018年03月16日

今でもスパイは世界中で暗躍している


 3月14日付け「トランプ政権内の2つの重要人事」において、辞任したゲーリー・コーン・国家経済会議(NEC)委員長の後任に筋金入りの反中国派であるピーター・ナバロ氏が有力であると書きましたが、トランプ大統領は昨日(3月14日)に著名経済評論家のラリー・クドロー氏を後任に指名しました。

 クドロー氏は自由貿易派であると思われていましたが、後任として名前が挙がった14日には鉄鋼やアルミニウムに高額関税をかける輸入制限には一定の理解を示しています。つまり米国の経済・通商政策を主導する国家経済会議(NEC)は、コーン委員長時代より保護貿易、そして必然的に反中国となることは間違いなさそうです。

 さて本日の話題はスパイです。東西冷戦がとっくに(1991年頃に)終了し、これだけITを駆使したサイバー攻撃が盛んにおこなわれている時代に、スパイなどは「二昔前の遺物」と思われているかもしれませんが、どっこい今も世界中で活動しています。

 英国南部のソールズベリーで3月4日、ロシアの元スパイで、英国にも協力していた(つまり二重スパイだった)セルゲイ・スクリパリ氏とその娘が意識不明の重体で見つかりました。その容態は発表されていませんが、両名とも(現在のところ)一命をとりとめているようです。

 英国政府は、この犯行にはロシア製の神経性毒ガス「ノビチョク」が使われていたため、ロシアが関わっていると考え3月13日までにロシア政府に説明を求めていました。もちろんロシア政府が正直に説明するはずがなく、メイ首相は翌14日になって23名のロシア外交官を一週間以内の国外追放処分としました。

 国際社会では外交官の追放など珍しいことではありませんが、いっぺんに23名というのは「かなり」の重い処分となります。また6月に開催されるサッカーのワールドカップにも、王室メンバーや政府要人の派遣を中止してしまいました。

 当然にロシアも報復で同数の(23名の)英国外交官を国外追放にするはずです。

 ここでどうして英国が外交官を国外追放に?と思われるかもしれませんが、どの国においても(もちろん日本においても)ロシアの外交官や大使館員、通商代表部やアエロフロート職員の「かなりの人数が正真正銘のスパイ」で各種諜報活動を行っているからです。

 神経性毒ガスで襲われたスクリバリ氏とその娘が、どういうスパイ活動を行っていたのか(つまり英国のためのスパイ活動と、ロシアのためのスパイ活動の「どちらが」多かったか)がよくわかりませんが、ロシアが襲撃したため当然に英国のためのスパイ活動が多かったと考えられます。しかし実際のスパイ(諜報の世界)はそんな単純なものではなく、もっと深い事情があるような気がします。

 そもそも明治維新の頃は、英国が世界最大の領土を支配する「海の大国」であり、ロシア(当時)は英国に次ぐ「陸の大国」と呼ばれていました。ただロシアは常に不凍港を求めて南下したものの、ことごとく英国を中心とした欧州連合に阻止されていました。

 つまり英国とロシアは歴史的にも現在でも犬猿の仲で、いまでもお互いに積極的にスパイを大量に送り込んでいるはずです。英国の担当機関がMI6で、ロシアはKGBから変化したロシア連邦保安庁(FSB)で、そのFSBの初代長官がプーチン大統領です。

 つまりプーチンはロシアのスパイ活動の総元締めとなります。

 英国におけるロシアスパイの殺害は今回だけではなく、2006年にはロシアの元諜報部員で反プーチンの発言が目立っていたリトビネンコ氏が、ロンドンのすし屋で猛毒のポロニウムで暗殺されており、2013年にはロンドンでやはり反プーチンの発言が目立ったボリス・ベレゾフスキーが自宅で変死しています。

 また1930年代には、英国の上流社会の出身者である「ケンブリッジ・ファイブ」がロシアのスパイとなり、その代表であるキム・フィルビーはMI6の長官候補にまで名前が出るようになりました。もちろんその時期のフィルビーは、ロシアのために「せっせと」重要情報をロシアに渡していました。

 フィルビーは最終的に、スパイがばれそうになりロシアに亡命しています。

 つまり現時点でも英国やロシアだけではなく、世界中のほとんどの大国はスパイを各国に送り込んでいますが、現地人を徴用してスパイに仕立て上げる方が多いようです。

 映画の世界でも英国映画に「スパイもの」が多いことも偶然ではありません。1つだけ挙げておきますと。2011年に制作された「裏切りのサーカス」が面白いと思います。サーカスとはMI6を意味する隠語です。

 先日アカデミー賞主演男優賞を初めて受賞したゲイリー・オールドマンが主演しています。また古い記事ですが2011年7月7日付け「大物スパイの話」を書いていますので、読んでみてください。


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コメント
日本では白土三平の漫画
抜け忍カムイ伝が有名ですが
ロシアも内部情報に詳しい
元身内の裏切りに容赦ありません
まあスパイ体制の維持には当然ですよ

今回の暗殺未遂も苦肉の計かもしれないから油断はできない
プーチン皇帝もう20年近く君臨してるんだなあ
プーチンという役職
現在のプーチン氏は3人目?のようです。歌舞伎役者のようなもの?なのでしょう。
彼の体制は終わりません。
武田信玄は同母弟、徳川家康は異父弟が影武者で、影武者が大成したという噂があります。歴史に名を残す組織は、万が一に備えています。
初代はクリミヤ危機で強硬策を取ったためお払い箱です。犬が大好きでした。
二代目は犬が嫌いです。犬も彼が嫌いです。奥さんを若い奥さんに取り替えました。スイスで子供が生まれました。ロシアは状況厳しいのに、わがままし過ぎたようです。
三代目は現在です。スポーツ万能です。演説上手い人気者です。
世界はトランプーチンで統一されると決まっています。

トランプとプーチンは牽制し合いながら、二人で一役だということです。


>プーチンという役職

プーチンは何度も交替しているという話は、確かに英国でも主張されています。

別の説もあります。プーチンはタイムトラベラーだという説です。

1920年からプーチンは青年として実在しており、歳をとりません。それは、プーチンがタイムトラベラーだからです。

https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/vladimir-putin/12052939/is-vladimir-putin-immortal-conspiracy-theory.html

https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/634392/vladimir-putin-time-traveller-immortal-new-baby-faced-images

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