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同時多発テロと米国愛国者法

2011年09月13日

同時多発テロと米国愛国者法

 米国本土が初めて外国人によって攻撃された同時多発テロから10年がたちました。

 まさに混乱の21世紀を予言するような事件であり、現在の世界情勢に対して多くの影響を残しています。

 一方、依然として「陰謀説」も数多く出ています。個人的にも世界貿易センターの崩れ方などおかしいと思うことも数多くあります。

 しかし、本日は問題を以下の一点に絞って書くことにします。

 一見無関係のことから書くようなのですが、1998年に封切られた「エネミー・オブ・アメリカ」という米国映画があります。

 ストーリーは、当時の米国連邦議会ではテロ対策を名目にした「通信と保安のプライバシー法案」を巡って激しい議論が交わされていました。同法案はテロ対策のために「政府による全国民に対するプライバシーの侵害を合法化するもの」だったのです。

 NSAの高官(ジョン・ヴォイト。アンジェリーナ・ジョリーの父親です)が、法案に反対する大物上院議員を謀殺するのですが、その場面が野鳥観察ビデオに映ってしまい、それを偶然手に入れた弁護士(ウイル・スミス)がNSAに追われるという内容です。

 NSA(国家安全保障局)とは国防省内の諜報機関で、CIA(中央情報局)の人間を使った諜報活動に対し、こちらは電子機器を使った諜報活動が専門分野です。
 1952年に設立されたのですが、長くその存在が米国市民にも秘密にされており、現在でもその全貌は明らかにされていません。

 「エネミー・オブ・アメリカ」の中でも、問題のビデオを手に入れた弁護士が銀行口座に全く覚えのないマフィアからの入金を記録されて職を失いかけ、クレジットガードも使えなくなり、発信機・盗聴器を仕掛けられて何処にいても衛星で捕捉されて命を狙われるシーンが出てきます。

 つまりこれはあくまでも映画のストーリーなのですが、NSAはこういうことが得意な機関で、かつ大所帯(50,000人いると言われます)を維持するために常に「仮想敵」を作らなければならず、それが米国民に向かったという恐ろしい映画なのです。

 もう一度繰り返しますが、この映画が作られたのは1998年です。

 さて、ここからが現実の話です。

 2001年9月11日の同時多発テロからわずか45日後の10月26日に「米国愛国者法」が成立しました。
 正式法案名は日本語で言いますと「テロリズム阻止と回避のために必要な手段を提供することによりアメリカを統合し強化する2001年の法」と長く、その頭文字をとると「USA PATRIOT」となるので「米国愛国者法」というのです。

 同時多発テロ直後の異常な昂揚感の中で、上下院ともほとんど修正せずに圧倒的多数で可決されました。

 要は、テロを防ぐという名目のために、裁判所の許可なく国家機関に圧倒的な捜査権限を与えるというもので、この中には「入国者の無期限の拘留」「令状なしの家宅捜索」「令状なしの電話・電子メール・親書・金融取引記録などの調査(要するに盗聴など)」「テロに関連する金融資産の凍結」などが含まれています。

 一見、米国人以外のテロリストへの監視を前提にしているようなのですが、米国市民への監視も強化されたはずです。

 要するに映画「エネミー・オブ・アメリカ」で描かれていることが、実際に法案化されたのです。というより、実際日常的に非合法で行われていた米国市民に対する監視が、同時多発テロを最大のチャンスととらえ、「テロ防止」の名前のもとで一気に合法化されたものと考える方が自然でしょう。

 同時期、当時の小泉首相がジョージ・ブッシュ大統領に「テロ防止のための全面的な協力」を約束しています。つまりここで日本も、エシュロンを通じた盗聴データなどを利用して日本国民を監視の対象に置いた可能性が強いのですが、この点については微妙な問題なのでここでは触れないようにします。

エシュロンとは、NSAが運営管理する世界的な盗聴システムです。米国のほかに英語圏の英国・カナダ・豪州・ニュージーランドが協力していると言われていますが、どの国も正式にその存在を認めていません。

 日本の青森県三沢市に、非英語圏としては数少ないエシュロンの基地があります。当初は旧ソ連・中国・北朝鮮などをカバーするためと言われていましたが、日本そのものを盗聴するのが目的であるはずです。
 
 先般のビンラディンの居場所も、エシュロンを通じて盗聴した会話によって特定されました。日本は基地を提供している見返りとして、日本政府が求める情報が提供されているはずです。

 エシュロンの精度は、特定したすべての電話・携帯電話などを完全に盗聴することができ、ファックス・電子メールなどの文字情報はもっと簡単なようです。

 すぐそばに「化け物」がいるのです。

平成23年9月13日

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