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陸山会事件有罪判決の闇

2011年09月27日

陸山会事件有罪判決の闇

 小澤一郎氏の資金管理団体「陸山会」を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪に問われた現職の衆議院議員ら3人の元秘書の判決が、本日(9月26日)東京地裁でありました。
判決は、3人が共謀して「陸山会」の政治資金収支報告書に虚偽の内容を記入したと認定し、3人にそれぞれ執行猶予つきの禁錮刑を言い渡しました。

10月6日から始まる同容疑で強制起訴された小澤一郎氏の裁判とは、争点や証拠が多く重なっており重要な影響を与えるものと思われます。

 さて、裁判の中身や判決の内容については数多くの報道がされているため多くは繰り返しませんが、率直に感じたところだけ書くことにします。

 最近、検察の強引な取り調べと、あらゆる手練手管を使ってでっちあげる調書への批判がようやく出はじめ、裁判でもその調書の信憑性が争われることも多くなっていました。

 そして本裁判では、そういった調書の大半を裁判所が証拠採用せず、ようやく裁判所の良識がそういった問題点を認識したのかと頼もしくさえ思えたものでした。

 しかし本日の判決は、その証拠採用しなかった調書に書かれていた内容の多くを、裁判所が独自に「認定」し、有罪判決を言い渡したのです。

さらにご丁寧に、物的証拠の何もない水谷建設のからの1億円の裏献金まで、授受を「認定」し「虚偽記載の動機の背景事情」とまでしてしまったのです。

これは、「検事の作る調書は信憑性が無いと言われるので、証拠採用せずに裁判所が独自に調べた結果、全く検事の作る調書の通りだった」と言っているようなもので、「やっぱり検察の作る調書は正しい」という驚異的に検察寄りの判決なのです。

水谷建設からの裏献金の授受の「認定」も、10月6日から始まる小澤一郎氏の裁判では、検察にとってとんでもないプレゼントになるのです。

本裁判では、検察側ですら負けを覚悟していたフシがあります。

当時の特捜部長だった「赤レンガ派」の佐久間達也氏は、直前に大津検事正から国連アジア極東犯罪防止研究所の所長に一時避難しており(左遷ではありません)、同じく「赤レンガ派」で当時の東京地検次席だった大鶴基成最高検公判部長は、これまた直前に退官していました。

 大鶴氏は、ライブドア事件の時の特捜部長で、佐久間氏とともに数多くの「国策捜査」を手掛けていました。退官と言っても責任をとったわけでも何でもなく、自らが手がけた「国策捜査」の実績をひっさげて「大物ヤメ検」として高額報酬を得ていくことになるのです。
まさに究極のマッチポンプなのです。

ところが本日の判決は、その負けを覚悟していたはずの検察側もびっくりするほどの内容でした。

これ以上検察の権威が低下すると良くないので、この辺で食い止めなければならないという裁判所の「良識」が働いたとしか言いようがありません。

再び、検察(特に特捜部)の「シナリオが先にある捜査」と「それに沿った強引な調書作成」と「その調書が最大の証拠能力を持つ裁判」が復活するのです。

裁判所の「良識」が、そう「認定」しているのです。

本日は、「国際際通貨体制について日本のとるべき方策」について書くつもりで、本判決については取り上げるつもりはなかったのですが、あまりにも影響の大きそうな「判決」だったので、急遽差し替えました。

平成23年9月27日

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