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急成長ビジネスMLB(Major League Baseball)の開幕

2012年03月29日

急成長ビジネスMLB(Major League Baseball)の開幕

 AIJ投資顧問について書こうとも思ったのですが、もっと夢のあるこの話題にしました。

 本日(3月28日)MLBが東京で開幕しました。米国本国での開幕は4月5日なのですが、開幕カードのアスレティックス対マリナーズ4連戦の最初の2試合を一週間早めて東京で開催したもので、これもれっきとしたMLB世界戦略の一環です。

 本誌でMLBについて何度も取り上げるのは、急成長ビジネスとしてのMLBの戦略は大いに教えられることが多いからです。

 そのビジネスとしての話題です。かねてから争奪戦が過熱していたロサンゼルス・ドジャースの買収ですが、予想を大幅に上回る20億ドル(1660億円)でドイツ系の大富豪グッゲンハイム家を中心とする投資家グループが落札しました。同じロサンゼルスで活躍した元プロバスケットボールのマジック・ジョンソン氏も加わっており、表の顔となります。

 つい先日、恒例のフォーブスのMLB球団資産価値の最新版が発表されたのですが、ドジャースの資産価値は前年から75%もアップして14億ドルとなっており、トップのヤンキースの18億5000万ドルに次いで、レッドソックスの10億ドルを抜いて2番目に上がっていました。

 しかもその急増した資産価値をも大きく上回る買収金額で、MLBの今までの最高買収金額だった2009年のシカゴ・カブスの8億4500万ドルの倍以上となりました。今後、一層投資対象としてのMLBが注目され資産価値の向上が続くと思われます。因みにMLB全30球団の資産価値の平均は6億5000万ドルで、前年比16%も増加しています。

 さて、2004年にドジャースを4億3000万ドルで買収したあと、離婚問題や球団の資金流用問題や年俸未払い問題などを抱えながら球団の破産法まで申請して粘ったフランク・マッコート・オーナーの大勝利となりました。8年間で投資金額が5倍近くになったわけです。もともとボストンの不動産業者で、そもそもロサンゼルスとは何の関係もなく地元では総スカンだったマッコート氏ですが、グッゲンハイム家と組んでドジャースタジアムとその周辺施設の買収までまとめ上げました。球団売却後も球場使用料などで稼ぎ続けるつもりのようです。

 ドジャースの資産価値が急上昇している理由は、もともと東海岸のヤンキースやレッドソックスなどが地元テレビ局やケーブルテレビ局と大型の契約を結び、その巨額資金で大型補強が出来て資産価値が急増していたのですが、その傾向が西海岸や南部の比較的人口の多い地域を本拠地とするチームにも広がってきたからです。

 具体的には、今年大型補強できたエンジェルスやダルビッシュを獲ったレンジャースなどが恩恵を受けているようです。ロサンゼルス南部のアナハイムを本拠地とするエンジェルスは、地元テレビ局から20年30億ドル(2500億円)を受け取る契約を今年初めに締結しました。

 1500万人以上の人口を抱えるロサンゼルスを本拠地とするドジャースも、スポーツ専門チャンネルのESPNと天文学的な金額の契約締結が近いと噂されています。さらにロサンゼルス近郊には、もう1つの巨大スポーツ産業であるNFL(National Football League)の球団が1つもないことも有利となります。

 さて、東京での開幕戦で対戦している両チームの資産価値ですが、マリナーズは5億8500万ドル(前年から30%アップ)で第12位、アスレティックスは3億2100万ドル(前年から5%アップ)で最下位の30位です。両方とも比較的人口の少ない都市(シアトルとオークランド)を本拠地にしていることが不利で、特にアスレティックスは同じ地域でもIT産業の中心で人口増が顕著なフレズノ市への移転計画が難航しており、チームの長期的戦略が描けないこともあります。

 マリナーズは、1992年に地元シアトルの投資家グループが1億ドルで買収したのですが、そのグループの最大出資者(65%)が任天堂の山内会長個人でした。任天堂アメリカがシアトルにあり業容拡大に貢献してくれたお礼の意味で、もとより球団経営には何の興味もなかったようですが、当時のアメリカの風潮では「また日本人がアメリカの象徴を買いに来た」と批判的で、オーナー会議でもなかなか承認されなかったようです。

 そして2004年頃に、山内氏は持ち分を任天堂本社に売却し、現在はマリナーズ(正式には直接球団を保有する「ベースボール・クラブ・オブ・シアトル」)は任天堂の持分適用会社となっています。因みに任天堂のコストは70億円で、マリナーズの資産評価は5億8500万ドルなので、65%の持分は3億8000万ドル(315億円)となります。

 開幕戦を見た限りでは、マリナーズは長年低迷が続いた結果ようやくドラフトの完全ウエーバーの恩恵が出始めており、有力な若手(しかも年俸がまだ最低保証の48万ドル)が多数出てきており、近々成績が上向くような気がしました。

 任天堂も、あと2~3年待てば絶好の売却機会が来そうです。


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