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小沢一郎氏に無罪判決の意味

2012年04月27日

小沢一郎氏に無罪判決の意味

 本日(4月26日)午前、政治資金規正法違反で検察審査会によって強制起訴されていた民主党元代表・小沢一郎氏に対し、東京地方裁判所(大善文男裁判長)が無罪判決を言い渡しました。

 本誌では事前に判決予想を書かなかったのですが、メルマガ「闇株新聞 プレミアム」などでは、この国策捜査が始まった背景・経緯などから「有罪判決が出る」と書きました。

 予想が外れたことは事実なので「言い訳」はしませんが、過去の国策捜査の裁判ほとんどが奇怪な有罪判決となっている中で(ごく稀に上級審で無罪になったことはありますが)、ここで無罪判決が出た背景と影響を考えてみます。

 過去のいろんな国策捜査の背景や奇怪な裁判結果などを掘り下げて、今回の小沢判決と比較する記事を29日(予定の30日を1日繰り上げます)の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」に掲載します。直前に出ています「重要なお知らせ」もお読みになったうえで、よろしかったら登録して下さい(4月にご登録していただいた方は29日分まで無料です)。

 今回の判決のポイントは3つあります。まず1番目は「事実と違う調査報告書で検察審査会に判断を誤らせてはならない」と検察の姿勢を厳しく批判したものの、検察審査会の強制起訴そのものは有効としたこと。2番目は「収支報告書の4億円の簿外処理などは、小沢氏の資金であることを隠すためのものであり、小沢氏の了承なしに出来るものではない」として小沢氏が秘書から報告を受け了承していたと「認定」したこと。そして3番目に「それでも小沢氏の故意や秘書らとの共謀を認めるには不十分」として無罪としたものです。

 つまり1番目の検察側に不利なポイントと、2番目の小沢氏側に不利なポイントを、それぞれ指摘したものの判決理由に反映させず、3番目のポイントのみで「無罪判決」を出したものです。また1番目の検察審査会の強制起訴については「憲法違反」との意見もある中で、有効としたこともそれなりに注目すべき判断です。

 考え方によってはどちらに転んでもおかしくなかった「微妙な判決」であり、過去の数多くの「国策捜査の裁判」と同じく「有罪」になっていても不思議はなかったはずです。

 この判決から読み取れることは、検察側に対しては検察審査会の虚偽の調査報告書の存在をはっきりと指摘しているため「控訴すればここを審議せざるを得ない」と、暗に控訴断念を勧めていることになります。また小沢氏側に対しては収支報告書の虚偽記載とその動機(小沢氏の資金だと隠すため)はほぼ「認定」しているため、「お互いにこれで納得してほしい」との裁判長のメッセージが込められているようです。

 検察庁は、あくまでも検察審査会という「民意」が起訴したものとしているため、有罪にできなかった「責任」を問われることもなく、検察審査会への調査報告書の虚偽が改めて問題になるリスクを取ってまで(先日、担当した田代政弘検事をこっそりと不起訴処分にして法務総合研究所に配転させています)控訴することはないはずです。

 しかし、これでもって検察の「国策捜査」そのものが否定されたことにはなりません。

 そもそも小沢一郎氏が「狙われた」のは、自民党政権末期の2009年初めに民主党政権(小沢政権)誕生を阻止するために、たまたま出てきた西松建設事件(そもそも海外の裏金を国内に持ち込んだ外為法違反に過ぎず、献金にしても大半が自民党首脳に渡っていたもの)を、小沢一郎のゼネコン各社からの違法献金の突破口にしようと当時の麻生首相が森英介法務大臣を通じて東京地検特捜部に大久保秘書を逮捕させたことから始まりました。

 森英介法務大臣(当時)自らが認めているという複数の証言があります。

 東京地検特捜部の「国策捜査の雄」佐久間達哉部長(当時)がこれに乗っかり、件の前田元検事まで大阪から動員して強引に捜査したものの結局何も出ず、仕方がないので西松建設の献金が「実体のない法人」を通じて払われていることを「大事件」にしたものです。
 
 さらにそれでも公判が維持できないため、あとでもう一度大久保秘書らを逮捕した「陸山会」事件の裁判と合同させるという「禁じ手」を使い(これを認めたのが登石裁判官)、さらにその裁判を「推測を重ねて強引に有罪として」(これも登石裁判長)現在に至っているのです。

 これらを民主党の各首脳が「これ幸い」と利用して小沢氏を排除し、「我が物顔」で政権を維持してきたのです。もとより何の実力も無いため官僚の言いなりになっているのです。

 この構図が間違いなく崩れます。態度を「コロッ」と変えて小沢氏にすり寄るグループも間違いなく出てきます。これで「何となく通されてしまう」と思っていた消費増税も分からなくなりました。

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コメント
検察強権力による政治家・小沢氏から政治生命を抹殺する画策じゃないんでしょうか!

当初、小沢氏へは破綻した水谷建設からの闇献金疑惑が浮上したものの、検察は立証できず、政治資金規正法違反に的を絞ったものの、小沢氏を起訴して公判維持をできる証拠がないため、検察審査会を利用した強制起訴の脚本に修正したんじゃないんでしょうか!検察の面子ですね。

判決は無罪だったものの、小沢氏側は、公訴棄却判決であれば100%勝利でしたが、裁判所は、この公訴棄却の申立てを、<田代検事が>石川議員取り調べで捏造した捜査報告書等が存在していたとしても、検察審査会の強制起訴は有効としています。検察審査会が、捏造した捜査報告書等により強制起訴しても、会議の秘密としていますから、検察審査会に錯誤があったとすることには疑問であると裁判所。検察が、検察審査委員を強制起訴すべきとして捏造した捜査報告書等で誘導したんじゃないかと疑われても仕方ないと思います<小沢氏強制起訴への検察側の脚本修正>。

小沢氏の資金4億円を陸山会が取得した資金とせず、りそな銀行へ定期預金した担保によりりそな銀行から借り入れした4億円としたのは、メディア側から追及をされることを回避するためとしていますが、検察の主張を裁判所がほぼそのまま認定しているだけ。

収支報告書へ陸山会が、16年度に取得した不動産購入代金へ支出したと記載すべきを17年度に収支報告書へ記載したのもマスメディア対策への時間稼ぎとしていますけど<裁判所は検察の主張を代弁しただけかと>、小沢氏側からすれば、そんなこと無意味なことであると思うでしょうね。

ただ、この収支報告書へは、売主が所有権移転登記を16年から17年1月に遅らせる同意はしていませんから、収支報告書へは16年度に支出した報告を記載しなかったのは収支報告書の虚偽記載に該当しますから、この虚偽記載は動かせないかと思います。

では、この虚偽記載に関して、小沢氏に故意・共謀があったかですが、これも検察主張を代弁していて、石川議員が4億円資金を小沢氏へ無断ですることはあり得なく、16年度への記載とすべきを、小沢氏へ報告し、了承を得て17年度記載したとするのが自然としています<裁判所は検察の脚本を代弁>。

小沢氏の具体的な謀議がなくても、小沢氏は、一連のことを認識していたとして謀議を状況証拠から認定できるとしていますけど、状況証拠からの認定であり確たる証拠からではありません<ここでも、裁判所は、検察側の主張を代弁>。

しかし、小沢氏の故意は十分に立証できず、合理的な疑いが残るとしています。合理的な疑いが残ると裁判所は、無責任にも状況証拠から述べているんじゃないんじゃないですかね。

小沢氏には故意及び石川議員との共謀は認められないとしていますけど、散々、検察の主張を代弁していて、可能性がある文言が目立ち、検察=裁判所の一体構造かと本案件から感じました。


私は、引っ込みがつかなくなった検察が、捏造した捜査報告書等で検察審査会を強制起訴するように誘導し、小沢氏を政界から抹殺する謀略の脚本じゃないかと推察します。
4月27日<金>08:24

コメント書き込みをしましたら、昨日の判決要旨からの書き込みであるのに対しまして、「過去の投稿と内容が重複」表示がなされ、送信」できません。

4月25日<木>判決要旨発表後に、その件ではコメントしていませんから、内容重複には該当しないと思いますけど。


コメントの書き込みができるように処理下さい。

コメントが書き込めないのは、2度目です!
朝日新聞の小沢報道の論調はことさらつらい感じがしました。有罪を見込んだ展開だったからにしても、ちょっと、ですね。最近朝日の報道がどうもおかしい感じがします。石原さんに怒られた件、読売の内紛の片棒を担ぐ件、ちょっと前のウィキリークス全訳スクープの件、なんか結果的に空回ってるような。焦っているんですかね?
4月27日<金> 12:10分に、「過去の投稿と内容が重複」表示がなされ、送信できませんと表示されました、コメントの書き込みをし、送信ボタンを押しましたら、不正な投稿だと判断されましたの表示。

検閲するのじは、管理者の勝手ですけど、双方向性の意味合いから疑問ですね!

2012/04/27 Fri 12:11 [ Edit ]

コメントの確認をしましたら、コメント欄に規制を受けていた書き込みがありましたので、失礼いたしました。お詫びいたします。

案の定
裁判所にモラルが残っていたことに素直に安心いたしました。
大マスコミはこぞって、小沢無罪が消費税増税の足かせになってはならないと牽制しています。もはや、この国の大マスコミは完全に財務省の外局、宣伝局と化した感があります。
今日本人に問われているのは、そのような宣伝に乗せられない真贋を見抜く目だと思われます。先の大戦と同じ愚を繰り返してはならないと思います。
それじゃあ、マスコミうけうり
youtubeで郷原信郎のコメントをみてください。
明らかにおかしいですよね。

立法・行政・司法は三権分立されてるんでしょ?
だったら、刑事裁判に民意なんかあってたまるかですよ。
民意がどうこう影響すべきは立法府のみです。バカじゃねーのか?
裁判にあるべきは「法と良心」これのみ。
民意などという第三者は単なる邪魔者。とっとと消すべき。
ふざけるのもいいかげんにしろ!!

と言いたいわけです。

事実は事実として調査し、これが刑法の構成要件に該当するか否か。
それを審査するだけです。刑事裁判というのは。

しかも調査する事実は、立件された事案についてのみであって
被告の全人格や、立件されていない事案については一切考慮しないのが
刑事裁判の前提になります。

たまたま、偶然今回立件された事案では無罪となっただけです。
よって、他にも疑わしい余罪は相当ありそうですから、そこはぜひとも追求していただければ構わないわけです。

ただし、疑わしきは罰せず。証拠と事実を以って完璧に構成要件と合致するまでを証明できて
初めて有罪です。

逮捕や起訴はまあどうでもいいんですが
最終判決は、きちんとした司法手続きを取ってやってもらいたいものです。

法律の成立背景や運用方法、専門知識、独特の特殊な考え方も考慮せずに、何かの一つ覚えで民意だ何だと騒いでスットボケたこと言ってるくらいなら
三方一両損の大岡裁きの方が断然マシ。

早く法治国家になってほしい。
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