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新規参入「資本のハイエナ」の悪事

2012年06月14日

新規参入「資本のハイエナ」の悪事

 本日は「マニアックな話題」にします。

 「資本のハイエナ」とは業績不振の上場企業に増資を持ちかけ、材料を付けて株価を上昇させて売り抜ける人間のことを指すようです。マスコミの勝手なネーミングで、数多くの記事や相関図なるものも作成されているのですが、正鵠を得たものは全くありません。

ただ大手の「資本のハイエナ」は例外なく当局の捜査の対象になり、現在は活動していないことも事実です。

 本日書くことは(さすがに)これではなく、彼らが去ったあとに「新規の資本のハイエナ」が見よう見まねで参入してきたのですが、経験・ノウハウ・人脈・仁義すべてに欠ける人間が「あきれるような悪事」を繰り返す結果、「瀕死の上場会社」が出てきていることです。

 そのほんの1例です。

 JASDAQ(グロース)上場のT&Cホールディングス(コード・3832)は、本日(6月13日)に中国の投資家への6億円ほどの第三者割当増資が払い込まれず、1億円ほどのデッドエクイティスワップによる新株発行だけになったと発表しました。つまり新規の資金は1円も入らなかったのです。

 昨日(6月12日)わざわざ臨時株主総会を開催して、現在の発行株数をはるかに上回る今回の新株発行と、割当先の中国の投資家などからの3名の取締役の選任を承認していたのですが、払い込まれなかったのです。

 T&Cホールディングスは本年2月に債務超過に転落していることもあり、相当厳しい状況に追い込まれたことは間違いないのですが、本日書くことはこれでもありません。

 同社が今日の状況に追い込まれた最大の原因とされるのが、昨年9月に6万円前後だった株価が2週間ほどの間に2万円以下まで急落し、その時も発表していた第三者割当増資が中止になったことです。

 この経緯については同社の昨年11月16日付けIR「(途中経過)第三者割当増資の上位とおよび主要株主の異動についてのお知らせ」に詳しく出ています。

 要するに、同社が2010年8月24日に中国の投資家(本日に払い込まなかった投資家とは別です)に3500株(払い込み価格33,000円)の第三者割当増資を行っていたのですが、そのうち3000株が突然別の株主に担保権の行使として譲渡され、換金のために短期間で売却されたので株価が急落したのです。

 しかし問題は、この中国の投資家はこの株を担保に入れたことはなく(つまり資金を借り入れたことも無く)、すべて投資家の常任代理人の(IRに実名が記載されているのでその通りに書きますが)グローバル・インベストメント・リサーチ株式会社(代表取締役・松本弘樹)が投資家の了解を取らずに勝手に行ったものです。

 つまり、この株式を担保に勝手に借入れた5000万円ほどと、担保権を行使した株主が資金回収を完了したと返却した800株まで勝手に売却したその売却代金を、すべてこの松本弘樹が懐に入れたのです。

 この松本弘樹なる人物は2000年代の初めころに、株式解体(注)の最大手だった故・西田晴夫の周辺で「使い走り」をしていました。その後「単に横で見ていただけの解体作業」をいかにも自分が関わっていたかのように本を何冊か書き、証券取引等監視員会へも進んで「情報提供(あることないこと何でもチクる)」をしていました。

(注)増資されたばかりの新株とか、大株主の持ち株とか、相当量まとまった株数を売りさばく手法。単純に市場で売却できる株数ではないので、数多くのブローカーを動員して「買い注文」を積み上げて売買を膨らませていくが、最終的に解体が終わると手を引くので暴落となることが多い。
 また西田晴夫まで「資本のハイエナ」とされているが、西田だけでなく彼らの行動は多岐にわたり、みんなタイプが違うことをマスコミが全く理解していないことになる。

 問題は、大手の「資本のハイエナ」がみんないなくなってしまったため、松本のような経験・ノウハウ・人脈・仁義すべてに欠ける人物でも跋扈出来るようになったことです。当然上場会社や投資家にも多大な迷惑をかけ、ますます株式市場を「怪しい」ものにしてしまい、最大の問題は「出元の怪しい資金」を株式市場に呼び込んでいることです。

 証券取引等監視委員会にしても、「あまりにも小物」なので「監視委員会の社会的立場を高くする」わけでもなく、結果的に野放しになっているのです。

 似たような話がほかにもたくさんあるのですが、またの機会にします。

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トンビ
3832<T&C> 青息吐息

24.11月期1Q・・・1億358万円債務超過
24.11月期1Q決算
売上    1億4100万円
営業利益   △9700万円
経常利益   △9900万円
純利益    △9400万円
資本金     8億1966万円
資本剰余金   6億0187万円
利益剰余金 △14億6298万円
純資産合計  △1億0358万円・・・債務超過

現金及び預金 2708万円

トレーダズ・ウエブでお馴染みのトレーダーズ・アンド・カンパニーが設立した会社で紆余曲折もあり現・T&C HD。

22年8月24日発行 第三者割当新株発行
発行株数   3500株
発行価額   1株33,000円<総額1億1550万円>
割当先    香港東盛禾投資集團有限公司

23.9.28日 上記 第三者割当株式の譲渡及び主要株主の異動に関するお知らせ

香港東盛禾投資集團有限公司は、23.9.22日に3000株を代物弁済で浅見満へ譲渡。

※22.8.24日から2年間は譲渡しない確約書あるも3000株を譲渡。

香港東盛禾投資集團有限公司 提出報告書は4件・・大量保有及び変更1の提出者は、T&C<田中茂樹>、変更3及び4は、ウエルス・プラザ<松本氏の事務上の連絡先>

浅見氏へ譲渡した経緯説明 23.11.16日
香港東盛禾投資集團有限公司の常任代理人であるグローバル・インベストメント・リサーチ株・松本弘樹が、承諾なく浅見満と金銭消費貸借契約を締結し株券を担保提供。

22.12.13日  500株 市場外処分 81,500円・・石川氏へ譲渡。T&Cは、石川氏が代表であるフルブライト投資組合から借り金をするも、その債権は譲渡。

23.8.26日浅見満と金銭消費貸借契約<4995万円借入>の担保として3000株差し入れ。

※1億1550万円出資金に対して、-2480万円。


23.9.21日 3000株 市場外処分 浅見満 代物弁済
※約1カ月間の借入金。質権行使で3000株は浅見氏へ。浅見氏は、800株を残し市場内処分。

※浅見氏は、4995万円貸金に対して質権行使をし、担保株3000株の内2200株を市場内処分し、処分日の終値からの売買代金は、約6423万円。

香港東盛禾投資集團有限公司は、浅見氏と金銭消費貸借契約締結はしていないと、松本氏が未承諾で浅見氏と金銭消費貸借をした行為と。松本氏は株式市場の浄化なんて言っていましたけど・・・

松本氏は、公開していたホームページを現在は、削除。松本氏は、バナーズで一時相談役就任したり、故西田治夫が売買していた8107<キムラタン>のファイナンス・スキームのアレンジャー。また、西田氏とも面識あったかと!

石川幸男 大量保有報告書<23.4.22日義務発生日 9月13日提出>
株券  1283株・・投資事業有限責任組合・
※石川氏は、グローバル・インベストメント・リサーチの副社長であり、T&Cが金銭消費貸借契約を締結したフルブライト投資事業有限責任組合の代表者でもあります。

23.9.21~10.20<返還日>の間、アマゾンプロから307株借株、23.9.26日義務発生<提出日は、遅延して11.17日>から、807株保有の内、307株は借株・・保有割合は、3.9%であり、5%超とならなければ報告書提出義務なし。信用買い建てもあったかと<楽天証券利用と推察>

9.22日終値:36700円
10.20日終値:19000円でしたから、借株で空売りをして稼いだと推測はできますね。


24.6.12日<火>臨時株主総会の希釈率25%以上となる増資の承認条件で、また、また、増資<新株発行及び借入金債務を株式化しての新株発行>

払い込み日 24.6.13日
発行株数  35,050株
発行価額  17,500円・総額6億1337万円・・・1億1572万円は債務の株式化による新株発行

割り当先 青島香港・・有限公司 28,437株
     京都香港発展有限公司  6,042株・・債務の株式化による割り当て
     箕輪勉           571株・・債務の株式化による割り当て

増資資金使途;2億円は借入金等の返済、1億9300万円は、人件費及び経費・・・青息吐息かと!


増資後:青島・・・有限公司が51%の筆頭株主に!
2012/06/12 Tue 21:13 [ Edit ]
グローバル・インベストメント・リサーチ・代表取締役・松本弘樹 副社長・石川幸男<T&CのIRから>


22年8月24日発行 第三者割当新株発行
発行株数   3500株
発行価額   1株33,000円<総額1億1550万円>
割当先    香港東盛禾投資集團有限公司<代表者・王 懐東 王懐慶>

割当先選定は、T&Cが、香港GEM市場へ上場する企業の会長に相談し、王 懐東氏を紹介され、100%株式を所有する香港東盛禾投資集團有限公司に決定。22年8月24日から2年間は原則として株式を処分しない確約書を入手しているが、2年内に処分した場合は、T&C及び大証へ報告する確約を取得予定と<22.8.6日IR>。


割り当て資金1億1550万円は、王 懐東氏個人からの借入金。
22.12.13日 500株 場外処分 81,500円<発行日から約2カ月で2年間原則として株式保有確約は、反故に。この変更報告書提出者は、T&C 田中茂樹氏 >。この500株は、グローバル・インベストメントの副社長である石川幸男氏へ譲渡<石川氏は、T&Cと金銭消費貸借契約を締結したフルブライト投資事業組合の代表者>。

その後、23.8.26日に浅見満氏と金銭消費貸借契約を締結し担保として3000株を提供<この変更報告書提出者:ウエルス プラザ 新井章生氏>し、9月21日に浅見氏が質権を行使して3000株を代物弁済として取得。23.11.16日IRから、浅見氏から4995万円を香港東盛禾投資集團有限公司の代理人・グローバル・インベストメント・リサーチ株・松本弘樹が承諾なく借入をしたと。この経緯説明をT&Cは、松本氏からは受けていないとしています。


石川幸男氏提出報告書<石川氏 フルブライトの会社役員>
大量保有報告書<23.4.22日義務発生日 9月13日遅延提出>遅延事由は薄弱そのもの!

株券   1283株<22.12.13日に香港東盛禾投資集團有限公司から取得した500株があります>

変更1<23.6.13日義務発生日 9月13日提出>
株券    1811株<8.75%>

4540万円借入金 5519万円投資事業組合資金

変更3<23.9.26日義務発生日 11.17日提出>
株券  807株<3.9%>・・・内、307株は、9.21~10.20日までアマゾンプロからの借株。9.22日終値:36700円
10.20日終値:19000円でしたから、借株で空売りをして稼いだと推測はできますね。


23年11月16日のT&Cからの経過報告に対して松本氏は説明をしていないかと。

24.4.24日 ジャーナリズム記事引用で、

松本氏は「香港東盛禾名義のT&C株は担保流れになった」と称している。松本氏の真意は、T&Cから資金を引き揚げることだったのではないか?


「悪徳経営者の〝奥の手〟を知り尽くした松本が同じことをした。そうみられても仕方がありませんが、断じて違います。現に担保流しをした金融業者らに対して民事訴訟を提起する予定です」(松本氏)


 訴状によれば、金融業者らに担保株などを返還するよう求めている。近く東京地裁に提訴するという。松本氏は自ら非難してきた共生者に成り下がったのか。法廷を舞台に評価が決することになりそうだ。
(文=谷道健太/ジャーナリスト)<


このT&Cのことを東京アウトローズが記事にしないのか?、できない事情があるのか?東京アウトローズは、松本弘樹氏の「勉強会」を開催した連絡先でした。

また、山岡氏がアクセスジャーナルでこのT&Cのことに関して松本氏のことを記事にしていますが、松本氏・東京アウト・ローズ<編集長>と山岡氏とには過去に確執もありました。また、山岡氏は東京アウトローズ記事を執筆していた時期もありました。

ただ、松本氏は、T&Cの案件で、何等かの事情説明はすべきかと思いますけど!
未公開株屋に魂を売った石川と松本
松本に浅見氏を紹介したのは酒井。奴がそもそも悪い。暴落の原因を作った張本人。松本も高利に手を出したのも悪い。そもそも暴力団関係者の未公開株詐欺師と組んで資金を集めた石川と松本には、悪魔がとりついていた。
酒井氏って、元上場会社の監査役で税理士の人ですか?
かつては、仕手株で、関西のN氏銘柄といえば、「西やん」こと西田春夫氏が関わっていた銘柄でしたね。

ご本人はいつも車輪のついた大きなトランク(現金や株券が入っていたと想像されます。)を引っ張って歩いてました。

元はどっかの役場の公務員だったと聞いてます。

西やんを弁護するわけではありませんが、(事実起訴されて、有罪になっているので…)、ハイエナも悪いが、さらに悪いのは、経営者でしょう。経営をないがしろにして、第三者割当に走るのは既存株主をおちょくるものです。

かつて、西やんは言ってました。
「私には万の単位の応援団がいます。彼らが買えば株価は上がりますし、売れば下がります。株価操作というのは、一方で買い、他方で売るような操作をすることです。私はそんなことはしてません…」

でも、逮捕されてしまいましたね。

今後も相場についての記事、楽しみにしてます。



すみません。誤字の訂正です。

西やんは西田春夫ではなく、正しくは西田晴夫でした。

記事中でも西田春夫と記載しておりましたが、正しくは西田晴夫でした。

訂正いたしました。
先日発表されたT&Cホールディングスのライツイシューの解説お願いします
彼等の行為に違法性はないのだろうか。
その点は、どうなっているのか。
石川氏と何度も会ったことあるが、彼は悪い人間ではない。
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