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ますます警戒が必要な株式市場の「中国問題」

2012年09月28日

ますます警戒が必要な株式市場の「中国問題」

 少し前の話になるのですが、7月27日に東証1部上場のチャイナ・ボーチー(コード・1412)がMBOを発表しました。

 ちょうどリクエストも頂いていたのですが、最近の中国経済の低迷を受けて更なる問題企業が日本の株式市場を狙って大挙押し寄せてくる可能性もあり、また日本の当局や東証も驚くほど中国に甘いので、自衛のために書くことにしました。

 チャイナ・ボーチーは2007年8月に中国系企業として初めて東証1部に上場し、1株=80,000円(2011年に2分割しているので修正)で120億円を調達し、中国山西省で建設すらしていない発電所に7億元(約84億円)も投資したことにして、今回1株=6,000円で全株買い戻して跡形もなく日本から消えてしまうつもりなのです。

 東証の斉藤淳社長が「愉快な話ではない」と不快感を示しているのですが、これは単純にIPO時の株価に比べて著しく低い価格でMBOすること「だけ」を問題視しています。

 ここ1~2年の幻冬舎やTSUTAYAなどのMBOに対しては「投資家を愚弄している」とおっしゃった斉藤社長にすれば、「愉快な話でない」程度のMBOらしいのですが、実はチャイナ・ボーチーは新華ファイナンス(東証マザースに2004年8月に上場)やアジア・メディア(2007年4月にマザース上場。2008年8月に上場廃止)などと並んで「当初から非常に問題のある」株式上場だったのです。

 これらの会社はバミューダやケイマンなどタックスヘイブン籍の持株会社で、実際に中国などで事業をしている(とされている)子会社の実態も資産性も資本関係もすべて曖昧なままなのです。

 しかもこれらのタックスヘイブン籍の持株会社は東証(マザースを含む)の「単独上場」です。つまり中国を含む世界中どこの取引所も見向きもしない「価値の全く分からない紙切れ」だけの会社なのです。それが「中国」という名前だけで巨額の資金を日本の株式市場から吸い上げていたのです。

 昨年8月22日付け「株式市場の中国問題 その1」、同年8月24日付け「同、その2」で詳しく取り上げてあります。

 最も恐ろしいことは、バミューダやケイマンなどのタックスヘイブン籍の会社は、日本の株主に認められている株主代表訴訟や損害賠償請求や各種差止めなどの権利行使が、実質的に不可能なことです。

 つまり日本の株主にとって著しく不利な株式上場を東証(マザースを含む)が認めていたことになり、IPO価格に比べてMBO価格が異常に低くなることも「当然の結果」なのです。

 チャイナ・ボーチーは、全く価値も実態も分からない持株会社(要するに紙切れ)で120億円も調達し、上場時に売り出さなかった株もその後の高値(145,000円まであります)で売却を進め、調達した資金も不明朗な使い方をして、最終的には会社にある資金を借り出してIPO時の株価の13分の1で「買戻し」、上場廃止と日本からの撤退で「虚偽記載」も「粉飾」も追及されず、株主から訴訟されるリスクも無いのです。

 一体「どれほど、利益を上げた」のでしょう? その機会を提供していた東証の責任は「愉快ではない」では決して済まされないのです。

 おいしい思いをした「中国の黒幕ら」は、必ず次のチャンスを狙って再上陸してきます。実際にセラーテムテクノロジー(ジャスダック上場。本年6月上場廃止)でも食い物にしていった形跡がはっきりとあります。

 セラーテムテクノロジーの社長らは逮捕されたのですが、3月7日付け「株式市場の中国問題に切り込めるか セラーテムテクノロジーの社長ら逮捕」で書いた通り、チャイナ・ボーチーの「中国の黒幕ら」と考えられる白雲峰や程里全らは、悠々と逃げ切っています。

 中国経済が低迷すればするほど、似たような問題が増えてくるかもしれないため自衛しなければならないのです。

 そういえばジャスダック上場のサハダイヤモンド(コード9898)の中国人筆頭株主が、持株の一部を売却したようです。この中国人の筆頭株主は「黒幕」ではないのですが、話を繋いだ中国人ブローカー(最近まで日本名で上位株主に名前が載っていました)が騙していたようです。

 中国人が中国人を騙すことも多いようですね。

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>>そういえばジャスダック上場のサハダイヤモンド(コード9898)の中国人筆頭株主が、持株の一部を売却したようです。この中国人の筆頭株主は「黒幕」ではないのですが、話を繋いだ中国人ブローカー(最近まで日本名で上位株主に名前が載っていました)が騙していたようです。<<


厳 健軍 氏へ割当てた新株予約権は、売買益目的でありマネーゲーム化となる可能性あるかと予測をしていましたが、予約権割り当て日・23.10.19日の翌日に100%<6500万株・行使価額33円・総額21.45憶円>行使をしました。

23.10.20日終値61円、通常、予約権を行使して取得した株券を処分してくるんですけど、厳 健軍 氏は、一向に処分をしなくもしかして、売却益目的じゃなく支配目的かなとも思いましたが、24.9.18日の株券所有は、40,439,600株であり、24,560,400株を処分しています。

9.14日及び18日に約995万株を市場内処分をしましたが、株価は15~17円。それ以前に大きな処分は、4.20日に市場外で1300万株を1株28円で処分しています。

私は、厳 健軍 氏が利用されたんじゃないかと見ますけど。サハ社外取締役陳氏は、厳 健軍 氏の財務アドバイザーでありサハへ紹介した経緯があります。

サハは、23.7月に予定していた新株発行を突然中止しました。この新株発行増資の割り当て人は、姜 杰氏であり、総額18.2憶円・1株28円・65万株でした。姜 杰氏は、サハ株式の9.55を所有するユーロスター100%の株主であり、サハ代表取締役社長に就任していますし、3.6%株式を所有する安東氏からサハは
姜 杰氏の紹介を受けユーロスターは、5.2円で株券を取得。安東氏所有株式は、ユーロから譲渡を受けた株式です。

姜 杰氏分増資に、厳 健軍氏が、予約権割り当てに利用されたんじゃないかと推察しますけど。

厳 健軍氏は、1株33円で行使した株券ですけど、株価下落で我慢できずに市場内処分してきたのかと思いますけど。

ユーロスター&安東氏合計で、サハ株式を13%所有し、姜 杰氏に代表権がありますから、中国企業が、サハをどうしようかと目論んでいるのかは???

この規模の企業に代表権者2人:今野氏&姜 杰氏。




裏口上場に利用されてしまいそうな、ゴミ会社が
ゴミのように上場を維持していますので、裏上場にかんする
規則を厳しくしておかないとダメです。
裏上場なら審査もクソも無いわけですから。

北米などでは去年あたりから黒パンダ企業の裏上場が規制され、
ほとんど不可能になっているはずです。
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