闇株新聞 the book


闇株新聞 the book
発売中です。
よろしくお願いします。

ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収について(臨時版)

2012年10月13日

ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収について(臨時版)


今週の闇株新聞プレミアムのお知らせは、記事の最後に追記しております。


 本日は土曜日でお休みなのですが、ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収についての臨時版です。

 ブルームバーグでは、新株引受も含めて発行株数の75%(以内)を1株=6.5ドル前後で取得すると予想しています。スプリント・ネクステルの株価(10月11日の引値)は、前日から14.3%上昇して5.76ドルとなっています。

 一方、本日(10月12日)のソフトバンクは急落し引値は2395円(486円安)となりました。1兆円とも2兆円とも言われる買収資金を新規に借り入れる必要があるからで、国内メガバンク3行が1.8兆円の協調融資を申し入れているようです。

 この買収の是非を評論することは意味が無いのですが(ソフトバンクはもう決めているはずだからです)、米国の携帯電話事業について少し理解しておく必要があります。

 米国の携帯電話会社は契約数の大きい順に、AT&Tモビリティ(6月末現在で契約数10520万件、以下同じ)、ベライゾン・ワイヤレス(9420万件)、スプリント・ネクステル(5600万件)、Tモバイル(3320万件)、メトロPCS(930万件)となっています。

 トップのAT&Tは、グラハム・ベルの興した会社(旧・AT&T)ではなく、1983年に分離された7つの地域電話会社の1つのSBCコミュニケーションズ(本社・ダラス)が大きくなって旧AT&Tを買収したもので、AT&TモビリティはSBCの子会社だったシンギュラー・ワイヤレスのことです。

 2001年にNTTドコモが1兆円も出資したのは旧AT&Tの子会社だったAT&Tワイヤレスで、現在はAT&Tモビリティに吸収されています。ドコモの出資分は文字通り「消えて」しまいました。

 またベライゾン・ワイヤレスも、旧AT&Tから分離した地域電話会社のベライゾン(本社・ニューヨーク)と英国ボーダフォンの合弁会社です。

  スプリント・ネクステルは、2005年にスプリント(本社・バージニア州)がネクステル(本社・カンサス州)を350億ドルで買収したものですが、買収以来の赤字(2011年12月期は28億ドルの最終赤字)と契約数の減少と株価下落に苦しんでいます。

 Tモバイルはドイツテレコムの子会社ですが、ドイツテレコムは今までに100億ドル近い償却を余儀なくされています。

 携帯電話の2強であるAT&Tモビリティとベライゾン・ワイレスは、旧AT&Tの十分な設備を引き継いだ「勝ち組」地域電話会社の携帯電話子会社で、さらにAT&TモビリティはAT&Tワイヤレスを吸収し、ベライゾン・ワイヤレスは英国ボーダフォン(契約数4億件)との合弁会社なのです。

 つまり米国内において、設備も歴史も知名度も「圧倒的に他社を圧倒」しているのです。

 スプリントは1899年創業の長距離電話会社ですが、ずっと全盛期の旧AT&Tの競争相手にはならず、1999年には大粉飾をしていたワールドコム(2002年に破綻)を吸収しようとして司法省に認められず(結果的に命拾いしたのですが)、2005年に同じ独立系のネクステルを買収しているのですが、2強との差は「目に見えているよりはるかに大きい」のです。

 米国の放送通信事業を規制監督する連邦通信委員会(FCC)は、非常に厳格な競争状態の維持を求めています。

 昨年AT&Tモビリティが4位のTモバイルを390億ドルで買収することに合意したのですが、FCCは全米規模の携帯電話会社が4社から3社になると言う理由で認めませんでした。実際は司法省が買収阻止の訴訟を起こし、AT&Tモビリティは40億ドルの違約金をドイツテレコムに支払っています。

 現在そのTモバイルは5位のメトロPCSに経営統合を持ちかけているのですが、これはメトロ株主の利益を損なったと訴訟を起こされており、集団訴訟になりそうです。

 つまり、少なくとも米国内でスプリント・ネクステルを買収する会社(あるいは買収を認められる会社)は無いと思われます。

 本誌は「徹底的に強気で交渉に臨み、ボーダフォンの時のように煽られて高値掴みをしないなら、やってみるべき」と考えます。

 なぜそう考えるかは、10月15日(月曜日)配信の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」で書くことにします。よろしかったら申し込んでおいてください。



有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」についてのお知らせ

 10月15日(月曜日)の夕方に、予定通り配信します。

 予定内容です。


メインテーマ 1 
 
 「最近書き足りなかったこと、書いていなかったこと」

 ・ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収について、もっと考える
 ・米国大統領選挙、追い上げてきたロムニー候補
 ・エー・ディー・ワークスに見るライツイシューの問題点などです。


メインテーマ 2  
 
 「南北朝時代と室町幕府 その2」

 
 あまり取り上げられない室町幕府について続けます。特に天皇家との関わりを取り上げます。このテーマの最終回です。


今週の相場観


お勧め「映画」コーナー


質問コーナー

 

 闇株プレミアムのお申し込みはこちらから →http://yamikabu-premium.com/index2.html


 お申込み頂ければ、次の月曜日からプレミアムメルマガを配信いたします。


闇株にご賛同頂ける方は下のバナーをクリックをして頂けると助かります。
現在は「株ランキング1位」です。

Ads by Google

コメントをする⇒
| Comment:0 | TrackBack:0
関連記事
コメント
コメントの投稿
闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム
Ads by google
Ads by Google
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク
フェイスブック
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


ブログ内検索
Loading
お問い合わせ

※ページが見れない・表示されないという方はお手数ですが、原因究明のためお使いのOSとブラウザを記述の上お問い合わせ頂けますようお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

闇株新聞プレミアム

各種メディアに掲載されている闇株新聞の裏・・・

闇株新聞プレミアム