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新規参入「資本のハイエナ」の悪事  その2

2012年11月07日

新規参入「資本のハイエナ」の悪事  その2

 6月14日付けで同題の記事を書いていますので、本日は「その2」です。

 警視庁組織犯罪対策3課は本日(11月6日)、ジャスダック上場のGFA(旧社名・グラウンドファイナンシャルアドバイザリー、コード8783)から5000万円を脅し取ろうとしたとして、都内のゲートキーパーなるコンサルタント会社の社長を逮捕しました。

 恐喝の際に具体的に反社会勢力の名を挙げて、その関係者を役員に入れるように迫っていたようですが、これだけなら単なる恐喝未遂事件です。

 警視庁組織犯罪対策3課の最終目的がどこにあるのかが不明ですが、これこそ新規参入「資本のハイエナ」が反社会勢力の資金を使って、資金繰りなどに困った上場会社に入り込んで食い尽くしてしまう典型例なので、急遽書くことにしました。

 「資本のハイエナ」とはマスコミの不適当なネーミングなのですが、ここ数年の証券取引等監視員会の徹底的な摘発で姿を消してしまいました。そこへ見よう見まねで新規参入者が現れるのですが、知識も経験も資金もモラルも乏しく、最大の問題が資金の「出元が怪しい」ことで、結果的に被害を受け倒産する上場企業も出てきています。

元祖「資本のハイエナ」と新規参入「資本のハイエナ」の違いは、冒頭に書いた6月14日付け 新規参入「資本のハイエナ」の悪事 に書いてありますので、読んでみて下さい。

 さらに本件は金融商品取引法にも違反(株価操作)している疑いが強いのですが、現段階では警視庁組織犯罪対策3課が新規参入「資本のハイエナ」の社長を恐喝未遂で逮捕しただけです。最終的に「背後の反社会勢力が、株式市場で不正な収益を上げ、さらに上場会社に入り込んで食い尽くす」構造の摘発まで持っていくのかどうかは分かりません。

 ゲートキーパーなる新規参入「資本のハイエナ」は、傘下にGKパートナーズ証券会社やGKアドバイザーズ(金融仲介業者)などの金融庁(関東財務局)登録会社があり、「表の顔」としては適格だったのでしょう。

 本誌は、このゲートキーパーの背後や、その背後が過去に上場会社へ入り込んだ「実績」なども把握しているのですが、警視庁がどこまでをターゲットにしているかどうかが今のところ不明ですので、本日はそこまで書きません。

 取り敢えず「事件」を振り返っておきましょう。

 本年5月11日に、GFAが「ゲートキーパー株式会社との業務提携、第三者割当増資により発行される株式募集(以下略)」とのIRの中で、ゲートキーパーの関係するファンドに対し3760株の新株を18,100円で割り当て、6800万円余を調達すると開示しました。

 当時GFAの時価総額はジャスダック取引所の上場基準である3億円を下回っており、新株発行による時価総額の回復と運転資金の調達に迫られていたようです。ついでに言いますとGFAは、増資などの依頼がブローカーの間に広がっている「有名物件」でした。

 5月30日に「払い込み完了」のIRが出ているのですが、7月6日に「ゲートキーパーとの業務提携の見直し」そして7月13日に「業務提携解消」のIRが出ています。

 その理由として、ゲートキーパー傘下のファンドが引き受けた3760株すべてを第三者に貸株し、その第三者も間もなく全株を売却していることが発覚したからとされています。

 株価は、第三者割当増資発表の5月11日が16,000円(払い込み価格は18,100円)だったのですが、間もなく不自然な上昇をはじめ6月12日に86,000円まで上昇します。この間に全株を処分したものと思われるのですが、間もなく株価は下落し現在は16,000円台とすっかりもとに戻っています。

 明らかに不自然な株価形成があったと思われ、「株価操作」が疑われます。

 容易に想像がつくのですが、最初は金融庁登録業者を傘下に持つ「表の顔」のゲートキーパーがGFAに接触して第三者割当増資を発表させるのですが資金がありません。そこで(あるいは最初からそういう予定だったのかも知れませんが)反社会勢力に資金を用立ててもらい、株価を釣り上げて全株を売り抜け、さらに払い込んだ資金(6800万円)の大半の5000万円を還流させようとしたのだと思うのです。

 あるいは、反社会勢力の関係者をGFAの役員に入れて実質的に「乗っ取る」のが目的だったのかも知れません。乗っ取れば払い込んだ資金も「自分のもの」となるからです。

 今後も警視庁の邪魔にならないようにしますが、続編を書く機会があると思います。


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>>ゲートキーパー傘下のファンドが引き受けた3760株すべてを第三者に貸株し、その第三者も間もなく全株を売却していることが発覚したからとされています。<<

ゲートキーパー提出変更報告書1
株券    4760株

24.5.30日 3760株<第三者割当18100円>
24.5.30日 1000株<27070円>

保有する4760株の内、2380株を6月25日に富樫氏へ貸株し、また、同株数を同月同日に合同会社AIBへ貸株。

GFAは、ゲートキーパー保有する貸株数までは開示はしていません<貸株とはしていますけど>。ゲートキーパー貸株数は、変更報告書に記載されています。

富樫氏は、6.27日及び28日にゲートキーパーから借り受けた株券2380株を市場内処分し保有株をゼロとしています。まあ~、この第三者割当増資及び時価総額3億円基準の抵触解消によるマネーゲーム仕掛けは株価から仕組まれていたのかと。そして、第三者割当人・ゲートキーパーと富樫氏への貸株は、相棒の関係と貸株日と富樫氏の処分日から推測できるかと思われます。


ゲートキーパーは、富樫氏が貸し株の処分をしても変更報告書提出する必要もありません。貸株とは言え、この貸株は「鉄砲玉」かと!





ゲートキーパー提出変更1<24.6.25日義務発生日 7月2日提出>

株券   4760株

5月30日 第三者割当で3760株を1株18100円で取得
5月30日 1000株を1株27070円で取得し、6.25日に株券貸借契約で、富樫しへ2380株貸株、合同会社AIBへ2380株貸株ですので、ゲートキーパーが保有する株式はを全株貸株。

富樫氏は、6.25日に2380株の借株を調達し、6.27日及び28日で2380株を市場内処分し、保有株式をゼロとしていますけど、合同会社AIBが借り受けた借株2380株<12.02%>の大量保有報告書の提出はありません。

※第三者割当人・投資事業有限責任組合PIEsファンドと2380株借株を受けた合同会社AIBは、住所地は同一。


この合同会社への貸株2380株の行方が分かりません。まあ~処分済でしょうけど。
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