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GDP実質マイナス3.5%!

2012年11月13日

(お知らせ)

 昨日アップした記事の中に重大な誤りがありましたので訂正させて頂きました。ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございせん。またご指摘ありがとうございました。


GDP実質マイナス3.5%!

 本日(11月12日)発表された2012年7~9月のGDP速報値は、実質で前期比0.9%のマイナス、年率で3.5%のマイナス成長となりました。

 マイナス成長の主因は外需の落ち込みで成長率を0.7ポイント押し下げ、内需も0.2%の低下要因となりました。要するに内需も外需もマイナスだったのです。

 個人的に重視している名目成長率ですが、前期比で0.9%マイナス、年率で3.6%マイナスと「実感と非常に違う」結果となっています。デフレを勘案するともっと大きく落ち込んでいるはずです。

 GDPデフレーターが依然として前年同期比で0.7%のマイナスですが、物価下落の主因が原油などの輸入品でGDPの計算から除外されるからのようです。

 いつも思うのですが、GDPについては内閣府から非常にたくさんの数字が発表されるのですが、なかなか実態がつかみにくくて困ります。要するにGDPが名目で(実質は意味がありません)どういう趨勢であるかが分かればよいのですが、それがなかなか分からないのです。

 2012年暦年の名目GDPは470兆円ほどのはずですが(この予想が最も重要なのですが、どこからも読みとれません)、この数字は1991年の476兆円よりも少なく、日本経済はこの20年ほど全く成長していないことになります(出典はIMF World Economic Outlook Databasesの2012年10月版。数字は3桁までで4桁目を四捨五入してあります。以下同じ)

 ただ途中でピークはありました。1997年が523兆円で2007年が513兆円です。

 1997年のピークは、翌1998年に消費税引き上げを含む各種増税があり、金融危機まで引き起こして1999年には505兆円まで落ち込みました。

 また2007年のピークは、翌2008年にリーマンショックを含む世界金融危機があり、また2011年には東日本大震災もあって468兆円まで落ち込んでいます。

 米国のGDPは、名目だと1991年が5.99兆ドル、1997年が8.33兆ドル、2007年が14.0兆ドル、2012年が15.6兆ドル(予定)となっています。2012年は1991年の2.6倍なのです。

 実質では、2012年は1991年の1.69倍となっています。

 中国は、さすがに名目では意味が無いので実質ですが、1991年が2.11兆元、1997年が4.15兆元、2002年(胡錦濤体制のスタートなので入れました)が6.16兆元、2007年が10.7兆元、2012年が16.6兆元(予定)となっています。

 実質ベースであるにもかかわらず、2012年は1991年の7.8倍もあるのです。

 要するに、この程度の大雑把な数字の方が良く分かるのです。日本はこの20年間が全く成長しておらず、中国や米国に大きく差をつけられたことが分かればよいのですが、意識的に細かい数字や「変化率」ばかりを出して「実態」を分かりにくくしているのかも知れませんね。

 しかし日本の名目GDPをドルベースに引き直すと、全く違って見えてきます。

 1991年が3.53兆ドル、1997年が4.32兆ドル、2007年が4.35兆ドル、2012年が5.87兆ドル(推定値の470兆円を1ドル=80円として計算)となります。

 つまり、立派に成長していることになるのです。ドルベースだと2012年は1991年の1.66倍であり、この間の米国の実質GDPの伸びとほぼ同じになります。

 要するに円高が日本経済低迷の最大の理由なのです。日本のGDPが途中のピークを付けた1997年も2007年も、それぞれ120円ほどの「円安」でした。

 ついでに、こういった解説も入れてくれると非常に役立つのですが、全く期待できません。だから数字をあちこちひっくり返して書いています。


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コメント
そう、円ベースとドルベースのGDPの長期チャートを併せて見せると、みんなビックリします。

企業努力がどーのとか・・枝葉というか、ハッパに生えた毛の話しかしない地上波と新聞は、ほとんど存在意義がなくなっています。
日本の解決しなくてはいけない問題は、「円高/デフレ」これだけです。あえて単純化していいと思います。
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