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さあ、どうなる? 株高・円安  その2

2012年12月19日

さあ、どうなる? 株高・円安  その2

 昨日の続きです。

 本日(12月18日)も日経平均は続伸し94円高の9923円となりました。本年高値の10255円(3月27日)に近づいています。

 本日、安倍総裁は日銀の白川総裁と会談し、デフレからの脱却のための積極的な金融緩和と、政府と日銀の間で物価上昇率を目標とする政策協定(アコード)を求めたようです。
 
 政策決定会合は明日からの2日間(19日~20日)です。いろいろな意味で結果が「楽しみ」です。

 せっかく期待感から株高・円安となっているので「ケチ」を付けるつもりは毛頭ないのですが、実はどうしても気になっていることがあります。

 それは安倍総裁が経済ブレーンとして「具体的に誰」を頼りにしているのかが全く分からないことです。もちろん金融緩和と同時に弾力的な財政政策も打ち出しているので財務官僚ではありません。

 どうも、公式・非公式を問わず経済ブレーンとしてのポストを求めて有象無象(失礼!)のエコノミスト・評論家が我先に「過激な政策」を持ち込んで、安倍総裁の「歓心」を買おうとしているような気がします。

 猟官運動は政治家だけではないのです。また安倍総裁の方も、それらの「政策」と安直な「効果」を聞いて「何だ、景気回復なんて私がやれば簡単じゃないか!」と思っているのかもしれません。

 さらに、それを聞いた金融市場が期待感で反応して、株高・円安が進行しているのです。

 本誌は「理由は何でも(錯覚でも過剰期待でも)とにかく株高と円安にしてしまえば、本当に経済回復に結びつく可能性が出てくる」という考え方なので、現状は極めて好ましいと思っています。

 しかし同じように「海外からの過剰評価だった」本年2月の追加金融緩和後の株高・円安が、欧州市場の混乱などもあったのですが見事に剥がれてしまったことが繰り返されないようにして欲しいのです。

 本年3月下旬の日経平均の高値は10255円、最円安は対ドルで84円、対ユーロで111円でした。それが日経平均は6月初めに8295円(6月4日)、円は対ドルで9月初めに77円、対ユーロで7月に94円まで戻ってしまいました。

 今回は株安・円高に戻るというより「悪い物価上昇」「悪い金利上昇」「不動産価格だけの上昇」「一向に改善しない中小企業の景況感」「楽にならない国民の生活」などが引き起こされる可能性があります。

 金融緩和や財政支出の効果は、決して「均質」ではないからです。

 安倍総裁は間違っても本誌にアドバイスを求めることはないので「余計なお世話」だと思うのですが、勝手に2つアドバイスさせて頂きます。

 まず、金融緩和の数値目標を、海外要因などの不確定要素に左右されやすい「物価上昇率」ではなく、国民の景気実感により近い「名目GDP」にすることです。

 2011年の「名目GDP」は468兆円、2012年も470兆円くらいと予想されます。これは2007年の512兆円、取り敢えず2008年の501兆円あたりを数値目標にすることです。

 もう1つは、日銀は貸出を純増させた金融機関に対して純増分を最長4年・利率0.1%で貸し出す「新貸出支援制度」を導入するようですが、これに加えて長期国債(例えば残存年数が7年以上、あるいは12年以上)の保有を純増させた金融機関に対しても同様の条件で貸し出すことです。

 これは弾力的な財政政策の発動などで、またぞろ「国債暴落論」が出てきて金融機関がパニックになることが懸念されるため、あらかじめ予防策を出しておくのです。

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コメント
名目重視
闇株氏が名目経済成長を掲げることに大賛成である。
企業経営は契約で動き、契約は通常額面(名目)で定められているからだ。デフレだからと言って社員の給与をデフレ分切り下げられない。
日銀の経済運営は、実質成長しているからいいだろ的で、年金生活者と俸給固定給役人のための経済運営だった。
実質GDPじゃなく、名目GDP重視には賛成ですし、当座預金の付利「ゼロ」も賛成です・・・そうしないと、金融機関はリスクから事業資金貸し出しよりも安全に稼げる「付利」を選択しますから。

安倍氏のブレーンとして、エール大学の浜田宏一氏の名前がでてきています。また、次期日銀総裁候補として、竹中平蔵氏の名前も聞かれます。

欧米国が、量的緩和政策で自国通貨安政策をしているんですし、デフレ脱却できない状況下でインフレ懸念指標はありませんから、量的緩和政策を積極的にして欲しく思います。米国は、FRBがインフレ・ターゲット政策を実施しているのに対して、先般の野田氏と日銀・白川氏の消費者物価指数上昇率<対前年度比>1%は、目標だけであり、達成に向けた金融政策はありません。

で、安倍氏と白川氏とで、1%→2%に引き挙げても「ノボリ」<狼煙>だけで、実行が伴わなければ、外人投資家等からそっぽを向かれ、市場は、その反動を受けるかと見ますけど。

日経平均の上昇ラリー持続<金融相場>かと見ます。
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