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ちょっと隕石の話

2013年02月19日

ちょっと隕石の話

 最近、ちょっと隕石に凝っています。

 もちろん2月15日にロシアに落ちた隕石のニュースを聞いたからですが、年間800個くらいの隕石が地球に衝突していることも初めて知りました。

 何に凝っているのかというと、歴史上に巨大な隕石が衝突した形跡がないかどうかです。歴史上の大きな天変地異は、必ずどこかで歴史書や口承に残されているからです。

 ロシアに落下した隕石は、直径17m、重さ1万トンで、時速64,000キロで大気圏に突入しました。例えれば奈良の大仏よりも少し大きな隕石が、ジェット機の70倍くらいのスピードで「降って」来たのです。

 翌日の2月16日には直径45mの小惑星が、静止衛星より近くを通過することが予想されていたのですが、全く別の巨大隕石でした。巨大隕石と小惑星は、ほぼ同義語です。

 映画「アルマゲドン」などでは、隕石が建物などを直撃するシーンが出てくるのですが、直撃されなくてもロシアのような衝撃波や、津波などの天変地異による被害の方が大きそうです。

 歴史上で有名なのは、6500万年前にメキシコのユカタン半島に衝突した小惑星で、直径が10kmあったと言われています。太平洋の最深部に落ちても頭が出ることになります。

 その衝撃はマグニチュード12~14(注)と推定され、海に落ちれば数千メートルの津波が押し寄せたはずです。

(注)自然に発生した地震で歴史上最大は、1960年チリ地震のマグニチュード9.5です。マグニチュードが1増えると、約30倍のエネルギーになります。

 ユカタン半島に落ちた小惑星の衝撃で吹き上げられた土砂などが太陽光を何年も遮り、恐竜などかなりの生物が死滅しました。地球が誕生して46億年なので、それ以前にも同じような衝突があったはずですが、多分これが最も「新しい」ものでしょう。

 それでは人類の歴史が始まってから、巨大隕石(小惑星が)地球に衝突した「形跡」がないか考えてみます。

 すぐに思いつくのが、旧約聖書に出てくる「ソドムとゴモラ」です。ユダヤ人の始祖とされるアブラハムの甥のロトが家族と暮らすソドムの町は、大変に風紀が乱れていました。唯一の神・ヤハウェが怒り、隣町のゴモラと共に滅ぼすことに決め、ロトにだけ家族を連れて逃げるように言います。

 その際「決して振り向くな」と命ずるのですが、妻がつい振りかえってしまい「塩の柱」にされてしまいます。もちろんソドムもゴモラも全滅するのですが、その情景が小惑星の衝突のように読めます。

 天文学者は、紀元前3123年6月29日に直径1.25kmの小惑星がアルプス上空で爆発し、広く降りかかった破片による「被害」だと言っています。

 比較的最近ではシベリア・ツングースに落下した巨大隕石が、直径100mと推定されるため、直径1km以上の小惑星は、甚大な被害を及ぼしたはずです。

 同じ旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」は、その大洪水がなぜ起こったのかが分かりません。

 時期的には紀元前3000年頃とされているので、ソドムとゴモラを滅ぼした小惑星の影響と考えられなくもないのですが、「ノアの方舟」の話は、シュメール人のギルガメッシュ叙事詩にそっくりの話があり、多分「拝借」したのでしょう。

 日本では、巨大隕石が数万年前に長野県飯田市に衝突して900mのクレーターが出来た形跡があるのですが、日本人の歴史には出てきません。幸運なことに衝突が無かったのでしょう。

 ところで直径22kmもある小惑星エロス(こういう名前です)が、114万年後に地球に衝突する可能性があるそうです。恐竜を絶滅させた小惑星よりはるかに大きいのですが、まあ114万年後を心配しても仕方がありませんね。

 たまには日銀がどうしたなどの些末な(失礼)話題から離れたくなったのですが、明日からはまた些末な話題に戻ることにします。

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コメント
こんにちは。
氷河期の後、湖だった黒海へ、水位の上がった地中海より、ボスポラス地峡を経由して海水が入り、元の海岸線より150m上がったということがわかっています。
ノアの方舟の洪水は、このことを指しているのではないかと言われています。
>日本では、巨大隕石が数万年前に長野県飯田市に衝突して900mのクレーターが出来た形跡があるのですが、日本人の歴史には出てきません。幸運なことに衝突が無かったのでしょう。

これは天の岩屋戸伝説とは流石に違うのでしょうか?
先の聖書の話と照らし合わせると、太陽(アマテラス)が隠れたことやその原因が自然災害(スサノオが暴れたこと)という風に記紀から読み取ることもできますが。
スサノオが高天原に上ったときに山川土が揺れたという記述もあります。
但し、高天原が日本であるとも限りませんが。。
名無しさん

このクレーターは御池山隕石クレーターといい、多分ですが2~3万年前に直径40~50メートルの巨大隕石が衝突しているようです。
時代は旧石器時代で、日本最古の遺跡は約1万2000年前の岩宿遺跡です。日本人の祖先がこれを目撃していた可能性はありますが、それを現在まで口承していくことは不可能だったでしょう。
闇株新聞編集部さま

なるほど、ありがとうございます。
いつも興味深く拝見しています。

あまりロマンのない話しですが,聖書の記述も相当の精密性を持
っている点をコメントします。

旧約聖書に出てくる「ソドムとゴモラ」の滅びの際の情景が小惑
星の衝突のように読めるとの点ですが,お話としてはともかく,
聖書に照らして,ちょっと違和感があります。

その部分は,「主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムと
ゴモラの上に降らせて,これらの町と,すべての低地と,その町
々のすべての住民と,その地にはえている物を,ことごとく滅ぼ
された。」と記載されています。

「硫黄と火とを…降らせて」,「町と,すべての低地と,その町々
のすべての住民と,その地にはえている物を,ことごとく滅ぼ」す
という描写は,小惑星のような大きな物体が衝突した情況とは符合
しないように思われます。さらに,小惑星が爆発したとするなら,
今回のロシアの隕石が,直径約17mで半径100キロ(2月16日時事)
の範囲に被害をもたらした事例に照らして,はるかに広範囲の大災
害を発生させたことになります。しかし,聖書は,火と硫黄が降っ
たのは「ソドムとゴモラ」であったと記載しています。

また,「ノアの方舟」は、その大洪水がなぜ起こったのかが分かり
ません,との点ですが,「水の存在」については,「創世記」には
こんなことが記載されています。

「神はまた言われた,『水の間におおぞらがあって,水と水とを分け
よ』。 そのようになった。神はおおぞらを造って,おおぞらの下の水
とおおぞらの上の水とを分けられた。」

おもしろいのは,「おおぞらの上の水」という書き方をしている点
ですね。この水が落っこちてきたのかもしれませんね。

「ノアの方舟」の話と「ギルガメッシュ叙事詩」との関係性の点で
すが,「創世記」の方は,洪水が神の措置であること,その措置を
とるに至る経緯,洪水が始まった時が「ノアの六百歳の二月十七日」
で,降雨が継続した期間が「四十日四十夜」であったなどと具体的に
記載している点,ノアの先祖や子孫各人の名前や年齢が具体的に記載
されている点などが特徴的ですね。単なる作り話や外国の作品のモチ
ーフを「拝借」したような臭いはあるでしょうか。どうでしょう。
どうも,逆の方がしっくりくるように感じますけども。
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