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ボリス・ベレゾフスキーの変死

2013年03月25日

ボリス・ベレゾフスキーの変死

 たまたまですが3月6日付け「ユダヤ財閥(オリガルヒ)をほぼ制圧したプーチン大統領 その1」と、翌7日付け「同題 その2」の中で、オリガルヒ筆頭格で亡命先の英国でもプーチン批判を続けているベレゾフスキーには「暗殺の恐れ」があると書きました。

 そのベレゾフスキーが、3月23日にロンドン郊外の自宅で死亡していたと報道されています。浴室で死亡していたようで自殺説も囁かれているのですが、真相はこれからです。

 「オリガルヒ」については上記3月6~7日の記事に詳しく書いてありますが、ソビエト連邦崩壊後の混乱に乗じてエリツィン大統領を担ぎ国家財産を「タダ同然」で手に入れ、さらに資産を海外に移すなどで税金を逃れ、猛烈なインフレと1998年のロシア財政危機を引き起こす元凶ともなりました。

 2000年に就任したプーチン大統領はオリガルヒと徹底的に対立し、ベレゾフスキーとグシンスキーは英国亡命、ホドルコフスキーは投獄、恭順を示して納税を約束したオリガルヒだけを残しました。

 その恭順の代表格がミハイル・フリードマンとロマン・アブラモヴィッチです。ここまで出た「オリガルヒ」は全員がユダヤ人です。

 このアブラモヴィッチも英国に亡命しているのですが、どうもプーチンの命を受けてベレゾフスキーの力を削ぐ役割を担っていたような気がします。ベレゾフスキーが創業した大手石油会社・シブネフチも、アブラモヴィッチが「タダ同然」で手に入れ、後ほど130億ドルでガスブロムに売却しています。

 サッカーチーム・チェルシーのオーナーであり、まだ40代のアブラモヴィッチが、以前に取り立ててもらった「大恩人」で67才のベレゾフスキーを実力で「やり込めた」とは考えにくいからです。

 そのためか英国でプーチン批判を続けていたベレゾフスキーも、最近はかなり資金繰りが苦しく、つい先日もアンディー・ウォーホールの「赤いレーニン」を競売にかけたとの報道が出ていました。

 またプーチンは英国政府に対して何度もベレゾフスキーの身柄引き渡しを要求しましたが、その都度拒否されていました。

 ここからは、そのベレゾフスキーとも「反プーチン」で親交のあった、アレクサンドル・リトビネンコ毒殺事件についてです。

 KGBの後身であるロシア連邦保安庁(FSB)職員だったリトビネンコは、1998年11月に「ベレゾフスキーらの暗殺を命令されたが拒否した」と発表し、情報漏洩で逮捕されました。その時のFSB長官がウラジミール・プーチン現大統領です。

 リトビネンコはその後も何度も逮捕され、2000年11月に英国へ亡命します。そして英国市民権を得た2006年10月から、プーチンとチェチェンに対するロシア政府の対応を徹底的に非難し始めます。

 1999年8月にFSB長官からエリツィン政権の第一副首相に任命されたプーチンは、すぐに「才能」を発揮して首相代行・首相と昇進し、同年の年末にエリツィンを引退させ大統領代行になり、翌2000年5月の大統領選挙で正式にロシア連邦・第2代大統領に選出されます。
 
 その際、テロを繰り返すチェチェンに対して強硬な手段に出たことで国民的人気を得るのですが、リトビネンコはそのテロがFSBの自作自演だったと「暴露」したのです。

 直後の2006年11月1日、ロンドン市内の寿司屋に入ったリトビネンコは原爆症で倒れ、11月23日に死亡します。強烈な放射能を出すポロニウム210が体内から検出されました。

 ロンドン警察は翌2007年5月に、元KGBのアンドレイ・ルゴボイを殺人罪で告発し、ロシア政府に身柄引き渡しを要求します。当然に拒否されると英国政府はロシア外交官4人を「ペルソナ・ノングラータ」で追放し、報復でロシア政府も英国外交官4人を追放します。

 リトビネンコは暗殺される恐れを十分理解しており、ドキュメンタリー映画を制作していました。それが2007年に発表された「暗殺・リトビネンコ事件」です。DVDは今でも手に入ります。

 さて同じくプーチン批判をしていたベレゾフスキーの死亡に対して、ロンドン警察がどのような判断を下すのでしょうか?

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コメント
恐らくは人殺しの指示者、若しくは黙認者のプーチンをも味方に付けなければ、中国に飲み込まれる。

元より国際政治は、形を変えた戦争だ。
キプロスとの関連は
ベレゾフスキー死亡とキプロスの事態は、どこかで繋がっているのではないでしょうか。
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