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お疲れ様でした サー・アレックス・ファーガソン

2013年05月09日

お疲れ様でした サー・アレックス・ファーガソン

 本日は少し息抜きに、ヨーロッパ・サッカーの話題にしました。

 本日(5月8日)、イングランド・プレミアリーグの名門チームのマンチェスター・ユナイテッドを率いるアレックス・ファーガソン監督が、今シーズンのプレミアリーグ優勝を花道に勇退を表明しました。

 1986年からチームを率い、在任中に今シーズンを含めて13回のリーグ優勝と5回の欧州タイトル(FAカップ)を獲得した名監督です。71才のスコットランド人で、2000年にナイトを叙勲されて「サー」の敬称で呼ばれています。

 有望選手の発掘と育成に定評があり、デビッド・ベッカムなどを育て、今シーズンから加わった香川真司選手もチャンスを与えられていました。
 
 さてマンチェスター・ユナイテッドは、世界のプロスポーツで有数の資産価値を持つチームです。

 つい先日の4月27日にフォーブスが発表した資産価値ランキングでは31億6500万ドルで、スペインのレアル・マドリードの33億ドルに次いで第2位でした。第3位がこれもスペインのFCバルセロナの26億ドル、第4位がMLBのニューヨーク・ヤンキースの23億ドル、第5位がNFLのダラス・カウボーイズの21億ドルと「常連」が続きます。

 実はマンチェスター・ユナイテッドは2005年に米国人のマルコム・グレーザー氏が7億9000万ポンド(当時の為替で14億3000万ドル)で買収していたのですが、いわゆるLBO(レバレッジド・バイアウト)の手法をとったため、グレイザー氏の出資分は買収額の20%程度(3億ドル弱)だったと推測されます。

 その分、マンチェスター・ユナイテッドは買収当時15億ドル、2012年3月時点でも6億5700万ドルの負債を抱えており、経営を圧迫されていました。

 NFLのタンパベイ・バッカニアーズのオーナーでもあるグレーザー氏は、株式公開で資金調達と自らの投資資金の回収を計り、最初は香港かシンガポールの証券取引所への上場を計画するのですが頓挫し、最終的には2012年8月にNY証券取引所に上場しました。

 売り出し価格は負債の大きさを嫌気してか、当初の予想を下回る1株=14ドルで、時価総額は22億9000万ドルでした。それでもグレーザー氏は12億ドル近い資金を回収し(投資資金は3億ドル弱だったはず!)、しかも売り出したのが議決権を10分の1しか付与されていない種類株だったので、グレイザー氏は議決権の大半をまだ保有している「オーナー」のままです。

 MLBでもNFLでも、米国の主要スポーツ・チームは株式を公開していないので、マンチェスター・ユナイテッドは米国人のグレーザー氏が「株式市場を使って大儲けした投資対象」ということになり、純粋にサッカーを愛するイギリス国民の感情は複雑かもしれません。

 マンチェスター・ユナイテッドの5月7日の株価は18.77ドルで、時価総額も30億ドルを超えています。また上場時にジョージ・ソロスが売り出された株の約8%を取得しており、まだ保有しているようです。

 マンチェスター・ユナイテッドは、株式市場では単なるスポーツ・チームではなく、広告収入と放映権料が主要な収入源の「メディア企業」と考えられています。因みに30億ドルの時価総額は約3000億円で、日本ではTBSホールディングスとほぼ同じです。
 
 因みにフジ・メディア・ホールディングスは5000億円で、テレビ朝日は2200億円です。

 本日は名将・アレックス・ファーガソン監督の勇退のニュースを聞いて書き始めたのですが、やはり株式市場の話になってしまいました。

 最後にもう一度サッカーの話題に戻しますが、マンチェスター・ユナイテッドと言えば忘れられないのが1958年の「ミュンヘンの悲劇」です。

 選手を乗せた飛行機がミュンヘン空港で離陸に失敗、主力選手の大半が犠牲になりました。その事故機から奇跡的に生還したボビー・チャールトン選手が、1966年に自国で開催されたワールドカップで主将として、イングランドを優勝に導きました。

 今でもイングランド・サッカー界の重鎮です(この人も「サー」です)。

 そしてアレックス・ファーガソンも間違いなくイングランドとスコットランド・サッカー界の重鎮になるはずです。

 お疲れ様でした。

(お礼)
 おかげさまでランキング1位に復帰することが出来ました。今後とも良い記事をお届けできるように頑張ります。大変ありがとうございました。

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コメント
まさか闇株新聞でユナイテッド関連の話が出てくるとは思いませんでした(笑)
確かにあれほどのビッグクラブで四半世紀に渡る長期政権を築いた監督はほかにいないですからね。
これからも経済関連を中心に記事を楽しみにしてます。
名将のいなくなったユナイテッドがこれからどうなっていくのか、マンCの形勢逆転も考えられますね。最近株に興味もったので闇株さんブログ訪問させてもらってます。あー、株主優待券欲しい~(笑
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