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NSAの情報収集とは?

2013年06月11日

NSAの情報収集とは?

 巨大な闇が、ほんの少しだけ口をあけたようです。

 6月6日に英国紙・ガーディアンとワシントン・ポストが、NSA(米国家安全保障局)が、大手通信会社のベライゾン、AT&Tから通話記録を、マイクロソフト、グーグル、アップル、フェイスブック、スカイプ、ユーチューブなど主要IT企業9社のサーバーから電子メールや動画などを「収集」していると報じました。

 本日(日本時間6月10日)になって、それらの証拠を英米紙に持ち込んだ元CIA職員でNSAに出向経験のあるエドワード・スノーデン氏が香港でインタビューに応じ、「私は正しいことをした」と強調し、「プライバシーの守られている国」としてアイスランドに政治亡命を求めているようです。
 
 オバマ大統領は、情報収集について「議会の承認を得ている」と強調し、プライバシーの保護についても「あらゆる保護措置が取られており、連邦裁判所も全体を監視している」と述べ、その目的を「米国民をテロから守るためで、(情報収集は)米国民や米国居住者を対象にしたものではない」と説明しています。

 ちょうど中国の習近平・国家主席との米中首脳会談で、中国発のサーバー攻撃問題を取り上げたばかりのオバマ大統領としては、何ともタイミングの悪い話となってしまいました(習主席は米国が用意した宿泊施設に泊まらず、ホテルから首脳会談に通っていたようです)。

 さて、何がどうなっているのでしょう?

 まず、オバマ大統領の言う「議会の承認を得ている」とは、2001年9月11日の同時多発テロのわずか45日後に圧倒的多数で承認された「テロリズムの阻止と回避のために適切で必要な手段を提供することによりアメリカを統合し強化する2001年の法」のことで、頭文字をとると(USA PATRIOT)となるため「米国愛国者法」と呼ばれています。

 米国内外のテロリズムと戦うことを目的に、米国当局の権限を大幅に拡大させた法律で、その権限の中には当然に電話や電子メールの調査、金融資産の移転の制限などが含まれます。

 また決して米国民や米国居住者が調査対象から外れているわけではありません。

 つまり「テロ対策」を目的としてしまえば、文字通り「何でもあり」なのです。

 ただ実際の運営については当然のように極秘にされていたのですが、ブッシュ政権からオバマ政権になっても「当然のように運営されていた」ことになります。

 ここで実際に運営しているNSAとは、CIA(中央情報局)が人間(つまりスパイ)を使った情報収集を行うのに対し、電子機器を使った情報収集・分析を行います。

 NSAには職員が30000人いると言われていますが、その活動内容は米国民にも明らかにされていません。だからNo Such Agencyの略だと揶揄されています。

 ここからどうなるのかですが、「勇敢な」元CIA職員の動向も含めて、今後一切の追加情報も追加報道も出て来ないと思います。

 一部出ているグーグルやフェイスブック幹部の発言も(完全否定しているものも、法律の範囲で協力しているというものもありますが)、間もなく止まるはずです。

 すぐに「何事もなかったように」なってしまいます。

 英国紙・ガーディアンの報道も止まると思います。なぜならGCHQ(英国政府通信本部)も深くかかわっているからです。

 それからNSAとGCHQが、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの政府通信当局と共同運営しているエシュロンは、青森県三沢市に傍受基地があります。建前は中国・北朝鮮・ロシアの情報収集のためですが、日本中から自由に情報収集されているようです。

 これでも本日は、かなり控えめに書きました。

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コメント
ソニーの行方
ブルームバーグに珍しくマトモ?記事が載ってます。
例の一連のGSのスキームについても伺わせるところです。
決算でも転換状況については説明がなかったようです。
個人的にはTOBされてもおかしくないと思ってます。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MO5YZ86S972J01.html
いろんな意味で自由な国、アメリカ
先月、↓のような記事が出てきていたので、少しバタついてるのかなと思っていた矢先でした。
http://www.heise.de/security/meldung/Vorsicht-beim-Skypen-Microsoft-liest-mit-1857620.html

いわゆるシギント、コミントの類で、ネタ的には何を今更というものではありますが、タイミングが「何故、今なのか?」という点では気になります。
多少、陰謀論的には「何時やるか?今でしょ!」って事なんですかね?
私見としては、経済活動にこの手の作業をされていまうと、ネット鎖国という話にでもなるのかな、という点が心配です。
あまり深入りするとまずそうですね。くれぐれも気をつけられてください。怖そうなお話です。
産業スパイにも流用
当然のことながら安全保障に限らす、経済分野にも情報は流用されていると見るべきでしょう。
ソフトバンクによるスプリント買収が米国政府の意のままに動く理由も納得がいくのでは?!
米公聴会等にて一部改善策討議
勇敢な元CIA職員の動向という表現は明確に誤りであると考える.エドワード・スノーデン氏は明確な国家に対する裏切り者として評価されるべきである.何故ならば,国家機密の漏洩やテロリズム活動等の完全把握をしなければ,その国家と国民は平和と繁栄を維持出来ず,結果的には滅亡の道に至る.故に民主主義,自由法治国家と言えども,諜報活動やテロリズム活動等に対して私的プラバシーを侵す事も現代社会の事情から止むを得ないと思考する.ただ知り得たこれらを悪用してはいけない.よってNSAのこれらの活動は公式に議会の承認も受けているので,米国民の安全保障等の面からも続行が正しい道と考える.ただし,米国民の大多数の意見,すなわちこれらの諸問題に対して,反省すべきという意見が有るならば,米公聴会を開催し,担当部署等,国民代表者の一般市民からの自由発言で反省点及び今後の一部改善点,あり方等があっても良いのではないのか?
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