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プロ野球コミッショナーと統一球問題

2013年06月18日

プロ野球コミッショナーと統一球問題

 本日(6月17日)は日経平均が346円高の13033円となり一安心で、G8(北アイルランド)は開始前で、FOMCも18~19日なので、この話題になりました。

 といっても高級官僚についての話題です。

 何回か書いたことがあるのですが、日本のプロ野球(NPB)は、もう少し誰かが強力なリーダーシップをとって工夫をすれば「かなりの収益産業」になると考えています。それだけ日本では裾野の広いスポーツだからです。

 その場合、リーダーシップをとるべき人はコミッショナーであり、実際に野球協約でも強大な権限が認められています。しかし何故かコミッショナーは「高級官僚」の天下りポストとなっており、野球に詳しいかどうかの問題以前に、期待する方が無理だとあきらめています。

 現任の第12代コミッショナーの加藤良三氏は元・駐米大使、第11代の根来泰周氏は元・東京高検検事長、第10代の川島弘廣守氏は元・警察庁警備局長、第9代の吉国一郎氏は元・内閣法制局長官、第8代の竹内壽平氏は元・検事総長、第7代の下田武三氏は元・駐米大使と、「絵にかいたような官僚組織で頂上を極めた方々」ばかりです。

 さて統一球問題とは、2011年から導入されていた統一球が、実は反発係数が規定を下回っていたため(要するに飛ばない)、2013年のシーズン開始から規定の範囲内に修正した(要するに飛ぶようにした)のですが、それを一切公表していませんでした。

 もう少し正確に言うと、製造元のミズノに対しても、明らかな「口止め」をしていたようです。

 ところが6月11日になって選手会が統一球の検証と説明を求めると、下田事務局長が仕様を変更していたことを認め、「加藤コミッショナーに相談した上で変更した」と説明しました。
 
 ところが加藤コミッショナーは「知らなかった」「隠ぺいではない」「不祥事ではない」「辞任しない」「うるさい」などと繰り返し、徹底的に事務局に責任を押し着けてしまいました。

 そして最近流行の「第三者委員会」で真相を究明するとしています。第三者委員会の委員長は、やはり元・高級官僚(つまり加藤氏のお仲間)が就くため、結果は今からでも想像がつきます。

 さて経緯をやや詳しく書いたのは、ここには見事に高級官僚の論理が現れており、高級官僚がトップにいると起こりうる問題の典型例だからです。それが今回はたまたまプロ野球の統一球問題だっただけです。

 加藤コミッショナーとしては、2011年に自ら導入した統一球(だから同氏の署名が入っている)が、実は規格外でしたでは「ご自分の経歴に傷がつく」と危惧され、報告に来た事務局に「善処するように。私は何も知らない」と指示されたのでしょう。

今も「こんな問題で何を騒いでいるのだ」なのでしょう。それでも事務局長がすぐに「記憶が混乱していて、加藤コミッショナーにご迷惑をおかけした」と発言を訂正しているので、この点だけは「真っ先に叱責」されたのでしょう。

 繰り返しですが、これが高級官僚の論理なのです。

 残念ながら、加藤コミッショナーは辞任されることはなく、高級官僚の天下りは永久に続き、日本のプロ野球が高収益産業になることは期待できません。

 ところで海の向こうのMLB(Major League Baseball)でも、厄介な問題が横たわっています。

 筋肉増強などの禁止薬物を使用する選手が後を絶たず、その中にはアレックス・ロドリゲス選手やライアン・ブラウン選手など、超一流選手の名前まで出てきています。

 しかしMLBは、何故か真相究明や使用した選手への制裁には及び腰のようです。

 徹底的に調査・摘発してしまったら、MLBの屋台骨を揺るがす大騒ぎになってしまうからでしょう。

 こちらの方も、釈然としない中途半端な対応が続くことになりそうです。

 
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コメント
ありがとうございます。
これ読むとスカッとします。
日本のプロ野球は全て某新聞社が決定権を持っています、なぜコミッショナーが天下りかと言えばお飾りに丁度よいからでしょう。
彼らは責任を取りませんし、自ら変革等しませんから都合の良い存在なのです。
今回の統一球問題も興行面での影響を苦慮した奥の院からの指示でしょう。
あれ?
いつも楽しく読ませて頂いております。
本日の日本プロ野球とコミッショナーの件も、なるほど、と思いながら読ませて頂きました。
しかし、最後のMLBのコミッショナーのドーピングに対する姿勢について、闇株新聞様のご認識には間違いがあるように思います。
詳しくは、
http://blog.livedoor.jp/goredsox/archives/1841954.html
をご覧頂ければ一目瞭然かと思いますが、メジャーと日本プロ野球の差は選手の実力、野球の内情以上に、機構の差が大きいのではないでしょうか。
結果として「高級官僚の天下りは永久に続き、日本のプロ野球が高収益産業になることは期待できません。」という闇株新聞様の主張が正しいものと思えます。
どうぞMLB機構につきましても、もう少々詳しく分析下さいますようお願い致します。
これ、闇でも何でもないような…。野球ファンなら知っている。
ところで、コミッショナーが知らなかったと強弁した件、正直な気持ちに見えました。それだけは認められないと怒っている顔つきに見えました。
真っ直ぐ前を向き、視線を逸らすことなく目を見開いて質問者に相対していましたので、嘘じゃないのかもと思いました。
事務局長ですか?が、選手会側の突き上げにあって、何とか自分の責任逃れの一心から出た一言だった気がします。
どうでもいいですけど。


インチキショー見て 何が楽しいのでしょうかね・・
いつも思いますが あのバカの一つ覚えの応援と
五月蝿ささは ハンパないですね。
野球産業も客商売なのに舐めた真似をするもんですね。
ありましたね〜。野球の球問題。偉い人は野球好きじゃないんだろうな(笑)果たしてほぼ無給でもやるか?やらないだろうな。うーん、みんな色々なことが中途半端やなー。
メジャーもスパっとクビとかしたら大問題になったり、売上落ちたりとか考えての尻つぼみなのかな?
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