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検証!東京裁判 その1

2013年08月13日

検証!東京裁判 その1


 予告してから随分と時間がたってしまい、終戦記念日(8月15日)も近づいてきたので、お盆休みを含めて集中的に書くことにします。もちろんタイムリーな話題が出てくればそちらを優先します。

 今でもアジア諸国との間に靖国神社参拝問題や慰安婦問題などが残り、鎮静化する兆しはありません。何よりも問題なのは、当時の日本が極東国際軍事裁判(以下「東京裁判」)で裁かれたように侵略戦争を行って世界とりわけアジア諸国に大変な迷惑をかけた、との認識が日本国民の間にも根強いことです。

 そのことを評論する前に、東京裁判をもう一度公平に検証することにします。少なくとも日本国民がその意味を「正しく」理解しておかなければ、あと100年たってもアジア諸国との間に確執が残りそうだからです。

 終戦直後の1945年8月30日に厚木飛行場に降り立った連合国最高司令官ダグラス・マッカーサーが指令されていた「日本降伏後初期の対日政策」の中で、最も火急なものが「戦争犯罪人の逮捕・訴追命令」だったはずです。

 その命令の根拠となったのは、終戦直前の8月8日に米英仏ソの4か国が締結した「欧州枢軸諸国(主に日独伊)の重要戦争犯罪人の訴追および処罰に関する協定(いわゆるロンドン協定)」です。その中には捕虜虐待などの「通例の戦争犯罪」のほかに、侵略戦争を計画・実行した者も犯罪者として裁ける「平和に対する罪」と、占領地での一般住民に対する非人道的行為を裁ける「人道に対する罪」が新たに加えられていました。

 この「平和に対する罪」と「人道に対する罪」は明らかに「事後法」であるだけではなく、その「被害者」はあくまでも枢軸諸国(主に日独伊)に攻撃された連合国側だけに限定されており、連合国側の罪(例えば原子爆弾の投下など)は一切考慮されておらず、また枢軸国(主に日独伊)の自国民に対する罪も一切処罰の対象ではない「明らかな欠陥法」でした。

 このロンドン協定に基づき、ドイツでは国家の中枢で政治や軍事を動かしていた人物(主にナチス党員)を裁くニュールンベルグ裁判が1945年11月20日から1946年10月1日まで開かれました。

 同じように日本では、「通常の戦争犯罪」に加えて「平和に対する罪」と「人道に対する罪」で逮捕・訴追された「A級戦争犯罪人容疑者」を裁くための東京裁判が1946年5月3日から1948年11月12日まで開かれました。

 一方「通常の戦争犯罪」容疑だけで逮捕された「BC級戦争犯罪人容疑者」は、連合国7カ国の49カ所の軍事法廷で裁かれ、993名が死刑、3375名が有期刑となっています。このBC級戦犯についても、ぜひ詳しく解説しなければならないのですが、別の機会とさせていただきます。

 そして厚木に降り立ったマッカーサーにとって、何をさておいても取りかからなければならなかったのが、このA級戦争犯罪人容疑者の逮捕でした。

 ドイツでは終戦前に連合国軍がベルリンを攻略しており、政治・軍事に関する文書が大量に押収されており、A級戦犯の特定やニュールンベルグ裁判における証拠固めが「比較的容易」に行われていました。

 ところが日本では、本土決戦の前に日本が降伏していたため、A級戦犯の特定が難航し、証拠文書の押収などは「全く手探りの状態」でした。

 それでも9月11日に、東条英機元首相をはじめとする43名の逮捕命令を出します。東条元首相のもとでの軍部・内閣の主要人物が中心でした。

 マッカーサーがいつ、どのような理由で昭和天皇の不起訴を決定したのかは、諸説あるためここでは解説しません。しかしジョセフ・キーナン首席検事が着任した1945年12月までには決定されていたはずです。

 そうでないと東京裁判全体の骨格が決まらないからです。つまり誰を何の容疑で逮捕・起訴するかが決められないからです。

 事実キーナンは、昭和天皇不起訴のための証拠固めから着手した形跡があります。

 続きます。


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コメント
戦争に負けたのだから好き勝手されるのはしょうがない。
ヒロヒトは日本建国以来の売国奴
ヒロヒトがオレンジ計画通り侵略戦争を実行した事で訴追
されずに戦後象徴天皇として生き延びた事が日本の悲劇
広島長崎への原爆投下もヒロヒトの了承があったのが
歴史的事実ユダヤシオニスト資本家の操り人形これが
理解できない馬鹿知識人 歴史家は小林よしのり並の
低能人間です。
東京裁判の誤解
「人道に対する罪」は、ユダヤ人虐殺といった特定民族の抹殺に関するものです。ニュールンベルグでは多数の該当者がありましたが、罪の軽重でいえばこのC条項の方が重いのです。日本の場合、ジェノサイドは行っておらず、当然C条項の適用はないはずなのですが、実際には多数適用されており(通常の戦争犯罪であるB条項と抱きあわせる形で無理に適用しました)、このために欧米諸国においては日本もナチス同様に◯◯大虐殺を行ったのだとの誤解が生まれました。その原因は、東京裁判でのC条項は、ニュールンベルグのものとは内容を異にするためなのですが、そのような操作をすることによって「ナチス的な日本」というイメージを生み出すことに成功しています。
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