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MLBとポスティング制度と楽天・三木谷社長の器量

2013年12月16日

MLBとポスティング制度と楽天・三木谷社長の器量


 MLB(Major League Baseball)はウインター・ミーティング(12月9日~12日)が終了し、各チームの来シーズンに向けた補強も「後半戦」から「終盤戦」に入っており、FA市場の大物の行方もかなり決まってしまいました。

 つまり各チームとも、予算をかなり使ってしまったことになります。

 そうした中で楽天・田中投手を巡るポスティング制度は、12月5日に入札金上限を2000万ドル(20億円)とし、上限で入札したすべてのチームと交渉できる「改正案」がMLBから示されました。日本の選手会承認が12月17日ともいわれており、仮に入札が行われるとしても「もう田中投手に払える大金が残っているチームがほとんどない」ことになります。

 明らかに日本側がMLBのスケジュールを無視して無駄に時間を過ごしてしまい、田中投手は「大きな機会をすでに失っている」ことになります。

 さらに最近になって楽天の立花球団社長が「ポスティング制度に応じるかどうかは楽天側が決めること」といいだしたのですが、これは自分の利益しか考えない三木谷社長が「自分ではいいにくいこと」を立花球団社長に代弁させているだけです。

 だったら最初から自分で「田中投手は本人の希望なのでポスティングにかけてもよいが、私(三木谷)は自分の利益を優先するので1億ドル(100億円)の入札金を好む」とでも堂々といっておけばポスティング改正案も違ったものになり、たぶん1億ドルが手に入っていたはずです。

 そこは優柔不断で格好をつけたがる三木谷社長なのでできず、今頃になって立花球団社長に「ネチネチ」と文句をつけているのでしょう。

 この立花球団社長は、日本のプロ野球界に珍しい「大変に球団経営能力のある人材」です。楽天は金融部門を率いる国重副社長など要所で人材に恵まれているのですが、三木谷社長は「全て自分の功績」と考えているようです。

 その辺りが三木谷社長の「経営者としての限界」かもしれないので、楽天の株主の方々は十分に理解しておかれるべきです。

 ここまでくれば田中投手は、あと1年のんびりと過ごし来年に備えるべきです。今年は明らかに酷使されていたので、来年は(難しいかもしれませんが)できるだけ登板を少なくするように主張すべきです。来年1年の成績が悪くなってもMLBの評価は全く変わらず、むしろ安心するはずです。

 さてその終盤戦に入っているMLBのFA市場ですが、「かなりの大盤振る舞い」が続きました。やはり来年から8年間は全米放送の放映権料が今年の約2倍になる影響が大きいようです。放映権料は各チーム均等に分配されるのですが、各チームあたり今年の2500万ドルが5000万ドルへ倍増します。

 またローカル放送局からの放映権料はすべて各チームに入るのですが、ロサンゼルス・ドジャースはタイムワーナー・ケーブルと25年・75億ドル(推定ですが、1年あたり300億円)の天文学的な契約を今年締結しています。

 田中投手にしてみれば、来年でも出遅れさえしなければ資金はどこでも潤沢にあります。

 ところで今年のFA市場最大の目玉だったヤンキースのロビンソン・カノ内野手に対し、シアトル・マリナーズが何を思ったか10年・2億4000万ドル(247億円)をオファーして契約してしまいました。

 確かに好選手ではあるものの、典型的なローカルの低予算チームであるマリナーズが、31歳のドミニカ人選手(シアトルにはドミニカ人は住んでおらず興業的にも意味がありません)を、10年分の分配される放映権料の増額分をすべてつぎ込んで獲得してしまったことになります。

 これは数々の迷補強を繰り返してマリナーズが一向に強くならない戦犯であるズレンシックGMの「露骨な居残り策」です。今となれば遅いので筆頭株主の任天堂は、その売却を急ぐべきです。数百億円の売却益が出るはずです。

 最後にNYヤンキースはFA市場から大物外野手を2人も獲得してしまい、ますますイチロー選手の居場所がなくなってしまいました。出場機会の与えられるチームにトレードされることを求めるべきです。以前から興味を示していたサンフランシスコ・ジャイアンツがよいと思います。


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コメント
いまだ大リーグ行き表明せずの不思議について
言及して欲しかったです
といえば社長の死去後のマリナーズは気になりますね。
あと麻雀牌復活。
楽天の記事をありがとうございます。次は創価学会の闇ですね。

あの深い闇は日本の闇といっても過言ではありません。闇株新聞さんにしか出来ません。よろしくお願いします。

今日の大阪府議会で泉北高速鉄道の株をアメリカの投資ファンドに売却する案の採決で、維新で造反が出たことにより否決されたそうなのですが、
この案を出した大阪府(維新)、買おうとしたファンドの腹は何なのでしょうか?
ほんとうに三木谷社長はブログに書かれていらっしゃるとおりの器という感じがしますね。楽天の異常な出店者への負担など、三木谷社長のピークは過ぎたと思います。ソフトバンクの方もどうかと思いますが、あちらはずる賢さが過ぎるだけで、器はもっと大きそうですね。
優勝パレードの協賛金も?でしたよね。
ポケットマネーだせばよいものを
の施設整備の寄付より自社の保有株売却で得た
大金を寄付すればいいのにね。
「節税」対策にもなるはずなんだが
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