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安倍首相の靖国参拝

2013年12月27日

安倍首相の靖国参拝


 安倍晋三首相は本日(12月26日)昼前に靖国神社を参拝しました。首相就任からちょうど1年が経過したタイミングで、第一次を含めて首相在任中では初めての参拝となります。また現職首相の靖国参拝は2006年8月15日の小泉首相(当時)以来です。

 最初に誤解のないようにはっきりと書きますが、本誌はかねてより戦争責任や靖国参拝となると妙に中国・韓国政府に卑屈になる政権担当者や、もとより中国・韓国政府の利益代表としか思えない(日本のですよ)各政党関係者の発言や行動を「苦々しく」思っており、そのような意味では安倍首相の今回の「行動そのもの」は大変評価できると考えます。

 しかし「あまりにもタイミングが悪すぎる」のです。

 それは現在の「そうでなくても不穏な」日本政府と中国・韓国政府との関係を刺激するからという「卑屈な理由」ではなく、中国・韓国政府に対して「せっかく勝てる喧嘩だったものを著しく不利にしてしまった」からです。

 じゃあ、なぜ「勝てる喧嘩」だったのでしょう?

 その伏線は10月3日に東京で開催された日米安全保障協議委員会(通称2プラス2)です。米国からケリー国務長官とヘーゲル国防長官が来日して、岸田外務大臣と小野寺防衛大臣と会談しました。

 米国から現職の国務長官と国防長官が揃って出席した2プラス2が、日本で開催されたことは過去にもなかったはずです。

 それではなぜこのタイミングで、米国から重要閣僚が2名も来日していたのでしょう? ちなみに米国行政の序列は、大統領、副大統領、国務長官、財務長官、国防長官、司法長官と続きます。つまり米国のNo3とNo5が同時に日本にいたことになります。

 ここで米国は特定秘密保護法案の早期成立を迫り、安倍首相が「約束」したはずです。後日同法案の成立を巡って国会が紛糾したのですが、安倍首相は絶対に後に引けなかったのです。

 もちろん特定秘密保護法案は、集団的自衛権の行使と日本版NSCの設置と3点セットになっています。その中で最重要が集団的自衛権の行使ですが(これも同じタイミングで安倍首相が「約束」したと思うのですが)、この3点セットの本来の目的は「決して日本の国益を損なうものではない」と考えます。

 本誌が特定秘密保護法案の成立を批判したのは、この米国政府との「約束」で後に引けない安倍首相の立場に乗じて、官僚組織が同法案を官僚組織のためだけの「醜悪」なものにしてしまったからです。

 しかしその2プラス2を境に米国政府の東アジアにおける立場が「はっきりと日本寄り」になりました。さらに仕上げとしてNo2のバイデン副大統領が来日し、その後で中国を訪問しています。

 実は10月3日の2プラス2の合間に、もう1つ重要な出来事がありました。

 ケリー国務長官とヘーゲル国防長官が、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れて献花しています。これは千鳥ヶ淵戦没者墓苑こそが米国のアーリントン墓地に相当するものであり(注)、「中国・韓国問題では協力するから、あまり靖国、靖国と騒いで中国・韓国を刺激しないでくれ」という明白なメッセージでした。

(注)以前に安倍首相は「靖国神社は米国のアーリントン墓地である」と発言していたことに対する批判でもあります。

 今回は、その明白なメッセージを「無視」してしまったのです。米国政府も靖国参拝のニュース直後に「失望した」「困惑している」「深い懸念を感じる」などと表明しています。

 これも誤解のないように書きますが、「米国がいっているから守らなければならない」からではなく「中国・韓国に対して、米国が完全に味方となる構造ができあがっていたのに自ら壊してしまった」からです。

 3点セットで設置された日本版NSCの実務を取り仕切る国家安全保障局の初代局長となる谷内(やち)正太郎氏(現内閣官房参与・元外務次官)が、今回の靖国参拝を事前に相談されていたかどうかは不明ですが、そうだとするとやはり国民にとって「どちらを向いているかわからない日本版NSCと特定秘密保護法案」となります。


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コメント
安倍はムーニーマン
安倍統一教会隷属売国奴の目的は支那を挑発して
東アジアに軍事的緊張を創り出しユダヤ米国の軍産複合体に利益提供を行う為の靖国神社参拝でしかありません。最もらしい言い訳をして日本国民を隣国敵視
蔑視させて統一教会言論人を満足させるだけの参拝
カルトオブヤスクニは決して平和な神社では有り得ません。戦勝祈願のための神社です。
だとすると首相を補佐する外務省にはアメリカの真意を汲み取る能力がないと見て良いのでしょうか?もしそうなら恐ろしいことです。それとも安部首相のスタンドプレーでしょうか?
サンフランシスコ講和体制への挑戦
在日米大使館が懸念を表明したね。
A級戦犯合祀下での首相靖国参拝は、言わばサンフランシスコ講和体制への挑戦だ。
サンフランシスコ体制は、いずれ修正しなければならない。
しかし、残念ながらその機が熟していない。その状況下での、今の靖国参拝は時機尚早だ。
安倍政権が誕生する以前から日本人の多くが中国と韓国に対して嫌悪感を抱いています。順序を履き違えてませんか?安倍だろうが誰だろうがそれは揺るがない事実です。

そもそも、「神社」をいったいなんだと思っているんですか?
あなたが気に食わないからカルト呼ばわりするその姿勢が正にカルトなんですよ

タイミングの問題でいうのならば、韓国が銃弾提供を否定した直後だけあって非常に面白いとも言えます
この靖国参拝が誰を向いてやったのかということでしょうね
対象は3つ。中・韓、アメリカ、日本国内。
答えは明白だと思いますが
同盟国である米国に当方の真意を説明し、理解を求める努力をしなければならないのは、至極当然のことである。
しかし、いくら説明しても理解を得られない場合もあろう。
仮に理解を得られなくとも、当方の意思として政策を実行しなければならない場合もある。仮にも属国ではないのだから。
今回、彼はそう判断したから実行したのだろう。その判断の是非はまた別問題である。
タイミング的には、年末の今なら、年が改まったら旧年のことは水に流すという日本人の特性から、批判を長引かせるリスクを最小限に出来る。
いずれにせよ、彼的には、もう終わったことである。
そんなことより、彼の頭の中では既に年明けの名護市長選のほうが大きな問題となっているであろう。
ここで躓けば、普天間基地移転問題が、またまた振り出しに戻ってしまうからである。
現実問題としては、こちらのほうが余程重要である。
一つだけ言えることは、ブッシュ・小泉のときのように日米首脳同士の信頼関係があれば、日米間でこんなことにはならなかったのではないか。
新聞社が出してる意訳の翻訳記事は
原文とは、かなり論調が違うようですよ・・
日本の異常なメディアのハナシは
注意が必要だと思います。
今年は経済では評が多かったようですが
来年は中韓米外交と北朝鮮ルート、
消費税増税の余波でどうなるかわかりませんね。
保守派気どり政策は今の世界には不適合
安倍首相はアベノミクス,普天間問題等の素晴らしい解決力で尊敬していたが,この様な矢先の大失態,いわばプロボケ現出.「保守派気どり政策」は現代及び世界的潮流社会競合共存政策に極めて不適合を悟らなければならない.今靖国神社にいったら安倍政権自体が短命なることは重々明確である.であるはずなのにまさしく自殺行為だ!周囲(自民党内に知的意志が強く機に敏な重要な番頭役の不在を今回露呈した)対外的米国重要視を熟慮せよ!甘くみるな!
同盟国である米国との緊密な意思疎通が必要であることは理の当然である。
しかし、同盟国と緊密な意思疎通を行うことと言いなりになることとは全く違う。
言いなりの国は同盟国とは言わない。植民地と言う。
植民地が永く続くと、そこの住民が宗主国を必要以上に恐れる傾向があるが、そういう卑屈な心的状況こそ、植民地を植民地たらしめているのである。
オバマ米国政府に深く失望
歴代米国大統領として初めてG2支配を表明し、改憲派の安倍首相を毛嫌いし、もともと起源・由来は米国であるはずの中韓の反日攻勢が高まるなかで、歴代大統領として初めて首相の靖国参拝に対する批判は、衰退ぎみの米国に対する日本人の燻る不信、猜疑心に火をつけるでしょう。モンデール駐日大使の尖閣防衛対象外発言が忘れられませんね。G2体制下で(お払い箱)古妾として(をやめて)どうやって生き残るか正念場になります。古妾のままではでは中国に交渉相手にされません。本当は核武装が正解だとしてもそうゆう選択肢はとりにくい。どうも第二次オバマ政権は人事入替え(特にケリー、ライス?)もありミステイクが多く彼の理想主義と相俟って中国に対しては特に鳩山化しています。彼自身もレイムダック化していてどうも日本にとっては最悪の政権ですね。共和党もモンロー主義化していてますます当てになりません。靖国はタルムードのようなものだとしても他国がそういう代物に介入しては外交になりません。ルール違反でしょう。やはり相変わらず米国の手のひらの中かな。しかし今回あきらかに米国はルビコンを渡りました。心構えを!
なんとなくですが、韓国のIMFストレス結果に対し泣き付いてきたのかなと。国連を使ってくるのと断るのは難しい状況と判断した場合、相手に「援助は要らない」と言わせるのが目的なのではないかと憶測してしまいます。
もっとも基本的なこと
靖国参拝で一番喜んでくれているのは、「靖国で逢おうと」言って散っていった英霊ではないでしょうか!
安倍首相はもっとも、強い味方をつけたのです。
あの世で、英霊が安倍首相指示のために走り回っていることでしょう。
来年は、更なる日本の躍進に期待します。
日本国の真の英霊尊厳
靖国神社は現代及び近未来の極東情勢平和のために何ら利益はなく,逆に日本国及び世界平和のために悪害あるいは近隣国との戦争の火種となる.改善すべき点2014年度中期までに靖国神社からA,B,C戦犯級の慰霊を秋田県か山形県の人気の無い神社に完全移設する.次に靖国神社の名前を国立墓地に改名する.これこそが真の英霊を尊厳することであり,世界平和の源となる.
国立戦没者墓苑は千鳥ヶ淵に既にあり、昨年、米国国務・国防両長官がそろって献花しているが、これは米国の暗黙の意思表示である。
米国がここまでやっているのを重々承知の上で、飼主の手を噛んだわけだから、それなりの戦略があってのことだと思っていたが、これまでの経過を見る限り、ベトナムにまで領土問題とは別などと声明を出されてしまうし、王毅とケリーがこの問題で電話会談するなど、やられっぱなしである。
一体、外務は何をやっているのだろうか。
官邸がやったことですからなどと他人事なのだろうなあ。
戦略あっての事かは、わかりませんがこの辺りで安倍さんには毎回問題になる靖国神社問題には、けりをつけて欲しいです。
中韓はどちらにしても、日本への反発が国民統治に対しては国益と考え、利用されているので困る。

当方がいくら誠意を持って説明しても相手国が納得しないのだから早急な解決は無理だろう。
当面、総理も言っているように、相手国に礼儀正しく誠意を持って説明していくしかないだろう。
そんなことより、同盟国である米国、そしてアセアン諸国、インドなどを戦略的に取り込むことのほうが重要である。
今国会重要討議課題として今後の靖国神社のあり方を論議し改革案の結論決定を下す
安倍首相が靖国神社を参拝して,中国,韓国ばかりでなく米国,ロシア,欧州連合,アセアン諸国からも批難や心配の声が聞かれている.まさしく日本国が四面楚歌の孤立国に堕ちいろう重大瀬戸際である.第2次大戦前も日本国が孤立し,ABCD包囲網から開戦に至った.まさしく歴史は繰り返されるかもしれない.続く
続編,この重大な内容として,「靖国神社」が原因とは,一国の総理の行動としては,極めて重大局面にある.この意味からも各党首脳陣は日本国の世界における平和をとり戻すべき「世界平和」と「靖国神社の今後のあり方」を国会で討議すべきである.
続編,国会で討議前か,討議中間地点で各国(韓国,中国,米国,ロシア,欧州連合,アセアン諸国等)2名の代表者による「日本国の靖国神社をどのような姿勢,見解で論評しているのか?」一人30分位での貴重なご意見を聴取する.同時に全国民に日本語通訳して放送する.これらにより彼等の物の見方,考え方を熟知し,今後の日本国としての靖国神社のあり方の貴重な意見回答を引き出す.
日本の首相は操り人形
古来からの勢力群と世界の支配者群が入り乱れた状態の日本で、談合の産物の首相が自分勝手に行動するって事は有りません。
安倍内閣は、アメリカのある勢力が大挙して日本に乗り込んでくる下準備をおお急ぎでしています。
今回の靖国参拝も指示通りの行動です。
唯、計算外だったのが国民の「失望」への強い反発だった。
私も戦後生まれだが靖国だけは譲れません。
東京裁判のブレイクニー弁護士の弁論が現実社会の論理ではないでしょうか。
ルーズベルトが云っています。歴史の出来事で偶然は無い。
為替も株式も先物も全て人為的に操作されている事をシッカリ知っておくべきだと思います。
韓国経済破綻シナリオに関して
年始にはIMFによる韓国経済ストレステスト結果が発表されるそうです。

この結果を受け韓国経済がデフォルトするためその尻拭いを誰が行うか、というババ抜きからいち早く抜け出すための靖国参拝であったという論調を見かけますが実現可能性に関してどのようにお考えでしょうか?

またご意見お聞かせ下さい。
アメリカがヨーロッパの列強が

アジアやその他の国に何をしたのか?

日本がアジア諸国の独立解放のために戦ったというのは

言い過ぎとしても


西欧が自分たちを正当化するために


靖国はみとめないですよ

アメリカは特に

人種差別をしていたから

核を落とせたのですから

ルーズベルトは何がなんでも

日本をやっつけようとしていた歴史の事実

中国も西欧諸国にされたことを

思い出すべきです。


反日 言ってる場合じゃないです。

第2次大戦後の世界的統治された歴史観
我々は日本人だ!日本国の国内戦の歴史観を良く勉強せよ!「勝てば官軍負ければ賊軍」この言葉は人間社会が今後高度な社会が形成されても人間は神でなく永遠に動物であるが故にこの言葉に現実は支配される.これが第2次世界大戦後の世界的統治された歴史観である.即ち,もしこの言葉「考え方」に相反するならば,再度日本国は世界を相手に戦争しなければならない.故に世界的統治された歴史観は極めて重要で哲学的普遍な要因である.これらを犯す歴史観は世界的犯罪者と固定される.
靖国神社と千鳥ヶ淵墓地を国立墓地に改名する
第2次世界大戦で日本国は確実に負けたのである.即ち賊軍となり,戦勝国は官軍となった.賊軍となれば,敗戦国としてのその重大な責任感を果たさなければならない.この主要な人物達がA級戦犯の方々なのである.A級戦犯の7名の方々は絞首刑となり,死をもって日本国家代表責任者として重大な責任感を果たされたのである.一方自らは命令等のみで自らの意志に反して尊い命を犠牲にして戦死した将兵は300万人もおり,この方々とA級戦犯の方々とを同じ功績内容としてはならない.この点を靖国神社側は明確に区別すべきである.即ちA級戦犯の方々を靖国神社に祀てわならない.靖国神社は明治天皇が御つくりになられた.明治天皇の御心は常に「日本国民のみならず近隣諸国,世界の人々を愛することである」昭和天皇も御同意である.であるならば,現状の靖国神社のA級戦犯の方々の御位牌を御遺族にお返しするか他県に移設するかまた靖国神社と千鳥ヶ淵墓地(無名戦死者)を国立墓地に改名する.これらの管理運営を日本国政府が行うべきである.
昭和天皇のお言葉についてのメモについて
A級戦犯分祀論はかねてから存在する議論である。
これについては、合祀の経緯、中でも旧厚生省の援護業務との関係や靖国神社の教義、中でも分祀のあり方などの慎重な検討が必要であることは言うまでもないが、最も重要なのは昭和天皇のお考えであるのは論を待たない。
昭和天皇のお考えについては、この問題についての昭和天皇ご自身のお言葉を側近が記したメモが発見されている。
このメモのことを書くと、やれ偽造だの昭和天皇がそんなことを仰るはずがないなどと、感情的になってしまう人もいてまともな議論にならなくなってしまう。
だから、このメモを持ち出すのは憚られるのであるが、このブログの読者がそのような人たちではないと信じて敢えて持ち出すことにする。
仮に、このメモが偽書だとするのであれば、その証拠を示していただきたい。私も、偽書であるならば、ぜひ、その証拠を知りたいと思っている。
さて、このメモの原本は、残念ながら公開されていないので、私も、このメモの真偽のほどについて、100%確信が持てるかと問われれば、疑義が残る。
しかしながら、侍従日記や宮司の親族の証言など、数々の傍証が発見されるに至って、このメモを信じざるを得ないのではないかと思い始めている。
このメモに記載されていることが昭和天皇のお考えだとすれば、A級戦犯分祀が妥当である。
しかし、靖国神社の教義によると、一度合祀した御霊の分祀は不可能とのことであり、この教義上の問題をどうクリアするかが最大の解決すべき課題である。
しかし、昭和天皇の御遺志であるならば、どんなに困難な課題でも解決せずにはおけないのは言うまでもない。
’注)「A級戦犯」という用語の使用自体が不適当であるという考えがあるのは承知しているが、浅学ゆえ、これを言い換える適当な言葉を知らないので一般的な歴史用語として使用したことをお断りしておく。
安倍靖国参拝は「サンフランシスコ体制への挑戦」だ。首相にその覚悟を問う。
■安倍靖国参拝は「サンフランシスコ体制への挑戦」だ。首相にその覚悟を問う。

●先の大戦の戦勝国にとって、安倍靖国参拝はサンフランシスコ体制への挑戦と映る。
●中国の拡張意思が明白な中、日米の紐帯を弱める行為は外交戦略の定石から見ると下策であり時期尚早だ。
●しかしながら、踏み出した以上、これを機に来るべき東京裁判史観の修正に向け準備を加速すべきだ。

◆参拝の波紋◆
昨年末26日に安倍首相が、予てから公約していた靖国神社参拝を行った。
これに対し、中韓両国は予想通り非難声明を出し、主要各国からは懸念が表明され、特に駐日米国大使館、続いて米国務省は「失望した」との異例の表現で批判した。

首相は靖国参拝について、「国の為に戦った戦没者に国のリーダーが個人として哀悼の意を表明する行為は他国から何ら非難されるべきではない」との立場だ。
一方、日本を非難する各国には、A級戦犯が合祀されている靖国を国のリーダーが参拝する事は、戦後の国際社会を形成するサンフランシスコ講和体制への挑戦と映っている。

このギャップを埋める事は困難だ。
筆者は予てから靖国参拝問題について、第一段階としてA級戦犯を分祀した上での天皇及び首相の参拝可能化を図る、第二段階として中国の拡張意思が明白な中、米国を筆頭とした各国との紐帯を強め中国を牽制し何らかの形で中国の牙を抜く、第三段階として国際社会に向け東京裁判(極東軍事裁判)史観の修正を図った上で「A級戦犯」を再合祀し、進んではサンフランシスコ体制の見直しを図るべきと考えていた。

この成就には最低10年は掛り、それまでは中国と各国に楔を打ち込み離反させるようにこそすれ、共同させる事は外交上の下策と考えてきた。

だが、今回安倍首相は参拝に踏み切った。
今後安倍首相が採る選択肢は、(1)参拝を自粛する、(2)A級戦犯分祀または新たな追悼施設の建設を表明し参拝する、(3)国際世論に左右されず参拝を継続する、(4)国際社会に向け東京裁判史観の修正を発信しつつ参拝を継続する、の4つ若しくはこれ等の混合型だ。
恐らく、現実に安倍首相が採る選択肢は、就任以来の行動パターンから察するに(1)か(2)となるだろう。

(3)、(4)は、中国の牙を抜くべく他国と協調して囲い込みを図る中では、ほぼ不可能だろう。

◆大東亜戦争は聖戦か◆
しかし、国際社会に向けての東京裁判史観の修正については、今から準備をすべきだ。
これ等については、瀬島龍三著「大東亜戦争の実相」等で多くが語られてきた。
だが、そこで語られている「大東亜戦争は、祖国防衛戦争であると共に欧米による支配からのアジア解放の聖戦であった」とのコンセプトを国際社会に認めさせるには、次の事項についての一層の体系化、理論化、洗練化が必要である。

●欧米による「日本植民地化」の蓋然性の証左
●欧米による植民地統治より、日本による統治が人道的であった理由とその証左
●日本による統治は、自治独立への過渡的形態と位置付けられていた事の証左
●戦闘による現地人及び欧米人死傷者数が、上記「善政」を是とするに足る範囲に留まったと主張するに足る理論構築
●戦闘や統治の過程で残念ながら起きた暴力や性暴力が、発生数や状況に於いて「事故」の範囲に収まる事の証左

近年、中韓を除くアジア諸国で、戦前戦中の日本について肯定的な意見が発せられている。
これは、中国の拡張主義への恐怖への反作用、世界的な左翼の退潮が影響している事は間違いない。
しかし、歴史の性質として、流血の記憶は世代交代と共に薄れ、替って大きな歴史的流れに対する認識が浮上する事にも起因する。
例えば織田信長は、当時比叡山、石山本願寺焼き討ち等により天魔(現代で言う悪魔)と呼ばれていたが、現在では中世を打ち破った日本史最大の革命児として尊敬を集めている。

筆者は、浅学にして未だ大東亜戦争を聖戦であるか否かを断ずるに躊躇がある。
欧米によるアジア植民地支配に対して、日本によるアジア支配の企てが起こり、鬩ぎ合いの結果の日本の敗北、アジアの解放という、正、反、止揚して合を為すとするヘーゲル哲学に於ける絶対精神、理性の狡知に操られた弁証法的展開ではなかったかとの感もある。

しかし、何れにせよ大東亜戦争を終末とする一連の戦争について、東京裁判史観から脱し、総括して国際社会に向け発信する事は、中国の牙を抜いた後に遅かれ早かれやらねばならぬ事だ。
今回の安倍靖国参拝が、その契機となるなら意味ある事となる。
米国から離れだした国々
サンフランシスコ講和条約時点では、竹島は韓国領とした前判断を日本領に戻し、尖閣は日本領から占領による米国統治領だったと思いますが違うでしょうか。中共も日本領とした地図を出しているそうです。これだと戦後秩序に挑戦しているのは中韓ということですが、同盟国米国は中韓を糺すべき立場のはずですが逆に無為により仕向けています。今までも効果大の日本にプレッシャーを与える道具立てを忘れなかったともアングロサクソン伝統の植民地支配の奥儀とも言えます。戦後中韓との条約締結後も何十年もたって、朝日新聞の指南かどうか知りませんが靖国を問題とするようになり、今回めでたく中韓が作った問題にオバマ米国政府も戦後はじめて相乗りすることになったわけです。ここまで愚かな米国大統領は戦後いませんでした。だったら中韓がゴネだす前の戦後間もない何十年も前に命令すればよいでしょう。こういうことを問題にしだしたら収拾がつかなくなることや日本人の怨念を恐れ弔う精神は米国もわかっていたはずですが、今回利用することにしました。日本にはヒトラーのように全責任をなすり付ける対象はなく、米国がわざわざ見逃した戦犯もいるわけです。今となっては哀悼の精神を侮辱するか逆に武装強化を誘導するものに見え、致命的誤りにも世界の警察官をやめるようにも見えます。信頼は戻らないでしょう。そうなると東アジアでは日本に核武装を認めないと抑止力が効きません。それともTPPでのいつものプレッシャーなのか。あまりにも場当たり的だ。
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